ロボットの動きは、座標や制御の考え方と深く関わっています。教示等の特別教育で学んだ内容を、大学で電子・制御を学ぶ理由につなげる方法を紹介します。
ロボットの知識を、動きを予測して確かめた経験で伝えましょう。2027年度の北見工業大学、東京電機大学、工学院大学を例に、総合型選抜に向けた準備を紹介します。
産業用ロボットの教示等特別教育の学習内容
産業用ロボットの教示等の対象業務に関する特別教育です。東京労働局の一覧とアマダスクールのカリキュラムでは、学科7時間・実技3時間とされています。ロボットの構造・機能、教示等の作業に関する知識、関係法令などを学びます。
教示等の特別教育と、検査等の特別教育は別の区分です。学科だけを受講した場合は、実技を含む修了と区別してください。申込時には年齢などの受講条件を確認し、出願資料には教育名・受講内容と本人の経験を正確に記載しましょう。
学習経験を生かして比較したい大学
| 大学・方式 | 経験を伝える場面 | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 北見工業大学・総合型選抜ユニット確定枠 | 学修計画書・面接 | 電子・制御への学修計画 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書・発表 | 座標や動作を考えた経験 |
| 工学院大学先進工学部(対象学科)・探究成果活用型選抜 | 理数系探究の報告・発表 | 動作シミュレーションの探究・発表 |
表は講習での学びを関連分野の調査・探究へ広げる例です。修了しただけで決まる加点表ではありません。
北見工業大学は学びと専門分野をつなげる
総合型選抜ユニット確定枠は、学びたい工学分野が定まっている人を対象に、意欲・適性などを評価する方式です。先進工学科の情報エレクトロニクスや機械・エネルギーなどの分野を調べ、制御について深めたい内容を考えてみましょう。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。出願資格に評定の数値基準は示されていません。共通テストは課さず、数学Ⅰと物理基礎または化学基礎の確認試験、個人面接、調査書・学修計画書で選考されます。
学修計画書では、これまでの学びを入学後・卒業後にどう生かすか、関心分野、他者との協働などを記述します。合格した場合は必ず入学する意思が必要です。
出典:北見工業大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」1〜2・4ページ
東京電機大学は活動の過程と基礎学力を確認
理工学部の総合型選抜(AO)では、探究や資格・活動経験などを評価します。電子情報工学系を志望するなら、ロボットへの関心を、座標やセンサについて調べた経験と結びつけて説明できます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格によるルートでは数学・外国語が各3.3以上。工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が必要です。
一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。電子情報工学系の口頭試問では物理基礎・物理の基礎知識が問われます。理工学部は他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜入学者選抜要項」4・6〜9・23ページ
工学院大学は理数系探究と発表を準備
探究成果活用型選抜では、2027年3月卒業見込みであることに加え、テーマを定めた理数系探究と、学内外の発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。先進工学部は普通科・理数科の全体評定3.2以上、専門学科3.5以上などの条件があります。
一次は数学・英語の基礎学力調査と探究活動書類審査、二次は発表と面接等です。他大学と併願できます。動作の予測と結果を比べ、根拠を示して発表する理数系探究への発展が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
講習の学びを志望理由書・面接へ
例えば、学校で使うシミュレーター上に小さなアームを表し、目標の位置と計算した位置の違いを調べる活動があります。先生の指導のもとで、座標の定義、模型の長さ、計算の前提を記録してみましょう。実機の教示とは分けた学習として、誤差の原因を考え、条件を変えると結果がどう違うかを図や表で説明してください。
「ロボットの学習→座標と動作の予測・検証→大学で深めたい電子・制御」をつなげましょう。面接では、プログラムや図の作成で自分が工夫した部分、うまく説明できなかった点、大学で学びたい内容を順に話しましょう。
スキルパスでは、受講して学んだ内容を探究や進路に結びつけるところから、出願先の検討、志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


