国士舘大学のAO選抜は、小論文・面接・書類審査を組み合わせる総合型選抜です。一般公募制推薦選抜も面接がありますが、募集対象や出願条件、必要書類はAOと異なります。
本人の資格・活動実績を、取り組んだ過程と大学で学びたいことにつなげて説明できるよう準備しましょう。 この記事では2027年度の公式要項を基に方式の違いを整理します。質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
AO選抜の面接|小論文・書類と合わせて準備
小論文・面接・書類審査は各100点
AO選抜は、小論文100点、面接100点、書類審査100点の総合評価です。小論文は60分・600字。総合評価が合格点に達していても、いずれかの評価が著しく低い場合には不合格になることがあります。
面接だけを練習するのではなく、学修計画書や面接票に書いたことを振り返り、小論文で考えを文章にまとめる準備も進めましょう。面接の所要時間や担当者数は、確認した要項に明示されていないため、ここでは断定していません。
資格や活動の条件と証明書類を確認
AOは所定の学歴等と第一志望の条件を満たし、資格・検定や諸活動の実績等、所定の出願基準のいずれかに該当する必要があります。
資格・検定による基準では、高校等在学中に取得・合格した資格・検定について、種類や級位・段位を問わないとしています。ただし、証明書類は必要です。高卒認定等の場合には取得時期等の指定もあるため、資格名だけで出願できると判断しないよう注意してください。
諸活動による出願も、活動内容に応じた証明が必要です。出願基準証明書の活動欄には学校長による証明・公印が必要な項目があります。本人が作る学修計画書や面接票と、学校等に依頼する証明を分けて準備しましょう。
理工学部の作品発表は任意
理工学部理工学科のAOは、面接内で学問的な質問をする可能性があります。また、芸術文化活動等の作品を持参し、5分程度のプレゼンテーションを行うこともできますが、発表は必須ではありません。
作品はコピーも認められますが、電子機器類は持ち込めません。公式FAQでは、作品の写真、模造紙、配布資料等、本人が持ち込み、管理できるものを案内しています。PCやスマートフォンで作品を見せる前提にせず、提示方法を確認してください。
一般公募制推薦とスポーツ・武道選抜の違い
公募推薦は6学部が対象
一般公募制推薦選抜の対象は、政経・理工・法・文・21世紀アジア・経営の6学部です。体育学部のAOやスポーツ・武道選抜と混同しないよう注意してください。
公募制も、小論文60分・600字、面接、書類審査を各100点で評価します。出願資格は、2027年3月に高等学校等を卒業見込みで、本学を第一志望とし、高等学校長等が責任をもって推薦することです。
理工学部では、公募制でも学問的な質問をする可能性があると案内されています。一方、AOの任意プレゼンテーションを、公募制の必須試験や共通の実施方法として扱うことはできません。
文学部は学修計画書の指定課題も確認
一般公募制の文学部は、学修計画書の「目標達成のための学修計画」に学科・コース別の課題があります。
| 学科・コース | 学修計画書で扱う主な内容 |
|---|---|
| 教育学科 | 将来のあり方、大学で学びたいこと、教育に関わりたい理由やきっかけ |
| 考古・日本史学コース | これまで自分で調べたこと、大学で研究したいこと |
| 地理・環境コース | 解明・解決したい問題、取り組み方、大学での学修 |
| 日本文学文化学科 | 大学で取り組みたい日本文学・文化の内容、自分の長所 |
表は公式の書類課題の要約で、面接の過去問ではありません。提出内容について説明できるよう、本人が読んだ資料や調べたことを振り返ってみましょう。文学部以外も学修計画書の提出は必要です。
スポーツ・武道選抜も、面接と学習の準備が必要
総合型のスポーツ・武道選抜は、高校等で3年間スポーツを継続し、都道府県大会またはそれ以上の大会に出場して活躍したこと等を条件とする方式です。対象競技・学科・日程の指定があるため、大会参加だけで出願可能と判断しないよう注意してください。
選考は、小論文60分・600字、面接、書類審査の総合評価です。競技の成績だけでなく、大学で学ぶ意欲や計画も整理しておきましょう。理工学部では、理工系の勉学意欲も条件に含まれ、面接内で学問的な質問をする可能性があります。
2027年度の日程と募集学部を確認
AOは期によって対象学部が異なる
| AOの区分 | 対象学部 | インターネット出願期間 | 試験日 |
|---|---|---|---|
| Ⅰ期 | 全7学部 | 2026年9月30日〜10月7日 | 2026年10月24日 |
| Ⅱ期 | 全7学部 | 2026年11月25日〜12月3日 | 2026年12月13日 |
