携帯電話の基地局などを支える多重通信に関心がある人へ。一陸特の学習を、通信方式を自分で比べた経験と合わせると、大学で電子・情報を学ぶ理由を具体的に伝えられます。
多重通信の知識を、データの届き方を検証した記録へ発展させましょう。2027年度の電気通信大学、東京電機大学、中央大学を例に、資格の学びを総合型選抜の実績へつなげる方法を紹介します。
第一級陸上特殊無線技士の試験・免許・操作範囲
第一級陸上特殊無線技士は、陸上の対象無線局で、30MHz以上・空中線電力500W以下の多重無線設備の技術操作などを扱える資格です。第二級陸上特殊無線技士の範囲も含みます。陸上無線技術士とは別の資格で、周波数・電力・設備などによる限定があります。国家試験の科目は無線工学・法規です。
国家試験の受験資格は不問です。合格後は無線従事者免許の申請が必要で、試験合格と免許取得、実際に担当した活動を分けて記録しましょう。操作できるのは免許の範囲内で、設備や無線局側の条件も別に確認する必要があります。
出典:日本無線協会「操作範囲・一陸特」、2026年度試験案内、受験資格・免許申請
学びを実績として伝える大学・方式
| 大学・方式 | 学びを伝える資料・選考 | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 電気通信大学・総合型選抜Ⅱ類 | 活動実績報告書・発表 | 多重化・遅延を調べた過程 |
| 中央大学先進理工学部電気電子情報通信工学科・高大接続型自己推薦 | 実績資料・演習または実験 | 通信方式の比較と基礎物理 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書・発表 | 電子・通信への活動報告 |
表は関連分野の学習・活動を伝える方式の例です。この資格や級だけで決まる一律の加点表ではありません。
電気通信大学は、活動実績報告書に「各種資格」の一覧と内容紹介を求めています。一陸特の無線工学と多重化の検証を、資格の一覧だけでなく、通信遅延を調べた活動内容として示す準備が考えられます。2027年度募集要項7ページで、一覧と内容紹介を求めていることを確認できます。
電気通信大学では活動の理解まで伝える
情報理工学域Ⅱ類の2027年度総合型選抜では、資格やコンテスト等の一覧・内容を活動実績報告書にまとめ、3分以内の自己PR動画も提出します。複数の情報を一つの伝送路で扱う仕組みを調べた過程は、情報通信工学などを学びたい理由と結びつけて説明できます。
対象は日本の高校等を2027年3月卒業見込みの人などで、2026年度途中等の卒業も含みます。評定の数値基準は示されず、数学Ⅲ・物理・化学の履修が望まれています。一次は書類、二次は活動の発表と面接・口頭試問で、数学・理科の基礎も評価。Ⅱ類はCBT・共通テストを課さず、合格時は必ず入学する確約が必要です。
出典:電気通信大学「2027年度総合型選抜要項」5〜9ページ
中央大学は電気電子情報通信の実績・能力を評価
先進理工学部電気電子情報通信工学科の高大接続型自己推薦入学試験は、総合型選抜です。2027年3月31日までに高校卒業等の大学入学資格を満たし、数学・理科の学習成績がともに4.0以上であることと、分野に関連する実績または優れた能力のアピールが必要です。
一次は書類、二次は電気・磁気の知識を活用する演習または実験と、成果発表を含む面接です。高校の教員による所見も必要で、他大学と併願できます。資格名に加え、多重化の仕組みを説明する図や、条件ごとの結果を用意すると、自分が理解した範囲を伝えられます。
出典:中央大学「2027年度高大接続型自己推薦入試要項」1・3〜5・16ページ
東京電機大学は過程と基礎学力を確認
理工学部の総合型選抜(AO)では、探究や資格・活動の過程などを評価します。電子情報工学系では、無線工学で学んだ回路・伝送の知識と、自分で比較した通信の条件を合わせて説明する準備が考えられます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格のルートでは数学・外国語が各3.3以上。工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が必要です。
一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。電子情報工学系の口頭試問では物理基礎・物理の基礎知識が問われます。理工学部は他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜要項」4・6〜9・23ページ
複数データの多重化をシミュレーションで比べる
例えば、架空の温度データと位置データをつくり、一つの通信路へ順番に流すプログラムを学校のパソコンで作成する方法があります。データの量や送る間隔を変え、待ち時間や欠けた情報の数を比較してみましょう。実際の基地局を操作するのではなく、伝送の考え方を確かめる学習例です。
比較する条件、測定の方法、予想と違った理由を記録し、結果をグラフにしてください。作成した部分と参考にした部分を分けると、面接でも自分の工夫を説明できます。
「一陸特の無線工学→多重化・遅延の検証→大学で深めたい通信システム」をつなげてください。志望理由書や面接では、資料や実験から自分が考えたことと、大学でさらに確かめたいことを具体的に伝えましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで資格を推薦の実績へ育てる
スキルパスでは、一陸特の資格対策で学ぶ回路・伝送の原理を、複数データの多重化プログラムへつなげます。データ量や送信間隔をどう変え、遅延をどのように測るかを一緒に考え、資格と探究の実績を組み合わせます。
結果はグラフ・コード・活動報告に整理し、電気通信大学の提出資料や自己PR、中央大学の実績資料、東京電機大学の発表に合わせて準備します。志望理由と、回路や物理の原理を説明する口頭試問まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。
スキルパスでは、資格・評定・履修科目から出願先を一緒に考え、実績づくりから志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


