佐賀大学の医療人へのとびらは、医師・看護師を目指す高校生が、講話や体験、大学生との議論を通じて進路を考える継続型プログラムです。高校3年間の学びを振り返り、ポートフォリオへまとめる構成になっています。
医療の学びに生物・英語・統計等の資格学習や探究を組み合わせ、推薦対策を進めましょう。ここでは看護系の大学を例に、体験で気づいた課題を志望理由と面接で伝える方法を紹介します。
2026年度は佐賀県内の高校1年生が対象
2026年度の募集は佐賀県内の高校1年生で、医学への志を持ち、将来医師・看護師を目指したい人が対象です。熱意を持って、継続して参加できることが求められています。
初回は6月14日、佐賀大学鍋島キャンパスでの開催予定として案内されました。プログラムは原則土日の開催です。今後の参加を考える人は、新年度の募集情報で対象学年、申込方法、実施日を確認してください。
医療の仕事に関心を持ったきっかけ、現在知りたいこと、講義や交流で確かめたいことを整理しておくと、参加後の学びを深めやすくなります。学校の授業や活動との両立も考えておきましょう。
講話・体験・議論を学びの記録へ
医療人へのとびらでは、医学部での学びや医療職の役割、チーム医療等について考えます。大学生とのディスカッションや講義の体験、グループでの議論・発表を通して、自分の進路を見つめ直す流れです。
各回に目標設定と振り返りの時間があり、学びの記録をポートフォリオとして整理します。聞いた事実と、自分が考えたこと、さらに調べたいことを分けて残しましょう。例えば職種間の連携を学んだら、情報を共有する難しさや、看護職の役割を具体的に考えられます。
修了には原則全プログラムへの出席と、最終回のポートフォリオ作成が必要です。やむを得ない欠席は、代替措置で1回に限り出席とみなす仕組みです。
公式案内では、参加実績自体が佐賀大学の入試で有利に働くものではないとされています。本人が理解を深め、その後に調べたことや考察を、出願資料で伝えられる経験へ育てることが大切です。
学びを生かして考えたい看護系の公募推薦
| 大学・2027年度の方式 | 体験を伝える方向 | 主な確認条件 |
|---|---|---|
| 佐賀大学医学部看護学科・学校推薦型選抜Ⅰ | 医療への志望動機と協調性を説明 | 現役等、学習成績概評A、学校長推薦、入学条件 |
| 札幌市立大学看護学部・学校推薦型選抜 | 学習成果や活動を3分以内で発表 | 現役等、全体4.0、学校長推薦、入学確約 |
| 新潟県立看護大学看護学部・学校推薦型選抜 | 体験と自分の考察を志望理由や面接へ | 現役、全体3.8、県内要件、推薦・入学確約 |
表は2027年度入試の例です。2026年度に高校1年生から始める学びは、その後の受験年度へつなぐものです。実際の出願時には、各大学の当該年度の要項を確認してください。
佐賀大学は医療への動機と協調性を面接で評価
佐賀大学看護学科の2027年度学校推薦型選抜Ⅰは、高校を2027年3月卒業見込みの人等が対象で、2026年4月以降の卒業者も含みます。学習成績概評A、学校長の責任ある推薦、合格時に確実に入学できることが必要です。推薦は1校2人以内です。
要項14ページの面接基準には「協調性やコミュニケーション能力」とあります。医学部を志望する動機、学習意欲、医療に対する倫理観等を、対話・口述で評価する方式です。
共通テストは課さず、小論文320点・面接180点です。チーム医療を学んだ経験と、自分が人と協力した経験を結びつけて説明しましょう。小論文では資料を読み、医療の問題を科学的・論理的に考える力も必要です。
出典:佐賀大学2027年度学校推薦型選抜Ⅰ要項3・5・10・12・14ページ
札幌市立大学は学習成果を発表する
札幌市立大学看護学部は、2027年3月卒業見込み等、全体の学習成績4.0以上、学校長推薦と合格時の入学確約が必要です。推薦は1校2人までです。札幌市内の高校等の卒業見込み者向けの優先枠と、それ以外の枠があります。
小論文100点・面接25点で、共通テストは不要です。面接では高校までの学習成果や活動を3分以内で発表した後、口頭試問を行います。紙の資料を持ち込めるため、一つの体験から何を学び、どう考えが深まったかを短く伝える練習が役立ちます。
出典:札幌市立大学2027年度学校推薦型選抜要項3〜4ページ
新潟県立看護大学は図表・英文の読解も準備
新潟県立看護大学は2027年3月卒業見込み、全体の学習成績3.8以上、学校長推薦と入学確約が必要です。県内高校等の卒業見込み者、または県外高校等の場合は本人・配偶者・一親等親族のいずれかが2026年1月1日から出願開始日まで県内に住民登録していることが条件です。
推薦は1校5人まで。共通テストは課さず、小論文200点・面接100点で選考します。小論文には図表や英文の読解も含まれます。面接評価がEの場合は、総得点にかかわらず不合格となる点も確認しましょう。
出典:新潟県立看護大学2027年度学校推薦型選抜要項1〜2・11ページ
看護系にも倍率が落ち着いた推薦がある
2026年度の確定結果では、新潟県立看護大学看護学部看護学科の学校推薦型選抜は、受験者72人・合格者40人で実質1.80倍でした。
資格の学習、体験から深めた探究、基礎学力を早くからそろえ、公立大学の看護を推薦で目指す戦略が考えられます。学びたい看護の分野と、地域・評定等の条件を合わせて比較しましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで資格・医療の学び・推薦対策をつなぐ
スキルパスは、推薦で評価される実績の組み合わせ方や資格対策を熟知しています。応募前の進路への関心を整理し、講義の理解、本人の探究、書類・小論文・面接へつなぐ準備を支えます。
生物分野の検定で学ぶ知識、英語資格の学習、統計検定で学ぶデータの読み方を、公開資料の調査へ生かす方法が考えられます。例えば地域の人口構成や医療資源を調べ、何が資料から分かり、何は追加調査が必要かを区別する探究です。
資格で学んだ内容と体験で生まれた疑問を、本人の考察が伝わる志望理由へ深める指導です。ポートフォリオの振り返りから発表・面接の練習まで、オンラインで徹底伴走します。
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