初めて無線や電子回路の資格に取り組む人へ。四アマの基礎知識を、小さな制作や波形の観察に使うことで、大学で通信を学びたい理由を自分の経験から伝えられます。
最初の資格に、自分で作って比べた小さな成果物を組み合わせましょう。2027年度の北見工業大学、東京電機大学、工学院大学を例に、資格の学びを総合型選抜の実績へつなげる方法を紹介します。
第四級アマチュア無線技士の試験・免許・操作範囲
第四級アマチュア無線技士は、8MHz以下または21MHz〜30MHzでは空中線電力10W以下、30MHzを超える範囲では20W以下のアマチュア局の設備を扱い、モールス符号による通信操作は除かれます。国家試験科目は無線工学・法規で、CBT方式です。電波・回路の基礎から、自分で理解を確かめる準備を始められます。
国家試験の受験資格は不問です。合格後は無線従事者免許の申請が必要で、試験合格と免許取得、実際に担当した活動を分けて記録しましょう。無線従事者免許と無線局の免許は別です。実際の運用では資格だけでなく、無線局に認められた周波数や電力などの条件にも従います。
出典:日本無線協会「級別の操作範囲」・試験科目表・CBT案内・受験資格、JARL「従事者免許と無線局免許」
学びを実績として伝える大学・方式
| 大学・方式 | 学びを伝える資料・選考 | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 北見工業大学・総合型選抜ユニット確定枠 | 学修計画書・面接 | 電波・回路への学修計画 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書・発表 | 波形を作って比べた活動記録 |
| 工学院大学先進工学部(対象学科)・探究成果活用型選抜 | 理数系探究の報告・発表 | 基礎原理を確かめる探究・発表 |
表は関連分野の学習・活動を伝える方式の例です。この資格や級だけで決まる一律の加点表ではありません。
北見工業大学の学修計画書は、「これまでの学び」を入学後・卒業後へどう生かすか記載するよう求めています。四アマの電波・回路の基礎と、自作音声や波形を比較した経験を、大学で深めたい通信の学びへつなげて説明できます。出典は学修計画書の記入上の注意2ページです。
北見工業大学は通信の学びを専門分野へ
工学部先進工学科の総合型選抜ユニット確定枠は、学びたい工学分野が定まっている人の意欲・適性などを評価します。情報エレクトロニクスの分野を調べ、無線への興味から、電波や回路について大学で深めたい内容を考えてみましょう。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象で、出願資格に評定の数値基準は示されていません。共通テストは課さず、数学Ⅰと物理基礎または化学基礎の確認試験、個人面接、調査書・学修計画書で選考されます。合格した場合は必ず入学する意思が必要です。
出典:北見工業大学「2027年度総合型選抜要項」1〜2・4ページ
東京電機大学は過程と基礎学力を確認
理工学部の総合型選抜(AO)では、探究や資格・活動の過程などを評価します。電子情報工学系を志望するなら、資格学習から持った疑問を、音声や波形について自分で確かめた経験と結びつけて説明できます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格のルートでは数学・外国語が各3.3以上。工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が必要です。
一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。電子情報工学系の口頭試問では物理基礎・物理の基礎知識が問われます。理工学部は他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜要項」4・6〜9・23ページ
工学院大学は理数系探究と発表を準備
探究成果活用型選抜では、2027年3月卒業見込みであることに加え、テーマを定めた理数系探究と、学内外の発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。先進工学部は普通科・理数科の全体評定3.2以上、専門学科3.5以上などの条件があります。
一次は数学・英語の基礎学力調査と探究書類、二次は発表と面接等です。他大学と併願できます。基礎知識を使って波形を比べ、予想と結果を説明して発表する理数系探究への発展が考えられます。
出典:工学院大学「2027年度探究成果活用型選抜要項」4〜5ページ
音声を波形で見て変調の仕組みを学ぶ
今後の活動例として、自分で録音した短い音声や自作の波を、パソコン上でグラフにする方法があります。音の大きさや速さを変えて見え方を比べたり、数値データ上で振幅を変化させて変調の考え方を調べたりしてみましょう。実際の無線送信とは分けた、学校の教材づくりとして取り組めます。
元の音声、変えた条件、描いた波形を残し、どの点を比べたのか説明してください。分からなかったことを調べ直した記録まで示すと、資格取得後の学びの過程も伝わります。
「四アマの基礎学習→音声・波形の制作と比較→大学で深めたい電子・通信」をつなげてください。志望理由書や面接では、資料や実験から自分が考えたことと、大学でさらに確かめたいことを具体的に伝えましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで資格を推薦の実績へ育てる
スキルパスでは、四アマの資格対策と、電波や回路の原理を自分の言葉で説明する学習を結びつけます。音声を扱うプログラムやグラフづくりから、何を比べるか決める探究へ進み、資格と小さな制作実績を組み合わせます。
音声教材・波形・比較表を活動報告に整理し、大学で学びたい内容に合わせて志望理由を考えます。成果を説明する発表と、波や電気の基礎を確認する口頭試問まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。
スキルパスでは、資格・評定・履修科目から出願先を一緒に考え、実績づくりから志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


