摂南大学の総合型選抜では、学部・学科によって発表、口頭試問、協働作業、グループ討議などを組み合わせています。志望理由の暗記だけでなく、提出した資料や当日の課題について、自分の考えを説明する準備が重要です。

この記事は2027年度の公式募集要項に基づく面接対策です。質問・回答例は独自の架空の練習用で、実際の過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。

摂南大学のAO入試は学部ごとに評価方法が異なる

AO入試は第1次選抜と第2次選抜に分かれます。理工学部は第1次にも学科別の試験があるため、書類審査だけで進むとは限りません。以下は主に第2次の内容です。

学部・学科第2次の面接・発表・討論等
法学部自己PRの発表10分以内・50点、個人口頭試問約15分・50点。別に小論文60分・50点
国際学部個人発表約10分と質疑約10分で100点。質疑は日本語
経済学部自己PRと関心のある経済問題を発表し、質疑まで約20分・100点
経営学部課題発表約10分と個人面接約10分で100点
現代社会学部個人ワーク70分・50点と、グループワーク・振り返り40分・50点
理工学部・生命科学科事前課題の発表10分・100点、口頭試問20分・100点
理工学部・生命科学科以外第1次を踏まえた基礎学力の確認を含む口頭試問約20分・100点
薬学部化学実験・グループ討議に加え、個人口頭試問1人約20分・100点
看護学部小論文60分・60点、協働作業約40分・60点、グループ討議約40分・80点
農学部小論文60分・100点、基礎学力の確認を含む口頭試問1人約15分・100点

農学部の口頭試問は個人またはグループです。看護学部のAO第2次には、上記の小論文・協働作業・討議が示されており、一律の個人面接として準備する方式ではありません。

受験する学部の評価方法に合わせ、発表する力、根拠を説明する力、相手の意見を受け止める力を練習しましょう。

理工・薬・看護・農は基礎知識と考えた過程を伝える

理工学部の都市環境工学科と機械工学科は、第1次に高校の探究活動を説明する発表・質疑があります。自分の役割、調べ方、得られた結果、残った問題を整理する準備が必要です。機械工学科は発表時のパソコン・タブレット等が使えないため、都市環境工学科と同じ準備にはなりません。

電気電子情報工学科は講義型とエッジ・ファインダー型に分かれます。後者の第1次は、完成させた工作やプログラムについて説明する方式で、失敗作も含みますが未完成品は対象外です。情報オリンピックの学習や競技プログラミングの経験がある場合も、提出する制作・探究との関係を自分の言葉で説明しましょう。

生命科学科は事前課題の調査内容と、その根拠を説明する練習が重要です。生物検定や化学検定に向けた学習経験は、本人が理解した内容を話す材料になります。ただし、資格があれば口頭試問の準備が済むわけではありません。

薬学部は化学実験とグループ討議に加え、基礎学力、志望動機・将来像、医療人を目指す資質などを口頭試問で評価します。実験では観察した結果と推測を分け、討議では他の人の見方も確かめる練習が役立ちます。看護学部では共同作業と討議への主体的な参加、相互理解への姿勢が大切です。

農学部は食・農・環境に関する小論文と口頭試問があります。栽培、食品、環境調査などの経験は、条件をどうそろえたか、結果をどう確かめたかまで整理すると、学ぶ理由を具体的に伝えられます。

文系学部は発表内容に応じた質疑と協働に備える

法学部の自己PRは、文化的活動や調査・研究など、本人が特に力を注いだことを説明する発表です。活動の紹介に加え、判断の理由、他者との関係、大学で深めたい問いを整理しましょう。小論文と口頭試問は別の評価項目です。

国際学部の発表は、身近な興味・関心と世界とのつながりがテーマです。選択した一つの言語で発表し、質疑は日本語で行います。パソコンやタブレット等は使えないため、提出資料と同じ様式・内容の手持ち資料を使う条件を確認してください。

経済学部は、自己PRと関心のある経済問題の両方を発表します。経営学部の課題は、日本が将来直面する問題と、10年後の自分、その問題への貢献を結びつける内容です。大きな将来像を語る際も、現在の経験や調べた根拠を示すことが大切です。

現代社会学部では、当日示された課題から個人のアクションプランを作成・発表し、その後グループの案をまとめて振り返ります。発言量だけを増やそうとせず、実現可能性を検討し、他の人の案を正確に理解して話し合う練習が必要です。資料や電子機器の持ち込み・使用はできません。

資格や大会実績を話すときは、実際の成果と自分の担当を明らかにし、そこから何を学んだかまで説明しましょう。

摂南大学の面接・討議に向けた質問例と回答

以下は考え方を振り返るための架空例です。摂南大学は、志望理由書・学修計画書・発表資料等の出願書類を作る際に生成AIを使うことを禁止しています。例文を自分の成果物として転用せず、提出物は公式の方針に従って本人が考え、作成してください。

