日本漢字能力検定、通称「漢検」の学習は、理系進学にも生かせます。語彙を、研究内容の説明や小論文に使える力へ伸ばしましょう。
拓殖大学工学部の2027年度自己推薦方式では、漢検2級以上が資格点の評価内容に掲載されています。一方、資格名を挙げていない大学では、学んだことをどう実際の学習や表現に使うかが重要になります。
漢検で身につけたい力
漢検は公益財団法人日本漢字能力検定協会が実施し、漢字を文章の中で正しく使う力を測る検定です。2級は高校生までに学ぶ常用漢字すべてを対象としています。
理系でも、実験の条件、結果、考察を正確に書き分ける力は大切です。用語の意味を理解し、読み手に伝わる文章で説明する練習を進めましょう。
理系大学の推薦入試に生かす例
| 大学・方式 | 漢検と関係する準備 | 資格の扱い |
|---|---|---|
| 拓殖大学工学部・総合型自己推薦方式 | 2級以上の証明と、志望理由・面接対策 | 資格点の評価内容に明記 |
| 長岡技術科学大学・第1学年公募推薦 | 学んだ内容を志望調書・小論文・口述で説明 | 漢検の必要級・固定加点は確認されない |
| 工学院大学・探究成果活用型選抜 | 理数系探究を報告書と発表にまとめる | 漢検取得だけで探究条件を満たす方式ではない |
下の2大学は、漢検単独の優遇例として挙げたものではありません。語彙の学習を、工学の学習・探究と結びつけて説明する進路の例です。
拓殖大学工学部は2級以上を資格評価に
拓殖大学の2027年度総合型選抜Ⅰ期・Ⅱ期(自己推薦方式)は、工学部の資格点の評価内容に「日本漢字能力検定2級以上」を掲載しています。資格・活動実績記入表と、証明資料または写しを提出する方式です。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象で、他大学との併願が可能です。書類審査100点のうち、高校生活・課外活動・資格等が50点、学業成績が50点です。漢検2級だけで50点になるという意味ではありません。
機械システム工学科なら基礎数学100点と面接150点もあります。資格取得と並行して、数学の基礎や大学で学びたい専門分野を整理しましょう。
出典:拓殖大学「2027年度総合型選抜入学試験要項」51〜57ページ
長岡技術科学大学は専門の理解を言葉で説明
長岡技術科学大学の2027年度第1学年学校推薦型選抜は、推薦書・調査書60点、小論文60点、専門の基礎的な試問を含む面接180点で選考されます。共通テストは課しません。
工業等の学科・総合学科のルートは、2027年3月卒業見込み、全体評定4.0以上と学校長推薦などが条件です。総合学科には専門科目の単位条件があり、商業・情報・農業等は出願分野も制限されます。合格後は入学の確約が必要で、他の国公立大学との重複推薦はできません。
漢検の必要級や固定加点は確認されませんが、論理的な思考・判断・表現は推薦書の評価項目です。語彙学習を生かし、実習で使う専門用語の意味、手順、結果を説明できるようにしておきましょう。
出典:長岡技術科学大学「2027年度第1学年学校推薦型選抜学生募集要項」1〜3・18〜19ページ
工学院大学は理数系探究の発表経験が必要
工学院大学の2027年度探究成果活用型選抜は、理数系テーマの探究と、学内外での発表または外部コンクール等への提出経験がある現役生を対象にしています。
先進工・建築・情報学部では、普通科・理数科は全体評定3.2以上、専門学科は3.5以上などの条件があります。工学部にはこの評定条件を課していません。他大学との併願が可能です。
一次は数学・英語の基礎学力調査と探究活動書類審査、二次は探究のプレゼンテーション・面接等です。漢検の学習を、実際の理数系探究を正確に伝える報告書づくりへ生かしましょう。資格取得だけで探究・発表の条件に代わるわけではありません。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
語彙の学習を志望理由・面接へ
実習や課題研究の用語を調べ、図と文章で説明し、質問を受けて書き直す活動が考えられます。これは今後の活動例です。実際の記録から、説明の改善点を振り返りましょう。
合格証書に加えて、学んだ言葉を使って何を理解し、どう説明したかを伝えましょう。専門学習の実績や数学・英語の対策も合わせて整えることが大切です。
スキルパスでは、資格と評定から出願先を一緒に考えます。実績づくりから志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


