レールに沿って人や荷物を運ぶ装置には、車輪や動力、制御の工夫があります。軌道装置の学びを、大学で機械・運搬システムを研究したい理由へ広げてみましょう。
レールと車両の仕組みを、学校で調べた根拠とともに伝えましょう。2027年度の北見工業大学、東京電機大学、工学院大学を例に、総合型選抜に向けた準備を紹介します。
軌道装置動力車運転特別教育の学習内容
軌道装置の動力車を運転する業務に関する、労働安全衛生法上の特別教育です。東京労働局の一覧では学科6時間・実技4時間とされています。実施機関のMSTCでは学科講習を行い、実技については事業所内の修了証明書を提出する方式を案内しています。
学科のみの受講と、実技を含む修了は分けて記載してください。この特別教育を、営業鉄道の運転免許として紹介することはできません。年齢などの受講条件と、対象業務に就ける条件も、実施機関や事業者に確認しましょう。
学習経験を生かして比較したい大学
| 大学・方式 | 経験を伝える場面 | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 北見工業大学・総合型選抜ユニット確定枠 | 学修計画書・面接 | 機械・運搬への学修計画 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書・発表 | 車輪やレールを調べた経験 |
| 工学院大学先進工学部(対象学科)・探究成果活用型選抜 | 理数系探究の報告・発表 | 模型の動きやデータの比較・発表 |
表は講習での学びを関連分野の調査・探究へ広げる例です。修了しただけで決まる加点表ではありません。
北見工業大学は学びと専門分野をつなげる
総合型選抜ユニット確定枠は、学びたい工学分野が定まっている人を対象に、意欲・適性などを評価する方式です。先進工学科の機械・エネルギーなどの分野を調べ、移動や運搬の仕組みについて深めたい内容を考えてみましょう。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。出願資格に評定の数値基準は示されていません。共通テストは課さず、数学Ⅰと物理基礎または化学基礎の確認試験、個人面接、調査書・学修計画書で選考されます。
学修計画書では、これまでの学びを入学後・卒業後にどう生かすか、関心分野、他者との協働などを記述します。合格した場合は必ず入学する意思が必要です。
出典:北見工業大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」1〜2・4ページ
東京電機大学は活動の過程と基礎学力を確認
理工学部の総合型選抜(AO)では、探究や資格・活動経験などを評価します。機械工学系を志望するなら、車両への関心を、模型や公開資料で確かめた経験と結びつけて説明できます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格によるルートでは数学・外国語が各3.3以上。工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が必要です。
一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。機械工学系の口頭試問では数学Ⅰ・Ⅱと物理基礎・物理の基礎知識が問われます。理工学部は他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜入学者選抜要項」4・6〜9・23ページ
工学院大学は理数系探究と発表を準備
探究成果活用型選抜では、2027年3月卒業見込みであることに加え、テーマを定めた理数系探究と、学内外の発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。先進工学部は普通科・理数科の全体評定3.2以上、専門学科3.5以上などの条件があります。
一次は数学・英語の基礎学力調査と探究活動書類審査、二次は発表と面接等です。他大学と併願できます。模型の動きについて問いを立て、測定条件をそろえて発表する探究への発展が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
講習の学びを志望理由書・面接へ
今後の活動例として、先生の指導のもとで、小さな台車模型がレール上を動く様子を撮影し、移動距離と時間を比べる方法があります。模型の質量や撮影条件を記録し、速度の変化をグラフにしてみましょう。実際の設備の運転とは分けた学習として、測定の誤差や摩擦など、結果の説明に必要な条件を整理してください。
「軌道装置の学習→模型の運動とデータの考察→大学で深めたい機械・運搬」をつなげましょう。面接では、完成した模型に加え、どのように測定し、予想と違う結果をどう考えたかを具体的に話しましょう。
スキルパスでは、受講して学んだ内容を探究や進路に結びつけるところから、出願先の検討、志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