理工:自分の制作や探究で、何を確かめましたか

…(本人が完成させた制作や探究を書く)…。私は、動けばよいと考えていましたが、条件が変わると結果が安定しませんでした。記録を比較し、原因を一つずつ確かめる必要があると気づきました。資格やコンテストに向けた学習で得た知識も振り返り、仕組みを説明できる理解を深めたいです。

物理検定の学習や情報オリンピック予選の成績なども、本人の事実に合う場合に限って扱います。予選Bランクを受賞や全国大会出場に言い換えるような誇張は避けましょう。

薬・農:結果からどこまで言えますか

私は…(本人が行った実験・観察を書く)…。結果には差がありましたが、測定回数が少なく、すぐに一般化はできないと考えました。化学検定や生物検定に向けた学習も参考に、条件や記録を見直しました。大学では、根拠を確かめながら科学的に考える方法を学びたいです。

資格を学んだ経験がなければ、授業で理解したことに置き換えられます。薬学部の実験や農学部の口頭試問で実際に出る内容を予測した例ではありません。

看護・現代社会:他の人と意見が違うときはどう考えますか

…(本人の共同作業の経験を書く)…。私は、早く結論を出そうとして、相手が重視している点を聞き取れていませんでした。その理由を尋ねると、同じ目標でも困っている場面が違うと分かりました。共通する点を確認し、案を比べる基準を一緒に考えたいです。

これは討議への姿勢を言葉にする練習例です。当日は状況や相手の発言を受け止めて参加する必要があり、準備した文章を述べるだけでは話し合いになりません。

法・国際:活動からどんな問いが生まれましたか

私は…(本人の文化活動や地域での経験を書く)…。同じ出来事でも、人によって受け止め方が違うことに興味を持ちました。関連する資料を調べましたが、自分の経験だけでは説明できない部分があります。背景を確かめ、異なる立場から考える方法を大学で学びたいです。

法学部なら活動と社会のルール、国際学部なら身近な関心と世界との関係など、公式課題に応じて整理しましょう。他者の経験を本人の体験に置き換えないことが大切です。

経済・経営:将来の目標と今の経験はどうつながりますか

…(本人が調べた経済問題や活動を書く)…。私は、身近な取り組みも、費用や人の行動によって継続の難しさが変わると感じました。簿記の学習では数字を整理する見方を得ましたが、それだけで社会の問題を説明できるとは考えていません。現状を分析し、実行できる方法を検討する力を身につけたいです。

経済学部では関心のある経済問題、経営学部では公式課題の将来像や貢献とのつながりを明確にしてください。取り組んでいない学習や実績を付け加える必要はありません。

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
    合格へ

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公募推薦の後期は薬・看護のグループ面接にも注意

2027年度公募制推薦入試の前期は、2026年11月1日〜9日が出願期間、11月19日・20日が試験日、12月3日が合否発表日です。前期は適性検査と提出書類等による選考で、面接はありません。

後期は2026年11月20日〜12月7日出願、12月15日試験、12月26日発表です。薬学部・看護学部には、1グループ5人程度、約20分のグループ面接があり、面接配点は100点です。両学部とも、基礎評価型・総合評価型のいずれにも面接があります。

薬学部では志望動機、将来の目標、医療・健康・福祉への関心などを確認します。看護学部では将来像に加え、医療現場で想定される場面について、自分の考えを合理的に説明できるかを確かめることがあります。専門知識を持つ医療者のように振る舞うのではなく、高校までの学びと本人の考えを具体的に説明する準備が必要です。

AOの学部別課題と、公募推薦後期の薬・看護の面接は別の試験です。受験方式を確かめてから対策を選びましょう。

2027年度AOの第2次試験は2026年10月10日で、すでに終了しています。専門学科・総合学科出身者入試、課外活動優秀者入試も10月18日に終了しています。両方式には個人またはグループの面接がありますが、対象学部・出身学科・活動実績・成績等の条件が異なるため、AOと混同しないようにしてください。

スキルパスでは、本人が積み重ねた資格・探究・制作・活動を振り返り、大学で学ぶ理由と面接での説明をつなげる準備を支援しています。資料の条件や大学の生成AI方針を守り、自分の考えを相手に伝える練習を重ねていきましょう。

詳細は2027年度総合型選抜募集要項、2027年度公募制推薦入試等の募集要項、公式募集要項ページをご確認ください。

摂南大学の志望理由書例文|総合型・推薦対策【2027年度】スキルパスの理系特化推薦対策

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