お茶の水女子大学の高大連携特別教育プログラムは、附属高校の生徒が大学教員と学ぶ取り組みです。対象は附属高校の生徒で、一般の高校生が年間プログラムへ自由に応募する制度とは異なります。学びを自分の研究へ深めた経験は、総合型選抜や公募推薦でも伝える材料になります。
お茶大附属高校の高大連携特別教育プログラムで学べることと参加条件
中心となる課題研究入門では、「問いを立てる」ことをテーマに、大学の4学部の教員による講義や、生徒同士・教員との対話を行います。高校1年次の学校設定科目として、年間10回程度の講義等を通して、課題設定と多様な学問への理解を深める構成です。
2026年の公開授業案内でも、大学教員がリレー形式で担当する1年必修科目として実施を確認できます。2026年6月の数学分野の授業公開は、行列とグラフの関係等を学ぶ内容で案内されました。この1回の公開授業への参加と、附属生の年間の学習は区別しましょう。
プログラムには大学の研究室での課題研究支援や、附属生向けの公開授業等もあります。公開されている古い科目一覧だけで今年の履修条件を判断せず、校内の現行案内に従うことが必要です。大学の知識に触れ、自分の問いを見つけ、その後の研究へつなげる学びとして活用できます。
出典:附属高校・高大連携特別教育プログラム/2026年課題研究入門の授業公開案内
参加した経験を、推薦で伝わる成果へ
例えば行列とグラフの考え方に関心を持ったなら、身近な施設や交通のつながりを、点と線の関係として表す探究が考えられます。どの情報を残し、何を省くかで結果が変わるため、モデルの前提を説明することが大切です。これは受講後の発展例で、講義で扱った内容を本人が実際に理解できる範囲から始めます。
研究ノートには、最初の疑問、調べた文献、計算や試作、結果を見て修正した点を残しましょう。大学教員の説明と、自分で発見・検証したことを分けて書くことが、成果資料の説得力につながります。
資格と研究成果をどう組み合わせるか
数学検定や統計検定は、数理モデルやデータの扱いを学ぶ選択肢です。情報系に発展させるなら、基本情報技術者やプログラミングの学習、情報オリンピック等への挑戦も考えられます。物理・化学・生物の問いなら、分野に合う検定を選びましょう。
取得した資格と、研究で実際に使った知識を関連付けます。資格名や受講歴だけを並べるより、考え方をどう応用したかまで伝えることが大切です。
研究・学習実績を伝えられる大学3校
| 大学・方式 | 高大連携から発展させる成果 | 主な確認条件 |
|---|---|---|
| 筑波大学情報科学類・AC入試 | 数学・情報の課題設定と独自の分析・制作 | 最近2年以上の活動、自己推薦書と根拠資料 |
| 工学院大学情報学部・探究成果活用型 | 理数系の研究と学内外の発表 | 現役等、発表経験、課程別評定 |
| 東京電機大学理工学部・総合型(AO) | データやモデルを使った検証 | 数学・外国語各3.3、所定の履修 |
筑波大学の2027年度AC入試要項5ページ(PDF5頁)は、継続的な取り組みから「問題解決能力」を評価するとしています。情報学群情報科学類の求める活動に合わせ、数学や情報の学習から自分で課題を設定し、分析や制作で解決を試みた過程を説明する方法が考えられます。
対象は最近2年間またはそれ以上にわたる活動です。受講の前後を含め、自分が取り組んできた過程を整理しましょう。高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象で、共通テストは不要です。自己推薦書・活動経過報告書・根拠資料等による一次選考の後、面接・口述試験があります。
工学院大学情報学部の探究成果活用型は、2027年3月卒業見込みで、理数系の探究と学内外発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。全体評定は普通科・理数科3.2、専門学科3.5以上です。その他の学科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと指定理科1科目群を両方履修・履修見込みなら3.2、それ以外は3.5以上となります。一次は英語・数学と書類、二次は発表と質疑応答です。
出典:工学院大学・2027年度探究成果活用型要項4〜5ページ
東京電機大学理工学部の総合型選抜(AO)は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。高校卒業資格のルートは数学・外国語が各3.3以上。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。事前課題・活動報告等と、発表・口頭試問を含む面接で選考し、他大学と併願できます。
出典:東京電機大学・2027年度総合型選抜要項4・6〜9ページ
理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度入試では、静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。
資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ
スキルパスでは、課題研究入門で関心を持った分野から、本人が続けられる研究課題を考えます。必要な数理・情報の基礎や資格対策を進め、例えばネットワークのテーマならPythonでモデルを作り、条件を変えて結果を比較する探究へつなげます。
講義の振り返り、研究の記録、資格の学習を整理し、大学で学びたい内容へ志望理由を深めます。図表やプログラムを説明する発表練習に加え、なぜその方法を選んだのか、どこまで結果を解釈できるかを問う口頭試問も対策します。附属校での学びを、本人の探究と大学別の受験準備へ育てる支援です。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


