島根大学の島大SapiArc「科学の宝船」は、高校生等が大学で研究の進め方を学び、研究室での実践へ進むプログラムです。2026年度も受講生を募集し、科学への関心から本格的な研究へ発展する機会を設けています。
科学の宝船で取り組む研究に資格の学習を組み合わせ、島根大学や他大学の理系推薦を目指しましょう。自分で考えた問い、方法の工夫、データから得た考察を、活動報告書や面接で伝える対策が考えられます。
2026年度の募集対象と応募時期
2026年度の募集チラシは、高校生と高専1〜3年生を対象に掲げています。開催場所は島根大学松江キャンパスなどで、夏・冬・春休みや土日祝日を利用する案内です。受講料は無料で、研究段階には交通費補助もあります。
当初の申込期間は7月13日〜8月27日でしたが、その後9月15日まで延長されました。8月28日以降の申込者は、キックオフセミナーを動画視聴で受講するよう案内されています。今後の参加を考える場合は、新年度の対象と日程を確認してください。
公式Q&Aでは、高校での履修科目によらず科学に興味のある高校生を歓迎しています。遠隔地からの受講にも配慮があるため、参加方法を確認したうえで、学校の学習と研究を両立する計画を考えておきましょう。
研究への誘いから研究室での実践へ
育成プログラムは、研究への誘い、研究の萌芽、研究実践の喜びという3つの段階で構成されています。次の段階へ進むための選抜があり、研究を提案するプレゼンテーションも課されます。
2026年度のチラシでは、研究への誘いを9月5・6日、研究の萌芽を10・11月、研究実践の喜びを11月以降と案内しています。研究段階では教員の研究室とつながり、自分の関心に沿ったテーマを深める流れです。
公式には、環境DNAの調査、ビタミンCの定量、建築構造の実験など、様々な研究活動が紹介されています。国内外での発表や論文執筆を目指す機会もあり、大学で学ぶ分野を具体的に考えるきっかけになります。
選抜の研究提案では、何を調べたいかに加え、なぜその方法で調べるのかを説明しましょう。テーマを広く探し、先行研究を読み、自分で確かめたい違いを一つに絞る準備が役立ちます。
研究実績を生かして目指す大学・方式
| 大学・2027年度の方式 | 研究経験との接点 | 主な準備 |
|---|---|---|
| 島根大学総合理工学部・へるん一般型 | 最も力を入れた活動とその振り返りを評価資料へ | クローズアップシート、読解・表現力試験、面接 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | データ分析等の活動をレポートと動画へ | 数学・情報CBT、発表、面接・口頭試問 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 課題設定と検証を活動報告や発表へ | 評定・履修、事前課題、個別面接 |
2027年度入試の例をもとに、研究の成果をどう伝えるか考えてみましょう。参加した事実と、研究で自分が果たした役割を区別して整理することが大切です。
島根大学へるん入試は活動の振り返りを重視
総合理工学部のへるん一般型では、クローズアップシートで最も力を入れた活動を一つ取り上げ、取組や振り返りを示します。2027年度要項46ページは、面接で「知的好奇心・探究心」などを評価するとしています。
研究提案がどう変化したか、実験で予想と違う結果が出たとき何を考えたか、次にどんな検証をしたいか。科学の宝船での研究を、自分の成長と大学での学びに結びつけて伝えましょう。活動報告書では他者と協働した経験も評価されます。
対象は高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などで、合格時の入学確約が必要です。共通テストは課さず、読解・表現力試験、志望理由書を用いた15〜20分程度の面接等で選考します。志願状況に応じて一次の書類選考を行う場合があります。
書類80点、読解・表現力試験100点、面接100点の計280点です。研究に取り組みながら、文章を正確に読み、自分の考えを筋道立てて書く練習も進めておきましょう。
他大学では分析や制作の過程も伝える
電気通信大学Ⅰ類は、データ分析等の活動を特別活動レポートと3分以内の動画で示します。2027年3月に日本の高校等を卒業見込みの人などが対象で、合格時の入学確約が必要です。数学Ⅲ・物理・化学の履修が望まれ、数学・情報のCBT等、発表・面接・口頭試問があります。
東京電機大学理工学部は高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格による出願では数学・外国語各3.3以上と学科区分別の履修条件があり、事前課題・活動報告、発表・個別面接を準備します。理工学部は他大学と併願できます。
例えば環境の測定値を整理するプログラムを作れば、研究対象への興味と、情報技術を使って調べる力の両方を説明できます。志望分野ごとに、自分の実績のどこを詳しく示すか考えておきましょう。
出典:電気通信大学2027年度要項5〜8ページ・東京電機大学2027年度要項4・6〜9・23ページ
倍率が落ち着いた理系推薦も選択肢に
2026年度の確定結果では、金沢大学理工学域物質化学類のKUGS特別入試・総合型選抜は受験7人・合格3人で実質2.33倍。愛媛大学工学部機械工学コースの総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で2.00倍でした。
資格と継続した研究の成果を準備し、倍率の落ち着いた理系推薦から名門大学を目指す戦略が考えられます。金沢大学のKUGS評価等、大学ごとの出願条件も調べ、本人の研究分野と合う方式を比較しましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで応募・資格・探究をつなぐ
スキルパスは、理系推薦で評価される実績の組み合わせ方や資格対策を熟知しています。興味の整理から研究提案、資格学習、本人の考察、書類・面接までをつなげて支えます。
環境研究なら統計検定で学ぶデータの見方、材料や建築なら数学・物理の学習、分析の自動化ならプログラミングを、本人のテーマに結びつける対策が考えられます。条件別の測定値をグラフにし、外れた値の扱いや測定回数を増やす理由まで説明する練習です。
研究で試したことと資格で学んだ知識を、志望理由書・活動資料・面接へ具体的につなぐ指導です。助言をどう受け止め、自分で何を考えたかを整理し、大学で深めたい問いを伝えられるよう、オンラインで徹底伴走します。
プログラム選びと理系推薦の準備は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