| Ⅲ期 | 政経・理工・法・文・21世紀アジア | 2027年1月5日〜13日 | 2027年1月31日 |
| Ⅳ期 | 政経・21世紀アジア | 2027年2月16日〜19日 | 2027年3月2日 |
AOⅠ期はすでに試験を実施しています。Ⅱ期以降を検討する場合も、受験する期に志望学部の募集があるかを確認してください。AOの体育学部は多摩、その他の学部は世田谷で受験します。
公募制は11月、出願書類は翌日消印有効
一般公募制推薦選抜のインターネット出願期間は、2026年11月1日〜6日、試験日は11月21日、会場は世田谷キャンパスです。合格発表は12月1日、一括または1次手続の期限は12月16日で、2次手続は2027年1月31日までです。
スポーツ・武道選抜Ⅰ期も2026年11月1日〜6日出願、11月21日試験です。Ⅱ期は2027年1月5日〜13日出願、2月2日試験、Ⅲ期は2月16日〜19日出願、3月2日試験ですが、実施する学科が期によって異なります。
AO・一般公募制・スポーツ・武道選抜の出願書類は、インターネット出願期間最終日の翌日消印有効です。Web登録だけでなく、必要書類をそろえて郵送する準備も進めましょう。
方式、募集対象、提出書類、試験会場を確認してから、小論文と面接を並行して準備することが大切です。 詳細は国士舘大学の2027年度入学者選抜要項・各種様式から確認できます。
質問例と回答例|本人が取り組んだことを説明する
以下は独自の練習例です。省略部分には本人の経験を当てはめ、取得していない資格や、参加していない活動を加えないでください。
質問1|資格や検定の学習で、何を身に付けましたか
…(本人が取得・合格した資格や検定)…に向けて、…(取り組んだ内容)…を学びました。…(難しかった点)…に対して、…(学び方を変えたこと)…があります。その経験を、大学で…(志望学科の学び)…につなげたいです。
IT資格や統計検定等を話題にする場合も、合格した事実と、理解して説明できる内容を区別してみましょう。公式の出願基準に該当するかは、取得時期と証明書類も確認してください。
質問2|理工学分野の作品や探究で、何を工夫しましたか
…(本人が制作・調査したもの)…について、…(目的)…を考えました。私は…(設計・実験・実装等で担当したこと)…を行い、…(比較や検証の結果)…がありました。まだ分からない…(課題)…を、大学で深めたいです。
物理検定・化学検定・生物検定等で学んだ知識や、情報オリンピック等の経験がある人は、実際の工夫につながった部分を説明してみましょう。任意発表をする場合も、電子機器を使わずに示せるか確認してください。
質問3|社会や地域の問題について何を調べましたか
…(本人が関心を持った問題)…について、…(調べた資料や活動)…から考えました。…(確認できた事実)…がある一方、…(別の立場からの見方)…もあります。大学では…(政治・経済・法律・経営等の問い)…を学びたいです。
自分の意見を述べる際も、資料から分かることと提案を区別しましょう。21世紀アジア学部を志望する人は、関心のある地域や交流の経験から具体的に考える練習も役立ちます。
質問4|文学部で深めたい問いは何ですか
…(本人が読んだ作品・調べた歴史・地域・教育の問題)…から、…(疑問)…を持ちました。…(他の資料との比較)…を通して、…(考え直したこと)…があります。貴学の…(志望学科・コースの学び)…で、理解を深めたいです。
公募制では、学修計画書の指定課題と説明のつながりを確認してください。読んでいない本や、自分で調べていない内容を実績として加えることはできません。
質問5|スポーツの経験を、大学の学びにどうつなげたいですか
…(本人が継続した競技や活動)…で、…(課題)…がありました。私は…(練習や記録の見直し等)…に取り組み、…(結果や残った疑問)…があります。大学では…(スポーツ・教育・健康等の学び)…を深めたいです。
大会名や順位に加え、本人が考え、工夫したことを説明しましょう。活動実績を使うAOと、所定の競技・大会等の条件があるスポーツ・武道選抜は区別してください。ここで挙げた任意の資格や活動は、合格を保証するものではありません。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、学修計画書と面接の準備を進める
学修計画書、面接票、実績の証明を確認し、本人が行ったことと考えたことを整理してみましょう。理工系では、作品や探究を説明する練習に加え、基礎的な知識を自分の言葉で説明する練習も大切です。
スキルパスでは、本人の実績や学習の過程を整理し、志望学部・方式に応じた小論文・面接・任意発表の練習を支援します。 下のフォームから出願準備についてご相談ください。


