大学の先生や学生と、一つの課題を継続して考えてみたい。中部学院大学の「高大学びプロジェクト」は、高大連携協定校との共同研究・共同学習を支える制度です。共同活動の中で本人が何を担当し、どのように考えを深めたかを残すことが、推薦・総合型選抜で伝える実績になります。
協定高校と大学が、一緒に研究や学習に取り組む
大学の現行案内は、高校生・高校教職員と、大学教員・学生が共に研究、学習、活動する場と説明しています。なるべく継続的に取り組むことも、プロジェクトの特徴です。
課題の例には、大学の講義、専門ゼミナール・卒業研究への参加、部活動の合同練習、街づくり・健康づくり、共同商品開発などが挙がっています。これは募集案内で示す例であり、希望すれば全てを受講できる授業一覧という意味ではありません。
学校で続けている探究に、大学の専門的な視点を取り入れる機会として考えられます。個人で申し込む一般講座ではなく、協定高校と大学の連携による取り組みです。
申請、目標と方法の相談、年度内の報告へ
連携を考える学校は、申請書を大学の地域連携推進センターへ提出します。大学側で対応する部門や教員等を検討し、目標と活動方法について双方が同意したうえで採択する流れです。担当者の選出が難しい場合には、対応できないこともあります。
活動終了後は、年度内に報告書を提出する案内です。参加前に、学校で何を調べてきたか、どこで助言が必要か、何を成果としてまとめたいかを整理しておくと、相談の内容が具体的になります。
5万円を限度とする助成は、プロジェクトを進めるために大学の学生や教員が活動する経費への支援です。高校生一人に5万円を支給する制度ではありません。個別の実施時期や参加方法は、在籍校と大学を通じて確認する必要があります。
資格の学習を、共同活動で使う知識へ変える
例えば、地域の健康づくりに関わるなら、統計検定で集計や比較を学び、自治体の公開調査を読み直す方法があります。英検やニュース時事能力検定の学習は、異なる地域の取り組みや社会の動きを調べる基礎になります。
共同商品開発なら、必要としている人、既存商品の課題、試作後の反応などを確かめる探究が考えられます。Pythonで公開データをまとめる場合も、対象や集計年、比較の限界を説明できることが大切です。これらは本人が提案する発展例で、大学が一律に実施する課題ではありません。
資格の証明に、課題設定、本人の担当、試行錯誤、成果物を重ねることが目標です。共同活動の結果と、自分一人で行ったことは分けて記録し、助言を受けて何を変えたかも残しましょう。
共同活動を生かす総合型選抜、大学3校の比較例
| 大学・方式 | 成果の生かし方と主な条件 |
|---|---|
| 日本社会事業大学・社会福祉学部/総合型選抜 | 高校卒業等の資格が必要。継続した社会的活動を活動報告書へ整理し、書類、小論文・面接で評価 |
| ICU・教養学部/総合型英語外部試験利用 | 全体4.1以上、所定の英語公式スコア、第一志望・入学確約などが必要。自己活動歴と小論文で関心を説明 |
| 慶應義塾大学・総合政策学部/環境情報学部AO入試 | 本人の調査と学習計画を資料へ。高校卒業等、日本語または英語の学習能力、第一志望・入学確約が必要 |
日本社会事業大学の2027年度要項4ページは「多様なボランティア活動等を継続的に行ってきた者」を対象に挙げています。参加の名称だけでなく、本人が続けた活動と、そこから何を考えたかを整理することが対応します。
活動報告書は、福祉・環境・災害・国際協力等のボランティアや類似の社会的活動、学校内外の生徒会・部活動・地域活動等が対象です。介護福祉士養成校の介護実習は除かれます。一次は書類、二次は60分の小論文と面接です。共生社会デザイン学科とソーシャルワーク学科の両方へ出願できます。
ICUの英語外部試験利用は、2024年4月1日〜2027年3月31日の高校卒業・修了等が対象で、過去にICU総合型へ出願していないことも条件です。2024年10月1日以降の所定の英語公式スコア、推薦状2通、小論文等を提出し、書類選考後に日本語の対面面接があります。自己活動歴は少なくとも2・3週間以上の教科外活動が対象なので、単日の体験だけで満たすとはいえません。
出典:ICU・2027年度総合型要項3〜8・22〜23ページ
慶應SFCは、志望理由・学習計画や本人の活動資料などの書類選考後に面接があります。志願者を客観的に知る2人の評価者が必要で、2親等内の親族は評価者になれません。
出典:慶應義塾大学・2026夏秋AO要項(2027年入学)8・10・18〜20ページ
以上は2027年度要項による比較例です。受講に一律加点が付くという説明ではありません。本人の受験年度と実際の提出期限を確かめ、出願後の活動成果を過去の実績にせず、主に翌年度以降を見据えて継続した活動を育てましょう。
データを使う学びへ広がった場合の推薦例
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。福祉・教育系の倍率とは別の結果です。地域の課題をデータや情報技術で考えたい場合は、資格、分析・制作、数学や英語を早くから学び、名門理系大学を目指す選択肢もあります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで共同活動を推薦の実績へ育てる
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。高校1・2年から、参加できる企画や学ぶ目的、必要な資格・基礎学力を整理し、継続できる活動計画を考えます。
活動中は、学校での準備、大学からの助言、本人が行った調査や試作を分けて記録します。活動後は、比較・分析・考察を含む報告へ発展させ、志望理由書や面接で、共同研究から生まれた問いと大学で学ぶ必要性を説明できるように支えます。
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