学校の探究でテーマを決めても、どの資料を読み、どう調べればよいか迷うことがあります。鎮西学院大学は、高校生が取り組む課題研究について、大学教員の専門に関連する質問や相談に対応しています。専門家の助言を受け、本人が問いや調べ方を考え直した過程が、推薦・総合型選抜で伝える材料になります。
総合的な探究の時間を、大学の専門につなぐ
大学の現行高大連携ページは、出前授業と別に「課題研究の研究支援」を案内しています。高校で設定した課題が教員の専門領域に関連する場合に、質問・相談へ対応する仕組みです。
例として、実践発表会での指導・助言、留学生との交流、地域の将来を考えるワールドカフェ、研究発表会の講評などを掲載しています。松浦高校の「まつナビ・プロジェクト」は3年間の地域課題解決型学習とキャリア形成、鎮西学院高校は3年間の学びへの講義・ワークショップ等の支援として紹介されています。
調べ方から発表、受けた質問への振り返りまで、学校の探究を深める支援として考えられます。紹介例の全てが同じ年度・回数で行われるという意味ではありません。
学校のテーマと、相談したいことを整理する
一般の高校生が一律の日程で申し込む講座ではありません。参加を考える場合は、学校の先生を通じ、研究テーマと大学教員の専門、相談したい内容を確認しましょう。公式案内にない学年・定員・費用や修了証を補って考えることはできません。
相談前は、既に読んだ資料、分かっていること、まだ調べられていない点を整理できます。助言を受けた後は、どの資料を追加し、問いや方法をどう変えたかを残すことが大切です。
資格の知識を、地域や社会の課題へ使う
例えば、地域の交通や商店街に関心があるなら、公開統計と現地の観察を比べ、誰がどのような不便を感じているかを調べる方法があります。留学生との交流からことばの壁に気づいた場合は、案内の表現や情報の届き方を調べる探究へ発展させられます。
統計検定で集計と比較、英検で異なる地域の資料を読む力、ITパスポートで情報の扱い方を学ぶ組み合わせも考えられます。Pythonを使うなら、元データ、集計条件、本人が書いたコードと図表を残しましょう。以上は本人が発展させる学習例です。
資格の知識、大学の助言、本人の調査と考察を区別して結びつけることが目標です。班の成果をそのまま自分一人の実績とせず、担当と判断を説明できるようにします。
学習を推薦で伝えられる大学3校の比較
| 大学・2027年度方式 | 本人の学びの伝え方 | 主な出願・選考条件 |
|---|---|---|
| ICU教養学部・総合型英語外部試験利用 | 継続活動と、関心を深めた小論文 | 全体4.1以上、所定英語スコア、第一志望・入学確約、書類・面接 |
| 慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部AO | 課題への取り組みと大学での学習計画 | 高校卒業等、日本語または英語の学習能力、第一志望・入学確約 |
| APU・活動アピール方式 | 活動から得た成長と成果、資格 | 国内学生の資格、高校卒業等、優れた活動等、書類・オンライン面接 |
ICUの2027年度要項は、自己活動歴として「少なくとも2、3週間以上」の教科外活動を対象としています。短い講習や旅行だけでこの条件を満たすという意味ではありません。以前から続けた活動と受講後の取り組みを分け、本人の継続した学びを示す準備が必要です。
英語外部試験利用は、2024年4月1日〜2027年3月31日の高校卒業・修了等が対象で、過去にICU総合型へ出願していないことも条件です。全体4.1以上、2024年10月1日以降の所定の英語公式スコア、推薦状2通や小論文等を提出し、書類選考後に日本語の対面面接があります。
出典:ICU・2027年度総合型選抜要項3〜8・22〜23ページ
慶應SFCは、志望理由・学習計画や本人の活動資料などの書類選考後に面接があります。客観的に志願者を知る2人の評価者が必要で、2親等内の親族は評価者になれません。大学で学ぶ理由を、本人が調べ、試し、考え直した経験から説明することが大切です。
出典:慶應義塾大学・2026夏秋AO要項(2027年入学)8・10・18〜20ページ
APUの2027年度国内学生入試は日本国籍保持者・永住者が対象です。活動アピール方式では、高校卒業等、志望学部への関心・学修意欲、中学卒業以降の優れた活動等が求められます。一次は書類、二次は約20分のオンライン個人面接で、「活動を通じた成長および成果」などを評価します。日本語基準の1回生入試に、出願条件となる英語スコアの指定はありません。英語基準は言語要件が別です。
出典:APU・2027年度総合型選抜要項3・7・16〜18ページ
受講名に頼らず、本人の役割、工夫、結果、残った問いを資料へまとめましょう。上記は2027年度方式を使った比較例で、受講への一律加点を示すものではありません。ICU・SFCの該当出願は2026年9月に終了しています。出願後に行った活動を以前の実績とせず、高校1・2年生は自分の受験年度と提出期限から準備することが必要です。
資格とデータ分析から、理系推薦にも進路を広げる
地域やことばの課題を数値で考えたい人は、統計検定や情報系資格の知識を、自分の集計・可視化へ発展させる方法があります。単に資格を並べず、対象や条件をそろえて比較し、結果の限界も説明できるようにしましょう。
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは受験者4人・合格者2人で、実質倍率2.00倍でした。今回の講座の選考倍率とは別の、大学入試の実績です。情報・数理への関心が深まった場合は、資格、本人の分析や制作、数学・英語の基礎を組み合わせ、名門理系大学を推薦で目指す道もあります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、探究の相談から書類・面接まで
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。高校1・2年から、学校の探究と大学で深めたい分野を整理し、必要な基礎学力と資格学習を組み合わせます。
研究の途中では、質問の目的を明確にし、助言を受けて変わった部分と、本人が追加した調査や分析を記録します。資料では根拠と考察を分け、志望理由書では残った問いを大学の学びへつなげます。面接では、方法を選んだ理由や結果の限界まで答えられるよう練習します。
大学から受けた支援を、本人が考え、検証した実績として伝える対策です。オンラインの個別指導で、資格、探究、大学別の書類・面接まで徹底伴走します。
資格と本人の探究を生かす推薦対策は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


