P検で学んだ情報の知識を、情報系の大学進学に生かしたい。推薦対策では、合格認定に加え、学んだ内容を調査や制作でどう使ったかを伝える準備が役立ちます。旧P検の級と、新しいスタンダードを分けて示すことから始めましょう。
P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)の内容を確認
旧方式のP検は2025年3月31日で終了しました。現在のP検は「情報Ⅰ」をベースにした、高校・中高一貫校の団体専用の検定です。スタンダードの1区分で、インターネットを利用するIBT方式で実施されます。
出典:現在のP検公式案内
主催者FAQでは、個人受検の予定はなく、大学・中学・塾・予備校・企業等での実施もできないとしています。新方式の主催者はベネッセコーポレーション、旧級別方式はICTプロフィシエンシー検定協会です。新旧とも合格認定証の有効期限はないと案内されています。
認定証どおりの名称・級又は区分・取得時期を記載し、旧級と新方式を独自に換算しないことが必要です。
学習から、制作・検証の経験へ
例えば、データの活用を学んだ経験から、学校生活の課題をアンケートで調べ、集計や表現の方法を比較する活動が考えられます。質問の作り方や回答数、対象にした人の範囲を記録し、結果から何が言えるかを考える方法です。
プログラミングに関心があれば、学習した処理を小さなプログラムで試し、入力条件と出力結果を整理することもできます。情報の知識を使って判断し、結果を確かめる経験が、大学で学びたい分野を具体的にします。出題例の紹介にとどまらず、自分で設定した課題や検証方法を説明しましょう。
出典:公式の出題例
情報分野を学ぶ大学3校の選抜例
以下は2027年度の総合型選抜です。この検定への固定加点の一覧ではなく、学習・制作・探究を説明する機会と、専門との相性から考える候補です。
| 大学・方式 | 資格の学習から準備する内容 |
|---|---|
| 電気通信大学・情報理工学域Ⅰ類の総合型選抜 | 制作やデータ分析で使った方法と、自分が工夫した点を紹介する |
| 芝浦工業大学・工学部総合型選抜 | 情報工学で深めたい問いを、制作・検証の経験から説明する |
| 東京電機大学・システムデザイン工学部総合型選抜 | 情報システム工学科の学びと、自分の作品や活動を結び付ける |
電気通信大学のⅠ類では所定の活動実績報告書と、原則として作品等の実演を含む3分以内の自己PR映像が必要です。CBTの基礎学力検査、発表・面接等もあります。2027年3月卒業見込み等の出願資格と合格時入学確約が条件です。活動の説明と、情報の基礎学力の両方を準備してください。
出典:2027年度募集要項
芝浦工業大学では、工学部情報・通信工学課程の情報工学コース等との接続が考えられます。出願課程のサマースクーリング修了、指定科目の履修、所定の英語スコア等が必要で、第一志望・合格時入学確約の条件があります。活動で生まれた疑問から、大学で学びたい内容を具体的にしましょう。
出典:工学部総合型選抜
東京電機大学のシステムデザイン工学部情報システム工学科では、関連する研究・活動や情報分野の資格、制作等の所定要件を満たす実績が出願条件に含まれます。高校卒業・卒業見込みの区分では数学・外国語各3.5以上と課程別履修条件が必要で、第一志望・合格時入学が前提です。活動の中で何を自分で考えたかまで、作品や記録とともに説明しましょう。
出典:2027年度選抜要項
志望理由書と面接で伝える実績
資格学習で知ったこと、実際に使ってみたこと、さらに学びたいことを順に整理してください。共同制作なら、自分の担当とチーム全体の成果を分けることも大切です。途中の案や修正の記録があると、大学を志望する理由の根拠として説明しやすくなります。
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