佐賀大学の科学へのとびらは、高校1年生から継続して科学を学び、課題研究とポートフォリオをまとめる高大連携プログラムです。大学の理工学部・農学部等と佐賀県教育委員会が連携して実施しています。
高校での研究に大学での体験と資格学習を組み合わせ、理系推薦を目指しましょう。研究の着眼点や検証の過程を早くから記録すれば、志望理由書や活動資料で伝える内容が具体的になります。
2026年度は佐賀県内の高校1年生が対象
2026年度の第11期生は、同年度に佐賀県内の高校へ入学した人が対象です。課題研究があるため、1年生から参加するプログラムとして案内されています。
初回は8月10日のオープンキャンパスとオリエンテーション。その後の申込期限は9月11日で、初回に参加できなかった場合も申込可能でした。学校での手続きに加え、連絡用メールアドレスをフォームへ登録する案内です。
参加費・テキスト代は不要ですが、交通費や通信費は本人負担です。今後の参加を考える場合は、新年度の案内を確認し、高校の担当教員とも学習や研究の日程を相談しておきましょう。
高校で研究し、大学の体験と発表で深める
科学へのとびらには、理工学と農学の学びがあります。AI、ロボット、生命化学、エネルギー、宇宙、まちづくり、IT農業、食品や環境等の分野が紹介されています。
課題研究は高校で研究グループを構成して進め、大学の教員が高校教員を通じて支援する構成です。大学が用意する体験型企画で代替できる仕組みもあります。活動はeポートフォリオに記録し、その材料から研究成果をまとめます。
1年次は科学への関心を広げ、研究の進め方を学びます。2年次には体験や課題研究を深め、3年次にはポートフォリオを作成・発表する流れです。体験ごとに、知ったこと・疑問に感じたこと・次に確かめたいことを残しましょう。
修了には原則全プログラムへの参加、課題研究成果の提出、最後のプログラムでのポートフォリオ作成が必要です。やむを得ない欠席には1回限りの代替措置がありますが、最後のプログラムは代替できません。
研究と資格を生かして目指す大学・方式
| 大学・2027年度の方式 | 本人の研究経験との接点 | 主な準備 |
|---|---|---|
| 佐賀大学理工学部・総合型選抜Ⅰ | 探究の記録・制作物・関連資格を活動資料へ | 履修、活動実績報告、適性検査、口頭試問 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | 分析等の活動をレポートと動画へ | 数学・情報CBT、発表、面接・口頭試問 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 課題設定と検証を活動報告へ | 評定・履修、事前課題、発表・面接 |
佐賀大学は、プログラムへの参加実績自体が同大学の入試で有利に働くものではないと案内しています。ここでは、本人が研究して得た知識や考察、制作物を、大学ごとの評価資料へつなぐ準備を紹介します。
なお、2026年度の高校1年生が参加する3年間の学びと、以下の2027年度入試は別の年度です。実際の受験時には、その年度の要項で条件を確認してください。
佐賀大学理工学部は研究ノートや関連資格を評価
2027年度総合型選抜Ⅰの要項8ページは、活動実績の例に「研究レポートや研究ノート」などの探究記録を挙げています。校内外の発表、回路・模型・プログラム等の制作物、関連資格の応募・取得状況や勉学の記録も評価対象です。
ポートフォリオに蓄積した記録から、自分の研究と志望分野がつながる活動を選びましょう。活動実績報告書で申請できる実績は1件です。グループで取り組んだ場合は、自分の担当や工夫を具体的に説明する必要があります。
対象は高校等を2025年4月以降に卒業、または2027年3月卒業見込みの人などです。志望動機が明確で、合格時に確実に入学できることが必要です。数理・情報分野は数学Ⅲ、化学分野は数学Ⅲと化学、その他の分野は数学Ⅲと物理の履修が求められます。
共通テストは課さず、書類、口頭試問を含む面接、分野別の適性検査を各100点で評価します。活動実績報告書の内容は面接でも確認されるため、資料を作る段階から説明練習までつなげておきましょう。
出典:佐賀大学2027年度総合型選抜Ⅰ理工学部要項2・6〜8・11ページ
他大学にも研究の考え方と成果を伝える
電気通信大学Ⅰ類では、データ分析等の活動を特別活動レポートと3分以内の動画で示します。2027年3月に日本の高校等を卒業見込みの人などが対象で、合格時の入学確約が必要です。数学Ⅲ・物理・化学の履修が望まれ、数学・情報のCBT等、発表・面接・口頭試問があります。
東京電機大学理工学部は高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格による出願では数学・外国語各3.3以上と学科区分別の履修条件があり、活動報告・事前課題と発表・個別面接を準備します。理工学部は他大学と併願できます。
例えば植物の生育を調べる研究なら、条件別のデータを整理するプログラムを作り、測定方法や比較の仕方まで説明できます。農学への関心と情報技術の活用など、自分の研究から進学先の選択肢を広げましょう。
出典:電気通信大学2027年度要項5〜8ページ・東京電機大学2027年度要項4・6〜9・23ページ
倍率が落ち着いた理系推薦も比較する
2026年度の確定結果では、愛媛大学工学部機械工学コースの総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で実質2.00倍。熊本大学理学部理学科の学校推薦型選抜Ⅱは受験31人・合格20人で1.55倍でした。
資格と研究の成果を早くから準備し、学びたい分野と出願条件を比較すれば、倍率の落ち着いた理系推薦から名門大学を目指す戦略が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで研究・資格・推薦対策をつなぐ
スキルパスは、理系推薦で評価される実績の組み合わせ方や資格対策を熟知しています。参加前の関心の整理から、課題の理解、本人の研究計画、資格学習、活動資料・面接まで支えます。
測定データの分析なら統計検定とプログラミング、機械や材料なら数学・物理、生命化学なら関連する理科分野の検定学習を、本人のテーマに結びつける対策が考えられます。条件をそろえて比較し、結果のばらつきや次に改善したい点を説明する練習です。
資格で学んだ知識と、実際に試した研究を、大学で学ぶ理由へつなぐ指導です。蓄積した記録から本人の役割と考察を整理し、書類と口頭試問で伝えられるよう、オンラインで徹底伴走します。
プログラム選びと理系推薦の準備は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


