木材の性質と、建物を支える構造を大学で深めたい。木造建築の実務や講習で学んだ内容を、建築分野への志望理由につなげる方法を紹介します。

部材をどのように考えたか、材料や形による違いを調べた過程を伝えましょう。2027年度の北見工業大学、東京電機大学、工学院大学を例に、総合型選抜に向けた準備を紹介します。

木造建築物の組立て等作業主任者技能講習の学習内容

軒の高さ5メートル以上の木造建築物で、構造部材の組立てや屋根・外壁の下地の取付けなどに関する作業主任者の技能講習です。建災防の案内では、対象作業経験3年以上、または土木・建築の学科を卒業後に経験2年以上などの条件があります。所定の訓練修了と経験による別の区分もあります。

構造部材、設備・器具・作業環境、作業者への教育、法令などを学びます。修了した講習と、主任者への選任や実務の担当は区別しましょう。年齢や経験の算定を含め、該当する受講区分を実施機関で確認してください。

出典:建災防石川支部「2026年度木造建築物の組立て等作業主任者技能講習」

学習経験を生かして比較したい大学

大学・方式経験を伝える場面準備したい内容
北見工業大学・総合型選抜ユニット確定枠学修計画書・面接木材・建築構造への学修計画
東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO)活動報告書・発表材料・構造を調べた過程
工学院大学建築学部・探究成果活用型選抜理数系探究の報告・発表木材模型の条件比較と発表

表は講習での学びを関連分野の調査・探究へ広げる例です。修了しただけで決まる加点表ではありません。

北見工業大学は学びと専門分野をつなげる

総合型選抜ユニット確定枠は、学びたい工学分野が定まっている人を対象に、意欲・適性などを評価する方式です。先進工学科の社会基盤・環境や材料に関する学びを調べ、木造の学習から深めたい専門分野を考えてみましょう。

高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。出願資格に評定の数値基準は示されていません。共通テストは課さず、数学Ⅰと物理基礎または化学基礎の確認試験、個人面接、調査書・学修計画書で選考されます。

学修計画書では、これまでの学びを入学後・卒業後にどう生かすか、関心分野、他者との協働などを記述します。合格した場合は必ず入学する意思が必要です。

出典:北見工業大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」1〜2・4ページ

東京電機大学は活動の過程と基礎学力を確認

理工学部の総合型選抜(AO)では、探究や資格・活動経験などを評価します。建築・都市環境学系を志望する人は、木材や構造への関心を、実務と自主的な調査の具体例で説明できます。

高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格によるルートでは数学・外国語が各3.3以上。工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が必要です。

一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。建築・都市環境学系の口頭試問では数学・英語の基礎知識が問われます。理工学部は他大学と併願できます。

出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜入学者選抜要項」4・6〜9・23ページ

工学院大学は理数系探究と発表を準備

探究成果活用型選抜では、2027年3月卒業見込みであることに加え、テーマを定めた理数系探究と、学内外の発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。建築学部は普通科・理数科の全体評定3.2以上、専門学科3.5以上などの条件があります。

一次は数学・英語の基礎学力調査と探究活動書類審査、二次は発表と面接等です。他大学と併願できます。材料や断面による違いを測定・観察し、結果を比較して発表する理数系探究が考えられます。

出典:工学院大学「2027年度探究成果活用型選抜募集要項」4〜5ページ

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
    合格へ

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講習の学びを志望理由書・面接へ

今後の学校での学習例として、先生が選んだ小さな木材の試験体で、断面の向きとたわみの違いを比べる方法があります。寸法、支持位置、荷重などをそろえて記録し、ばらつきの理由も考えてみましょう。木材の繊維方向や節など、測定結果に影響しそうな条件を整理すると、材料と構造を学ぶ理由につながります。

「木造建築の学習→木材や構造の比較→大学で深めたい建築技術」をつなげましょう。面接では、計算や資料から予想したことと、観察して分かったことを分けて説明しましょう。経験だけでは判断できなかったことも、入学後に学びたい課題になります。

北見工業大学の志望理由書例文スキルパスの理系特化推薦対策

東京電機大学の志望理由書例文スキルパスの理系特化推薦対策

工学院大学の志望理由書例文スキルパスの理系特化推薦対策

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