船の安全を支える無線通信に興味がある人へ。海上特殊無線技士の学習から、電波や電子回路、通信システムを大学で深める進路が考えられます。
通信の手順を覚えるだけでなく、なぜ情報が届くのかを考えた経験も実績として伝えましょう。2027年度の北見工業大学、東京電機大学、工学院大学を例に、総合型選抜に向けた準備を紹介します。
海上特殊無線技士の学習内容
海上特殊無線技士は、第一級・第二級・第三級・レーダー級に分かれる無線従事者資格です。日本無線協会の国家試験案内では、無線工学・法規を扱い、第一級には英語・電気通信術もあります。国家試験の受験資格は問いません。
第二級・第三級はCBT方式で実施されています。合格後は免許申請の手続きも必要です。級と資格名を正確に記載し、試験合格と免許取得を区別しましょう。海上無線通信士とは別の資格です。
学習経験を生かして比較したい大学
| 大学・方式 | 経験を伝える場面 | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 北見工業大学・総合型選抜ユニット確定枠 | 学修計画書・面接 | 電波・通信分野への関心 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書・発表 | 電子回路や通信の調査 |
| 工学院大学先進工学部(対象学科)・探究成果活用型選抜 | 理数系探究の報告・発表 | 条件を比較した物理・電子系探究 |
表は関連分野の活動・学習を説明する方式の例で、資格名ごとの固定加点を示したものではありません。
北見工業大学は学びと専門分野をつなげる
総合型選抜ユニット確定枠は、学びたい工学分野が定まっている人を対象に、意欲・適性などを評価する方式です。先進工学科で学べる電気・情報などの分野を調べ、無線の学習をどの専門分野へ発展させたいか考えてみましょう。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。出願資格に評定の数値基準は示されていません。共通テストは課さず、数学Ⅰと物理基礎または化学基礎の確認試験、個人面接、調査書・学修計画書で選考されます。
学修計画書では、これまでの学びを入学後・卒業後にどう生かすか、関心分野、他者との協働などを記述します。合格した場合は必ず入学する意思が必要です。
出典:北見工業大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」1〜2・4ページ
東京電機大学は活動の過程と基礎学力を確認
理工学部の総合型選抜(AO)では、探究や資格・活動経験などを評価します。電子情報工学系を志望するなら、電波と通信機器の仕組みに関する疑問を、学んだ内容と一緒に説明できます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格によるルートでは数学・外国語が各3.3以上。工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が必要です。
一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。電子情報工学系の口頭試問では物理基礎・物理の基礎知識が問われます。理工学部は他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜入学者選抜要項」4・6〜9・23ページ
工学院大学は理数系探究と発表を準備
探究成果活用型選抜では、2027年3月卒業見込みであることに加え、テーマを定めた理数系探究と、学内外の発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。先進工学部は普通科・理数科の全体評定3.2以上、専門学科3.5以上などの条件があります。
一次は数学・英語の基礎学力調査と探究活動書類審査、二次は発表と面接等です。他大学と併願できます。通信条件と結果の関係を比較し、調べた内容を発表する準備が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
資格から志望理由書・面接につながる活動例
今後の活動例として、船舶通信で使われる周波数やアンテナの特徴を公的資料から調べ、通信距離との関係を図にまとめる方法があります。学校で受信を扱う場合は、先生の管理のもとで認められた機器・条件を用いてください。調査や受信の条件をそろえ、どの条件で結果が変わるかを考察しましょう。
「海上無線の学習→電波や通信への疑問→大学で深めたい電子情報」をつなげましょう。面接では、どの資料や条件から考えたのかを示し、自分の調査で分かったことと、今後検証したいことを説明してください。
スキルパスでは、資格・評定・履修科目から出願先を一緒に考え、実績づくりから志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


