長崎総合科学大学の総合型・公募推薦では、これまでの活動や大学で取り組みたいことを発表し、その内容と志望理由・自己申告書に基づく個別面接を受けます。制作や資格、探究の成果だけでなく、本人が工夫した過程と、大学で深めたい内容を説明できるようにしましょう。
2027年度の要項に掲載された工学部、総合情報学部、先端工学部を対象に、学科・コースに応じた例を紹介します。以下は独自の架空の練習用の質問・回答例で、過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。省略部分には本人の実際の経験を入れてください。学校推薦型は公募のみを扱います。
総合型と公募推薦は、発表時間を分けて準備
| 方式 | 発表・面接の内容 | 配点と準備する書類 |
|---|---|---|
| 総合型・総合選抜 | 発表10分程度と個別面接10分程度。これまでの活動や入学後に取り組みたいことを発表 | 発表100点、面接100点、調査書100点。志望理由・自己申告書等を含め総合的に選考 |
| 公募・一般推薦 | 発表5分程度と個別面接10分程度 | 発表100点、面接100点、調査書100点。学校長の推薦書、志望理由・自己申告書等も使用 |
| 公募・専門学科・総合学科推薦 | 発表5分程度と個別面接10分程度 | 配点は一般推薦と共通。高校の専門学科・総合学科等の条件を確認 |
総合型の発表では、プロジェクター・スクリーンは使えません。資料の持参、タブレット、ノートパソコンの使用は可能です。公募推薦も資料や端末の使用は可能ですが、発表は5分程度のため、同じ原稿をそのまま使わず、伝える内容を絞りましょう。
面接では、志望理由・自己申告書と発表に基づいて質問することが要項に記載されています。発表資料を作る前に、本人の取り組み、工夫、結果、大学で学ぶ理由を整理することが役立ちます。
出典:長崎総合科学大学公式令和9年度学生募集要項1~5・8~13ページ、学生募集要項ダウンロード。
総合型の発表は10分程度、公募推薦は5分程度です。発表後の面接まで見据え、本人が取り組んだ過程を説明できるようにしましょう。
2027年度の学部・学科と、実績のつなげ方
工学部工学科では建築コース・医療情報工学コース、総合情報学部総合情報学科では知能情報コース・経営情報コースが募集されています。先端工学部はグリーン・デジタル学科とグリーン船舶システム学科です。旧コース名だけで志望理由を準備せず、出願する学科・コースを確認してください。
大学は、新しいことへの好奇心、自ら課題を見つけて挑戦する姿勢、社会への貢献等を重視しています。物理検定・化学検定・生物検定、情報オリンピック、統計の学習、制作や実験等も、本人の経験に応じて説明できます。紹介例は、資格による加点を示すものではありません。
要項では、取得した資格や検定、コンテスト・大会の入賞等について、確認できる資料の写しを提出する案内があります。成果の証明と、自分が学んだことの説明をそろえ、担当していないことまで本人の実績として話さないようにしましょう。
学科・コース別の質問例と回答例
建築コース:建物や街への関心を、どう深めましたか
……(本人が建築や地域の空間に疑問を持った経験)……から、……(観察・模型制作・調査等)……に取り組みました。……(条件を変えたり意見を聞いたりした工夫)……を通じ、見た目だけでなく使う人と環境を考える必要を学びました。大学では構造や環境、設計を基礎から学び、暮らしを支える建築を考えたいです。
医療情報工学コース:技術を、医療にどう役立てたいですか
……(本人が医療機器や健康への関心を持った経験)……から、……(物理・情報・生物の学習や制作等)……に取り組みました。……(仕組みを調べて分かったこと)……を通じ、工学だけでなく医学と安全への理解も必要だと感じました。大学では医療と工学を学び、医療の現場を支える技術を深めたいです。
知能情報コース:制作や問題解決で、何を工夫しましたか
……(本人のプログラミングや情報オリンピックの予選等の経験)……では、……(動作や効率で難しかった点)……がありました。……(実装や比較方法を変えたこと)……から、試して確かめる大切さを学びました。大学では情報技術を基礎から学び、人や社会に役立つシステムを考えたいです。
経営情報コース:データから、どんな課題を考えましたか
……(本人が学校や地域で気づいた課題)……について、……(統計学習・集計・調査等)……を行いました。……(比較して分かった点と、データだけでは分からなかった点)……から、数字と現場の両方を知る必要を感じました。大学では経営と情報を学び、地域や組織の課題解決につながる分析を深めたいです。
グリーン・デジタル学科:環境とデジタルへの関心は、どうつながっていますか
……(本人がエネルギーや資源に疑問を持った経験)……から、……(物理・化学・情報の学習や測定等)……に取り組みました。……(条件と結果を比べたこと)……を通じ、技術の効果を根拠から確かめる必要を学びました。大学では工学とデジタル技術を学び、環境負荷を減らす仕組みを考えたいです。
グリーン船舶システム学科:船舶や海洋の課題に、なぜ関心がありますか
……(本人が船舶や海洋環境に関心を持った経験)……について、……(流体・エネルギー・物理検定の学習や調査等)……に取り組みました。……(構造や条件を調べて分かったこと)……から、安全性と環境への配慮を合わせて考える必要を感じました。大学では船舶設計やデジタル技術を学び、海を支えるシステムを深めたいです。
制作・探究の成果だけでなく、方法を選んだ理由、失敗から変えた点、大学で深めたい疑問を整理しましょう。
志望理由・自己申告書と発表の質疑を練習
発表は、関心を持ったきっかけ、取り組んだこと、工夫、結果と学び、大学で取り組みたいことの順に整理できます。制限時間を測り、初めて聞く人にも伝わるか確かめましょう。資料がなくても、本人の役割と主な結果を説明できることが大切です。
面接練習では、「なぜその方法を選んだか」「結果からどこまで言えるか」「大学で何を学ぶ必要があるか」といった質問を考えてみましょう。これは独自の練習の提案です。実際に行っていない実験や取得していない資格を、回答に加えてはいけません。
スキルパスでは、本人の資格学習・探究・制作から、志望理由・自己申告書、発表資料、面接まで一貫して支援します。経験の説明と、大学での学びへの理解をそろえ、発表後の質問にも本人の言葉で答えられるように準備します。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
2027年度の日程と、公募推薦の出願条件
公募推薦前期と総合型Ⅱ期の出願期間は2026年11月1日~13日で、書類は必着です。試験は11月22日、合格発表は12月2日。公募推薦後期と総合型Ⅲ期は11月16日~12月1日出願、12月13日試験、12月25日合格発表の予定です。
公募推薦は、学校長の推薦と全体の学習成績の状況3.0以上等が条件です。一般推薦は普通課程、専門学科・総合学科推薦は工業・水産・商業・農業等の専門学科や総合学科が対象となります。出願区分に合う条件を確認しましょう。
総合型には2027年のⅣ~Ⅵ期もあります。公募推薦と総合型で発表時間や入学条件が異なるため、最新の要項と受験票を確認してください。募集要項掲載後の変更のお知らせも、出願前に確認する必要があります。
書類の必着期限と発表時間を確認し、志望する学科・コースに合わせた資料と面接回答を準備しましょう。
志望理由の整理には、次の記事も参考になります。


