第一級総合無線通信士の学習は、無線工学、通信の技能、英語、法規などに及びます。大学の推薦対策では、その広い学習を、情報・通信分野で深めたい具体的な問いへつなげられます。資格名に加え、原理を使って検証した過程を伝えることが大切です。
第一級総合無線通信士の資格内容と試験
第一級総合無線通信士は、国内・国際の幅広い通信操作と、所定の技術操作を行う資格です。船舶や航空機、陸上の無線局などが関わります。技術操作の範囲は、設備の種類や空中線電力等によって定められています。
出典:公式の操作範囲
試験科目は、無線工学の基礎、無線工学A・B、法規、英語、地理、電気通信術です。公式科目表では、電気通信術に和文・欧文のモールス電信、欧文の電話、直接印刷電信が含まれます。知識の学習と、情報を正確に送受する技能の準備を組み合わせる資格です。
出典:令和8年度の国家試験案内
出典:資格別の試験科目表
日本無線協会は、無線従事者の国家試験に受験資格の制限はないと案内しています。下位資格を順番に取ることが一律の受験条件ではありません。試験合格後の免許申請は別の手続きです。無線設備を扱う活動では、資格の操作範囲と無線局側の条件も確認してください。
出典:受験資格の公式案内
出典:試験合格後の免許申請
学習の深さを、研究・制作の実績へ
第一級で学ぶ範囲を志望理由に生かすなら、複数分野の知識が一つの通信をどう支えているかを整理しましょう。回路や電波の考え方、通信の形式、運用の決まりを別々に暗記したままにせず、自分が取り組んだテーマで説明する方法です。試験問題を解けたことと、実際に設計・検証したことも分けて示します。
例えば、コンピューター上で信号に雑音を加え、受信した情報の誤りがどう変わるかを比較する探究が考えられます。信号の条件、雑音の与え方、比較する指標、試行回数を記録し、図と結果から説明してください。結果が変わった原因を一つずつ確かめれば、通信の信頼性を大学で学ぶ理由が具体的になります。
広く勉強したことを、一つの問いの深い検証として示すことがポイントです。シミュレーションで扱った範囲と、実際の無線局で経験した範囲を分け、共同活動では自分の計算・実装・分析の担当も明確にしましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで資格を推薦の実績へ育てる
スキルパスでは、無線工学で使う式や信号の考え方を確認し、理解した原理をプログラミングによる検証へつなげます。第一級の学習なら、例えば信号と雑音のシミュレーションについて、比較条件の設計、数値データの分析、グラフやコードの整理まで支援します。資格学習・探究・成果資料を、志望校へ伝わる一つの実績として組み合わせる指導です。活動報告書には本人の工夫と結果をまとめ、電気通信大学の発表・口頭試問や、各大学の志望理由で何を説明するかまで具体化します。
推薦・総合型選抜で比較したい大学3校
以下は、関連する学習や実績を説明する方式の例です。この資格に対する固定加点や、資格だけで出願できる大学の一覧ではありません。
| 大学・2027年度の方式 | 無線の学習から準備したい内容 |
|---|---|
| 電気通信大学・情報理工学域Ⅱ類(融合系)の総合型選抜 | 通信の信頼性を、信号・雑音の検証から説明する |
| 芝浦工業大学・工学部総合型選抜 | 無線工学の知識を、情報通信コースの学びへつなげる |
| 東京電機大学・工学部とんがりAO | 制作の方法と改善結果を、根拠のある活動報告にする |
募集要項7ページ(PDF9頁)は、Ⅱ類の活動実績報告書に「内容紹介」と記載しています。これは各種資格等の一覧に添える説明を求める提出資料の記述です。第一級の工学学習と、信号・雑音のシミュレーションで比較した条件や結果を、本人の内容紹介として組み合わせる方法が考えられます。
電気通信大学のⅡ類では、各種資格や所定の活動実績の一覧・内容紹介と、3分以内の自己PR映像を提出します。2027年3月卒業見込み等の出願資格と合格時入学確約があり、書類選考の後に発表・面接・口頭試問があります。資格で学んだ原理を、自分の研究・制作から説明する準備が大切です。資格名だけで出願要件を満たすと考えず、指定する活動の範囲も確認してください。
出典:2027年度募集要項
芝浦工業大学では、工学部情報・通信工学課程の情報通信コース等が候補として考えられます。出願課程のサマースクーリング修了、指定科目の履修、所定の英語スコア等が必要で、第一志望・合格時入学確約の条件があります。大学所定の英語スコアは、無線資格とは別に証明書を用意します。
出典:工学部総合型選抜
東京電機大学の工学部とんがりAOには、情報通信工学科や電気電子工学科等があります。制作や、調べ学習にとどまらず探究で成果を導いた経験等が要件に挙がります。高校卒業・卒業見込みの区分では数学・外国語各3.3以上と学科別履修条件が必要で、第一志望・合格時入学が前提です。
出典:2027年度選抜要項
志望理由書・面接で伝える内容
志望理由書では、受験のきっかけ、学習中に生まれた疑問、検証した方法、大学で必要となる知識を順につなげます。面接では、グラフの軸や比較条件を説明し、まだ確かめられていない点にも答えられるようにしてください。第一級の取得実績を、過去の学びと大学での専門を結ぶ根拠として使いましょう。
取得済みの資格、科目合格、受験予定は分けて記載しましょう。2027年度入試へ使う資料は、各大学の期限に用意できる取得・活動の記録です。課外の学習を続けながら、評定、数学・理科、英語などの出願・選考条件も並行して準備してください。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、資格学習から探究・制作、志望理由書・面接まで徹底伴走します。自分の学習実績をどの大学の推薦対策へつなげるか、無料進学相談でご相談ください。


