公立小松大学の公募推薦は、地域推薦と一般推薦に分かれ、3学部4学科すべてに個人面接があります。地域推薦は共通テストなし、一般推薦は共通テストありです。生産システム科学科の地域推薦には、数学・物理の基礎的な試問も含まれます。
方式の違いと、学科ごとの質問例・回答の組み立て方を紹介します。以下は独自に作成した架空の練習例です。過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。省略部分には本人の実際の経験を入れてください。学校推薦型は公募制を扱います。
地域推薦と一般推薦の面接・共通テストを比較する
| 学科 | 地域推薦 | 一般推薦 |
|---|---|---|
| 生産システム科学科 | 個人面接100点。数学・物理の基礎的な試問を含む | 個人面接100点と共通テスト300点 |
| 看護学科 | 個人面接200点 | 個人面接200点と共通テスト300点 |
| 臨床工学科 | 個人面接200点 | 個人面接200点と共通テスト300点 |
| 国際文化交流学科 | 個人面接100点と課題作文100点 | 個人面接200点、課題作文200点、共通テスト400点 |
地域推薦の市内・県内・北陸3県の各区分は、同じ選抜方法です。ただし、出願できる区分は学科や高校所在地、住所等によって異なります。一般推薦も含め、調査書、推薦書、志願理由書を使って総合的に判定します。
国際文化交流学科の課題作文は、地域推薦では英語の導入文を読み、日本語で作文する形式です。一般推薦は日本語の導入文を使います。面接に加え、資料の内容と自分の考えを整理する練習も進めましょう。
一般推薦の共通テストは、生産システム科学科が数学・物理、看護学科と臨床工学科が数学・英語、国際文化交流学科が国語・地歴公民・英語です。指定された科目の組合せまで要項で確認してください。
出典:大学公式2027年度学校推薦型選抜募集要項9~23ページ。
地域推薦は共通テストなし、一般推薦は共通テストありです。面接と併せて必要になる試験を、学科ごとに確認しましょう。
志願理由書から、学習・活動・地域への関心を整理する
志願理由書は500字以内で、本人が黒のボールペンで自筆記入します。大学と学科を志望する理由を、これまでの経験から具体的に整理してください。
| 振り返る内容 | 面接で説明できるようにしたいこと |
|---|---|
| 高校の学習 | 疑問を持ち、資料や実験等で確かめた経験 |
| 探究・制作・活動 | 本人の役割、方法を選んだ理由、結果と課題 |
| 人との関わり | 意見の違いをどう理解し、協力したか |
| 学科での学び | 経験から残った問いと、大学で学びたい内容 |
地域推薦では、地域への関心と、学科で専門的に学びたい内容をつなげて考えましょう。小松や北陸の話題を並べるだけでなく、自分が調べたことや活動から分かったことを整理してください。
物理検定、生物検定、化学検定、統計検定、情報オリンピック予選Bランク等の経験も、本人が実際に取り組み、説明できる内容であれば材料になります。これらが一律に加点されるという意味ではありません。
出典:大学公式学校推薦型選抜志願理由書。
4学科の質問例と回答の組み立て方
生産システム科学科:制作や実験で、どのように考え直しましたか
……(本人が仕組みやものづくりに疑問を持った経験)……から、……(制作、実験、プログラム等)……に取り組みました。……(当初うまくいかなかった点)……に対し、……(条件の変更や比較)……を試しました。……(分かったこと)……がある一方、……(残った課題)……もあり、大学で数学・物理や工学の基礎を深めたいです。
物理検定や情報系の競技等の経験を使う場合も、知識をどの判断に使ったかまで説明しましょう。地域推薦の基礎的な試問に向けては、答えだけでなく、式や図の意味と考え方を口頭で説明する練習も必要です。
看護学科:相手の立場を理解するために、どんな工夫をしましたか
……(本人が人の健康や生活に関心を持った経験)……から、……(学習、探究、地域活動等)……に取り組みました。……(人と関わった具体的な場面)……で、……(話を聞く、確かめる等の工夫)……を通じ、……(気付いたこと)……がありました。大学で看護の基礎と人を理解する方法を学び、地域の健康を支える仕事を目指したいです。
