藤田医科大学の面接対策は、学部・学科と受験方式を分けることから始まります。医学科のMMIやグループ討論、医工共創学科の討論、看護・リハビリテーション分野の個人面接は、同じ準備だけでは対応できません。
資格や探究の結果だけでなく、本人が何を考え、どう行動し、何を学び直したいと感じたかを説明できるようにしましょう。
以下の質問・回答は独自の架空練習例です。公式過去問、合格者の回答、出題予告ではありません。省略部分は本人の実際の経験に置き換えてください。
藤田医科大学の面接は学科・方式によって異なる
2027年度は医学部の医工共創学科が始動します。医学科と同じ医学部でも、選考内容は別です。
| 学部・学科/方式 | 面接・討論などの概要 |
|---|---|
| 医学部医学科・ふじた未来入学試験 | 二次試験で個人面接(MMI)とグループ討論。講義課題も実施 |
| 医学部医工共創学科・総合型選抜 | グループディスカッション。試験当日の出席志願者が3名以下の場合は面接へ変更 |
| 医学部医工共創学科・学校推薦型選抜(公募制) | 小論文と個人面接、書類による選考 |
| 医療科学部・一般公募制推薦 | 医療検査学科・放射線学科とも個人面接。藤田フロンティア入学試験の本体には面接なし |
| 保健衛生学部・ふじた独創入学試験A | プレゼンテーションと個人面接。Bは筆記・書類による選考で面接なし |
| 保健衛生学部・一般公募制推薦 | 看護学科・リハビリテーション学科の個人面接 |
面接のない総合型選抜に、他方式の面接時間や配点を当てはめないことが大切です。医療科学部のSRP選考で案内される後日のWEB面接も、藤田フロンティア入学試験そのものとは別の段階です。
医学科のMMI・討論と医工共創学科の準備
医学科のふじた未来入学試験は、一次試験の英語・数学・小論文の後、二次試験で講義課題と面接を行います。二次の面接は150点、講義課題は60点です。
MMIでは具体的な過去の行動経験や、入学後12年間を見据えた「ビジョン12」などが扱われます。英語の聞く・話す力を確かめる質問もあります。過去の経験と目標の関係も説明できるようにしておきましょう。
グループ討論は5~6名で、課題について話し合う形式です。発言回数だけを増やすのではなく、他の人の意見を聞き、根拠や論点を確かめ、話し合いに貢献できるかを意識しましょう。講義課題では20~30分の講義を受け、その内容を踏まえて論述します。
医工共創学科の総合型選抜は、科学適性試験、小論文、外部英語試験、グループディスカッション、書類を組み合わせます。討論は1グループ60分・160点で、1人60分の個人面接という意味ではありません。公募制推薦は、小論文80分100点、個人面接50点、調査書と志望理由書を合わせて50点です。
医学の知識を並べるだけでなく、分からない点を認め、根拠を確かめながら他者と考える過程も練習しましょう。
情報オリンピック予選BランクやITパスポート、物理検定・化学検定・生物検定などの実績がある人は、学習で生まれた問いを説明する材料にできます。ただし、これらが全て指定資格や加点項目という意味ではありません。医工共創学科の外部英語試験の得点換算とは別に考えてください。
医療科学部・保健衛生学部の個人面接と発表
両学部の一般公募制推薦は、小論文80分と1人5~10分の個人面接が案内されています。ただし、面接の配点割合は学部と専願・併願によって異なります。
| 方式 | 面接の配点割合 |
|---|---|
| 医療科学部・一般公募制推薦の専願/併願 | いずれも15% |
| 保健衛生学部・一般公募制推薦の専願 | 30% |
| 保健衛生学部・一般公募制推薦の併願 | リハビリテーション学科が対象で20%。看護学科には併願方式なし |
割合の15%を「面接15点」と読み替えないようにしましょう。専門高校(看護)推薦の対象は、所定の看護系専門学科を卒業見込みの人です。こちらも個人面接5~10分で、一般公募制推薦の看護学科と同じ面接の配点割合30%です。
保健衛生学部のふじた独創入学試験Aは、英語に加えて、発表5分程度、質疑応答を含む個人面接10分程度を行います。発表の割合は20%、個人面接は10%です。取り組みの結果だけでなく、過程や行動、活動の意義も評価の対象です。
AのアクティブレポートはA4片面2枚以内の自筆で、事前に提出します。プレゼンテーション・面接会場には、レポートを含め資料等を持ち込めません。「提出した資料を見ながら話せる」と思い込まず、本人の言葉で説明する練習が必要です。
