東京都立立川高校は、SSHの取り組みの一つとして課題研究の様子を公開しています。学校公式の2026年度入試結果と、1・2年生の研究活動の報告から、大学合格実績と理系推薦に向けた研究の振り返り方を紹介します。
2026年度入試の合格実績には、東京都立大学35人(現役29人)、東京農工大学12人(現役9人)、東京科学大学理工系12人(現役10人)が掲載されています。
東京都立立川高校の2026年度の大学合格実績
対象は2026年5月25日更新の入試合格状況のうち2026年度欄です。
| 大学名など | 現役・既卒合計 | うち現役 |
|---|---|---|
| 東京大学 | 2人 | 2人 |
| 東京科学大学・理工系 | 12人 | 10人 |
| 東京農工大学 | 12人 | 9人 |
| 東京都立大学 | 35人 | 29人 |
| 東北大学 | 9人 | 8人 |
| 北海道大学 | 7人 | 6人 |
| 横浜国立大学 | 7人 | 6人 |
| 京都大学 | 3人 | 3人 |
出典:東京都立立川高等学校・2024~2026年度入試合格状況(2026年5月25日更新)。
資料には2024~2026年度が並んでいますが、表は2026年度の一部です。東京科学大学は資料の理工系の行を使用しています。現役と既卒、合格者数と実際の進学者数を区別しています。
理工系の大学に加え、複数の学問分野を持つ大学にも合格実績が掲載されています。研究で用いた実験・分析・情報処理のうち、何を大学でさらに学びたいかを考える参考になります。
学校の大学実績と、これから出願する方式の条件は分けて確認しましょう。 合格・進学した大学の一覧だけでは、利用した選抜方式やSSH活動との関係までは分かりません。
東京都立立川高校の中間発表を生かして進めるSSH課題研究
以下は、2026年11月4日掲載の10月31日の課題研究の報告をもとに整理した活動です。
| 活動名 | 対象・時期 | 公式資料で確認できる内容 |
|---|---|---|
| 調査・実験・検証の継続 | 2026年10月31日・1、2年生の研究活動 | 中間発表会の経験を生かしながら研究を進めた様子が報告されています。 |
| 助言と協議を通した研究 | 同日の活動報告 | 教員や教職大学院のTAから助言を受け、仲間との協議や資料の検討に取り組む様子が紹介されています。 |
出典:東京都立立川高等学校・SSH課題研究の様子(2026年10月31日の活動報告)。
発表で得た意見を、その後の調査や実験へどう反映したかが説明のポイントです。助言を受けた事実と、自分で考えて選び直した方法は分けて整理してみましょう。
SSHの研究経験を、総合型・公募推薦に生かす
研究テーマの名前だけでなく、自分が考えたこと、確かめた方法、結果から分かったことを説明しましょう。
中間発表の前後で研究計画を変えたなら、どの指摘を受けて何を確かめ直したかを記録しておきましょう。変更の理由と検証の結果を説明できると、研究の進め方を具体的に伝えられます。
教員やTAの支援を受けた研究でも、自分が設定した問い、自分で行った分析、共同で検討した内容を区別することが大切です。その経験から残った課題が、大学で学びたい理由につながります。
チームで研究した場合は、共同の成果と自分の担当を分けて整理しておきましょう。うまくいかなかった実験や予想と異なった結果も、原因をどう検討したかを示す材料になります。
資格・コンテスト・探究を深める活動例
以下は、これからの学習や活動を考えるための例です。この学校の生徒が取得・受賞した実績を示すものではありません。
情報・統計
統計検定や基本情報技術者試験の学習を、研究データの分析や自作プログラムに使う方法が考えられます。情報オリンピックに挑戦した場合も、実際の成績と、自分が工夫した解き方を分けて説明しましょう。
物理・工学
物理検定の学習を、実験や装置の原理を理解するために使えます。設計・製作に取り組む場合は、条件を選んだ理由と、測定や動作確認で分かったことを残してみましょう。
化学・生物
化学検定・生物検定の学習を、反応・材料・生態などの研究に生かす方法が考えられます。資格を取得した事実と、自分が行った実験や観察の内容は分け、実際に取り組んだことだけを記載してください。
資格の取得や大会への参加で終わらず、学んだ知識を自分の研究や分析に使った経験まで整理することが大切です。
総合型・公募推薦を目指すための準備
志望する学部・学科の募集要項で、出願資格と評価内容を早めに確認しておきましょう。
| 確認したいこと | 準備のポイント |
|---|---|
| 出願資格 | 学科・課程、卒業年度、評定、履修科目、資格、学校長の推薦など |
| 学力の確認 | 数学・理科・英語、口頭試問・学力試験・共通テストの有無 |
| 研究や活動の資料 | 問い・研究方法・結果・考察、本人の役割、提出できる資料の範囲 |
| 志望理由 | 高校の研究で生まれた関心と、大学で学びたい授業・研究分野とのつながり |
| 日程と入学条件 | 出願期間、試験日、合格後の入学条件、他大学との日程 |
SSHでの活動だけで合否が決まるとは限りません。研究の説明と基礎学力、志望理由書・面接を合わせて準備してください。
次の3大学は、これから志望校を考えるための参考です。この学校の過去の進学先を追加しているものではありません。各大学の記事と募集要項を読み、自分の研究分野や出願条件との相性を確かめてください。
東京都立立川高校のSSH活動と大学進学でよくある質問
掲載された大学は、すべて総合型や公募推薦での実績ですか?
大学の実績一覧だけでは、利用した選抜方式までは分かりません。これから出願する大学・学部の募集要項で、出願資格や評価内容を確認してください。
SSHの研究を出願書類や面接で説明するには?
問いを持った理由、方法を選んだ根拠、結果と考察、自分の役割を整理してみましょう。研究で残った課題と、大学で深めたい分野をつなげることも大切です。
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