生物検定や健康に関する探究等の実績があれば、資料を読み、疑問を調べた過程を振り返ってください。「人と話すことが得意」という自己評価だけで終わらず、意見が違う相手と関わった場面も整理しましょう。
臨床工学科:医療と工学の両方を学びたい理由は何ですか
……(本人が医療機器や検査、治療を支える技術に関心を持った経験)……から、……(授業、実験、調査等)……を進めました。……(仕組みを調べて分かったこと)……を通じ、技術を正確に理解するとともに、安全や人への配慮も必要だと感じました。大学で理数系の基礎と臨床工学を学び、医療を支える技術への理解を深めたいです。
物理検定、化学検定、電子工作やプログラミング等の本人の経験は、仕組みや条件を確かめた過程から説明できます。機器が好きという話に加え、医療に関わる仕事として何を大切にしたいかも考えておきましょう。
国際文化交流学科:地域の課題を、どのような視点で調べましたか
……(本人が地域や文化の違いに疑問を持った経験)……から、……(資料調査、聞き取り、交流活動等)……に取り組みました。当初は……(自分の見方)……でしたが、……(異なる立場の意見や資料)……を受け、……(考えが変わった点)……に気付きました。大学では国際的な視点を身に付け、地域の課題を考える力を深めたいです。
語学資格、地域探究、発表等の経験がある場合は、何を比較し、どこまで確かめられたかを説明してください。一人の意見を地域全体の意見と考えず、資料の背景や対象にも目を向けましょう。
資格名や活動の結果に加え、本人が考えたこと、見直した過程、大学で深めたい疑問まで話せるようにしましょう。
基礎的な試問と、理由を尋ねる質問への準備
生産システム科学科の地域推薦では、数学・物理の基礎について、図や式を使って考え方を説明する練習を進めてください。単位や条件を確かめ、どの法則や考え方を使ったかを言葉にすることが役立ちます。
どの学科でも、志願理由書の経験に「なぜ」「何を根拠に」「自分はどう関わったか」と質問を重ねてみましょう。準備した長い文章をそのまま話すだけでなく、問われた点へ答える練習が大切です。
国際文化交流学科は課題作文もあります。導入文の要点と、自分の主張を支える理由を分けて整理してください。一般推薦では、共通テストの学習を並行して進める必要があります。
スキルパスでは、本人の探究、制作、資格学習、地域活動を振り返り、志願理由書と面接の準備を支援します。学科で学びたい内容と過去の経験をつなぎ、本人の言葉で説明する練習を重ねます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
2027年度の推薦日程と学科別の試験会場
| 項目 | 地域推薦 | 一般推薦 |
|---|---|---|
| 出願期間 | 2026年11月2~6日 | 2026年12月7~11日 |
| 個別試験 | 2026年11月14日 | 2026年12月19日 |
| 合格発表 | 2026年12月1日10時 | 2027年2月10日10時 |
出願書類は、それぞれ締切日の17時必着が原則です。遅れて到着する場合の取扱いは要項を確認し、余裕を持って書留速達で郵送してください。Webでの登録や支払いだけで出願が完了するわけではありません。
試験会場は、生産システム科学科が粟津、看護学科が末広、臨床工学科が中央第2、国際文化交流学科が中央キャンパスです。両推薦とも、国際文化交流は課題作文9時~10時30分、面接11時30分から、ほかの学科は面接9時からです。本人の集合時刻等は受験案内に従ってください。
推薦には卒業時期、学習成績概評B段階以上・全体の学習成績の状況3.5以上、学校長の推薦、合格時の入学確約等の条件があります。地域推薦の地域条件や、学校からの推薦人数も確認が必要です。
試験会場は学科ごとに異なります。方式の日程、書類の締切、キャンパスをまとめて確認しましょう。
大学公式の入試情報で、最新の募集要項と受験案内を確認してください。
志望理由の整理は、関連記事でも紹介しています。


