山梨県立大学のAPは、高校生等が大学の科目を先取りして学ぶ制度です。地域づくりや観光、金融などの授業から、自分の問いを深められます。大学の授業で何を考え、調べ、形にしたかを残すことが、総合型選抜や公募推薦の準備につながります。
山梨県立大学AP(高校生等の科目等履修)の対象と学び
2026年度後期は、高校、中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部、高専第3学年までの在学生で、学校長の推薦がある人が対象です。履修できる単位は各年度・通算とも8単位以内。授業料は1単位7,400円で、検定料と入学料は免除されます。
後期の科目には「地域のチャレンジ」「観光実践マネジメント講座」「まちづくりの思想と技術」「地域における金融機関の役割」などがあります。対面、オンライン、オンデマンドの別は科目ごとに異なります。2026年度後期の出願は9月10日に終了しており、次回の募集条件は新しい案内で確かめましょう。
成績は大学生と同様に、出席・試験・レポート等で評価されます。合格した科目は、大学入学後に既修得単位の認定を申請できます。ただし、APでの履修成績は山梨県立大学の入学者選抜に利用されません。
出典:山梨県立大学・2026年度高校生等科目等履修生募集要項・後期
出典:山梨県立大学・2026年度後期・高校生等履修対象科目一覧
参加した経験を推薦で伝わる成果へ
例えば観光や地域づくりの学習なら、公開されている観光統計を整理し、地域の人に聞いた話と比べる探究へ発展させられます。人が多い時期だけでなく、交通や滞在時間など、問いに必要な指標を選ぶことが大切です。
授業で教わったこと、自分で集めた情報、そこから考えた提案を分けて記録しましょう。結論だけでなく、なぜそのデータを選び、どこまで分かったかを説明できれば、成果レポートや発表にもつながります。
資格学習と研究成果を組み合わせる
英検などの英語学習に加え、ITパスポート、数学検定、統計検定の学習を組み合わせる方法があります。表計算やPythonでデータを整理し、割合や平均値の意味を確かめるなど、知識を実際の調査に使ってみましょう。
学習・研究実績を生かして考えたい大学3校
| 大学・方式 | 成果を伝える資料と主な条件 |
|---|---|
| 電気通信大学・情報理工学域Ⅱ類/総合型選抜 | 他大学のセミナーや制作実績を活動実績報告書へ。2027年3月卒業見込み等と入学確約が必要 |
| 山梨県立大学・国際政策学部/総合型選抜 | 高校時代の主体的な取り組みをレポート・発表へ。2027年3月卒業見込み、外部英語試験の成績提出が必須 |
| 東京電機大学・理工学部/総合型選抜(AO) | 活動報告や発表で取り組みを説明。数学・外国語各3.3以上と課程別履修条件あり。併願可能 |
電気通信大学の2027年度要項7ページには「他大学でのスクーリング・セミナー参加」と記載されています。地域の課題をデータで調べた経験を情報工学へ発展させるなら、活動実績報告書に参加記録と分析の過程を添える準備が考えられます。Ⅱ類は3分以内の自己PR動画も提出し、書類選考後に発表・面接・口頭試問があります。
出典:電気通信大学・2027年度総合型選抜要項3・7〜9ページ
山梨県立大学国際政策学部の2027年度要項14ページには、発表の対象例として「大学での又は大学と連携した授業・活動」とあります。APで主体的に取り組んだ内容を、成果レポートと発表で伝える準備が考えられます。
2027年3月卒業見込みが対象で、書類40点、面接・発表50点、外部英語試験10点。共通テストは課しません。高校入学以降の英語試験成績を1つ提出する必要があります。
さらに、数学検定2級以上、ITパスポート、日商簿記3級以上など、指定された外部技能試験の成績1つを任意提出すると、書類審査内で加点が認められます。資格と、授業から発展した活動の両方を準備する方法があります。他大学の総合型・学校推薦型への出願は制限されませんが、入学手続後の他の国公立大学の合格扱いには制約があります。
東京電機大学理工学部は高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。一次は事前課題・活動報告等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。
出典:東京電機大学・2027年度総合型選抜要項4・6〜9ページ
これらは学習や活動の中身を伝える方法の例です。参加しただけで、各大学の出願条件や合格基準を満たすわけではありません。
理系推薦には倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の大学入試の実績です。
資格、研究成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率に加え、自分の研究分野や評定に合う方式かを確かめましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスでプログラムの学びを推薦の実績へ
スキルパスは、資格対策と推薦で伝える実績の組み合わせ方を熟知した対策塾です。受講前には関心を整理し、英語・数学・情報のどの知識を補うと授業で考えやすくなるかを一緒に確認します。
受講後は、ノートやレポートをもとに、本人が取り組んだ内容を整理します。地域調査なら、公開データの選び方、Pythonでの集計・可視化、比較できる条件のそろえ方まで学び、提案の根拠を明確にする準備を支えます。
出願先が決まったら、資格、大学授業、独自の追加調査を関連づけ、学部で深めたいことが伝わる書類にまとめます。発表で数字の根拠を問われたときにも答えられるよう、志望理由と研究内容の両方を準備します。
スキルパスはオンラインの個別指導で、実績づくりから大学別の志望理由書・活動報告・発表・口頭試問まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