一方、ふじた独創入学試験Bは、英語、理科系の科学適性試験、状況設定問題、書類による選考です。Aの発表・個人面接をBにもあるものとして準備しないでください。
藤田医科大学の面接に備える質問例と回答の組み立て方
医学科:経験を通して、医師に必要だと考えたことは何ですか
…(本人が実際に経験した活動や、資料を読んで考えたこと)…。最初は正しい説明をすれば伝わると思っていましたが、相手の不安や理解を確かめる必要があると感じました。自分の経験だけで医療を理解したとは言えません。大学では科学的な根拠と対話の両方を学び、分からないことを確かめられる医師になりたいです。
家族や患者の病名、治療経過などの個人情報を話す必要はありません。MMIの練習では、結論に続けて理由を述べ、追加の条件が示されたときに考えを見直せるかも確かめましょう。
医工共創学科:技術と医療を結び付けたいと考えた理由は何ですか
…(本人が実際に行ったプログラミング、実験、調査など)…。結果が出ても、入力条件を変えると精度が下がり、使う人の状況を十分に考えていなかったと気付きました。医療への応用には、技術の性能だけでなく、安全性や利用者への説明も必要だと考えています。医学・工学・情報を学び、課題を異なる立場から検討する力を伸ばしたいです。
高校での制作を「診断できるシステムを完成させた」と誇張せず、検証した範囲と未確認の点を分けてください。討論では、他の人の指摘によって考えが変わることも、学びの過程として説明できます。
医療科学部:志望する医療技術職と、探究経験はどう関係しますか
…(本人が実際に行った化学・生物・物理の学習や探究)…。測定結果を比べる中で、条件や手順によって数値の意味が変わると分かりました。結果を出すことと、信頼できる結果を説明することは別だと感じました。志望する学科では基礎科学と専門知識を学び、測定や情報の扱いに責任を持てる力を身に付けたいです。
医療検査と放射線では、志望する分野に合わせて説明を変える必要があります。資格名を列挙するより、その学習で何を理解し、どこに疑問が残ったかを話しましょう。
看護学科:相手の意思を尊重するために、どんなことを考えましたか
…(本人が実際に経験した共同活動、交流、学習など)…。自分が良いと思った方法を勧めるだけでは、相手が求めていることを確かめられないと感じました。相手の話を聞き、判断できないことは責任ある人に相談する大切さを学びました。大学では看護の知識と技術を学び、相手の意思と安全を尊重した関わり方を考えたいです。
高校での体験を看護行為の実績に言い換えないことが大切です。Aを受験する場合は、発表と質疑応答の両方で、本人の行動や工夫を具体的に説明できるようにしてください。
リハビリテーション学科:理学療法・作業療法のどちらを学びたいですか
…(本人が実際に調べたことや、見学で疑問を持ったこと)…。身体の動きへの支援と、本人が望む生活や活動への支援について調べ、両方が関わることを学びました。その中でも私は…(志望コースに関心を持った本人の理由)…を深く学びたいと考えています。大学では基礎から学び、専門職同士の連携も理解したいです。
先進理学療法・先進作業療法は、出願したコースにそのまま進む方式です。両方の専門を尊重しながら、自分の関心と志望コースの学びを結び付けましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
出願日程と提出書類・面接練習の最終確認
2027年度の医学科ふじた未来入学試験は、出願登録が2026年10月30日まで、書類は11月2日必着です。一次試験は11月8日、二次試験は11月22日です。出願資格や入学後・卒業後の確約条件も、医学科の募集要項で確認してください。
医工共創学科は、総合型・公募制推薦とも出願登録が11月2日~25日、書類は11月27日必着です。試験日は総合型が12月5日、公募制推薦が12月6日です。
医療科学部・保健衛生学部の公募推薦は、出願登録が11月2日0時~11月10日16時59分、書類は11月10日17時必着、試験日は11月14日です。両学部の10月18日の総合型選抜は、この記事の確認時点では実施済みです。
提出書類に書いた経験について、本人の担当・工夫・結果・残った課題を、質問に合わせて説明できることが大切です。
スキルパスでは、理系の学習や実績づくりから、志望理由書、発表、面接まで一貫した対策を相談できます。自分の経験を整理し、大学で学びたい理由を具体化することから始めましょう。


