下関市立大学の看護学部は、公募推薦の全国推薦・地域推薦の両方で個別面接があります。図表理解の小論文と書類も含む選抜です。看護を学ぶ理由と、高校での学びや人との関わりを、自分の経験から説明する準備が大切です。
この記事では、公募制の学校推薦型を扱い、学部・方式の違いと看護の質問例を紹介します。以下の質問・回答は独自に作成した架空の練習例です。大学の過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。省略部分には本人の実際の経験を入れてください。
学部・方式による面接の有無を確認する
| 学部・方式 | 面接 | 併せて確認する内容 |
|---|---|---|
| 経済学部・全国推薦 | なし | 書類、小論文の長文理解・図表理解 |
| 経済学部・地域推薦B | なし | 書類、小論文の長文理解・図表理解 |
| データサイエンス学部・全国推薦、地域推薦 | なし | 書類、小論文の図表理解 |
| 看護学部・全国推薦、地域推薦 | 個別面接 | 書類、小論文の図表理解 |
面接を実施しない方式では、面接練習よりも、小論文と提出書類に必要な準備を優先してください。経済学部には経済、国際商、公共マネジメントの3学科がありますが、表に示した公募推薦の方法は共通です。
看護学部は、人の話を理解して筋道立てて考え、説明する力や、他者と協力して学ぶ姿勢を求めています。地域推薦では、下関市と周辺地域の保健医療福祉に貢献する意志も出願条件です。
出典:大学公式2027年度学校推薦型選抜募集要項3~11ページ。
看護学部の公募推薦は、個別面接と図表理解の小論文があります。志望理由を話す準備と、資料を読んで考える練習を並行しましょう。
志願理由書から、看護を学ぶ理由と経験を整理する
看護学部の志願理由書には、卒業後の希望・進路を含む志望の動機を記載します。将来像だけで終わらず、そう考えた経験と、大学で学びたい内容をつなげてください。
| 整理する内容 | 振り返るための問い |
|---|---|
| 看護への関心 | どの経験や学習から、看護職を知り、関心を持ったか |
| 高校での学習 | 疑問をどう調べ、資料や知識を使って考えたか |
| 人との関わり | 何を聞き、自分はどう行動し、何を見直したか |
| 地域への関心 | 地域の誰のどんな課題を調べ、何を学びたいと考えたか |
生物検定、化学検定、統計検定、健康や福祉の探究等の経験があれば、本人が何を学び、どのように使ったかを整理しましょう。取得や参加が一律に加点されるという意味ではありません。
医療の見学や地域活動は、参加した事実に加え、見聞きした範囲と自分の考えを分けて説明してください。患者の気持ちや治療の効果を、限られた経験だけから断定する必要はありません。
出典:大学公式看護学部志願理由書。
看護学部の質問例と回答の組み立て方
看護を学びたいと考えた理由を教えてください
……(本人が健康や暮らし、人を支える仕事に関心を持った経験)……から、……(授業、探究、活動等)……に取り組みました。……(調べたり、人の話を聞いたりして気付いたこと)……を通じ、身体の状態だけでなく、生活や考え方も理解する必要を感じました。大学では看護の基礎と人を理解する方法を学びたいです。
生物の学習や生物検定等の実績があれば、知識がどんな疑問や調査につながったかを説明できます。看護職とほかの医療職について調べ、看護の何に関心があるのかを、自分の経験から話しましょう。
意見が異なる相手と、どう協力しましたか
……(本人が学校や活動で協力した場面)……では、……(意見の違いや困ったこと)……がありました。私は……(相手の考えを確かめるために行ったこと)……を通じ、……(本人が変えた行動)……を試しました。……(結果と残った課題)……から、自分の考えを伝えるだけでなく、相手の状況を理解する大切さを学びました。
大きな役職や受賞歴がなくても、学校生活の具体的な場面を振り返れます。グループ全体の成果と、本人の役割や行動を分けて説明してください。
下関や周辺地域の健康・暮らしについて、何を調べましたか
……(本人が地域の暮らしや健康に疑問を持った経験)……から、……(公的資料、聞き取り、活動等)……を調べました。……(対象や資料の条件)……を踏まえると、……(分かったこと)……がありました。一方で……(まだ確かめられていない点)……もあり、大学で看護と地域の保健医療福祉を学び、さらに考えたいです。
地域推薦では、卒業後の地域への貢献も考えておきましょう。地域の話題を覚えるだけでなく、誰のどのような課題か、資料の出典と対象も確かめてください。
本人の経験、相手と協力した過程、大学で学びたい内容をつなげて話しましょう。実際に取り組んだ範囲を超えて実績を作る必要はありません。
面接の質疑と、図表から根拠を読み取る練習
志願理由書の経験ごとに、「なぜそう考えたか」「自分は何を担当したか」「別の見方はあるか」と質問を重ねてみてください。暗記した文章を話すだけでなく、問われた内容に答える練習が大切です。
図表を読む際は、対象者、単位、期間、割合と実数の違いを確認しましょう。図表から言えることと、追加の資料がないと言えないことを分けると、根拠を持って考える練習になります。
全国推薦と地域推薦は、高校の所在地や本人・扶養者の住所によって対象が分かれます。看護の地域推薦には北九州市の高校等も含まれるなど、学部によって条件が異なります。本人がどちらに該当するかを先に確認してください。
スキルパスでは、本人の学習や探究、地域活動等を振り返り、志願理由書と面接の準備を支援します。活動の成果と考えた過程を整理し、本人の言葉で説明する練習を重ねます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
2027年度推薦の日程と看護学部の当日の流れ
| 項目 | 日程・内容 |
|---|---|
| 出願期間 | 2026年11月2~9日。郵送書類は最終日の消印有効 |
| 受験票 | 2026年11月13日15時以降にダウンロード・印刷 |
| 試験日 | 2026年11月21日 |
| 入室完了 | 9時40分 |
| 看護の小論文 | 10時~11時 |
| 看護の面接 | 11時30分~17時予定の間に実施 |
| 合格発表 | 2026年12月4日10時以降 |
面接の順番等は当日に案内され、時間の希望は受け付けられません。表の面接時間帯は、本人がその時間ずっと面接を受けるという意味ではありません。受験票と受験案内を確認してください。
看護の全国・地域推薦は、全体の学習成績の状況3.5以上、学校長の推薦、卒業時期、合格時の入学確約等の条件があります。出願区分と学校の推薦人数も、学校で確認しましょう。
出願はWeb登録と書類提出が必要です。受験票の印刷と、試験当日の入室時刻まで確認しておきましょう。
大学公式の募集要項掲載ページで、最新の案内と様式を確認してください。
志望理由の整理は、関連記事でも紹介しています。


