種智院大学の総合型選抜は、プレゼン型・講義型・小論文型・自己PR型で、面接と組み合わされる内容が異なります。人文学部の仏教学科、社会福祉学科のどちらで何を学びたいのかを、これまでの経験や関心と結び付けて説明することが大切です。

この記事では、2027年入学者向けの公式入試案内とFAQをもとに、面接の形式と準備を整理します。質問・回答例は独自の練習用で、実際の過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。

種智院大学の総合型4方式と面接の配点

各方式とも、面接は100点です。公式案内では、面接員2~3人、10分程度と示されています。また、FAQでは個人面接と説明されています。

方式面接と組み合わせる内容
プレゼン型指定テーマによる発表10分と質疑応答10分程度で100点。別日に面接100点
講義型講義60分を受け、まとめと自分の考えを30分で記述。受講態度・記述100点、別日に面接100点
小論文型学科別の指定テーマで1200字の小論文を出願時に提出し100点、当日の面接100点
自己PR型自己PRの発表5~10分100点、その後に面接100点

どの方式も面接を含む計200点で判定されます。発表や小論文を準備しただけで終えず、志望理由と入学後の学びも説明できるようにしましょう。

プレゼン型と自己PR型は同じではありません。プレゼン型には、幸せを感じられる社会に向けて自分ができることを考える指定テーマがあります。自己PR型は、自分の強みやよさを発表する方式です。自己PR型のFAQは10分程度と説明していますが、方式別のページでは5~10分と記載されているため、その範囲を踏まえて準備し、受験時の案内も確認してください。

仏教学科と社会福祉学科で志望理由を具体化

仏教学科は、真言密教を中心に、思想や文献、芸術、現代社会での実践などを多角的に学ぶ学科です。入学者受入れの方針では、広く仏教を学ぶことや、現代社会における仏教の意義、社会への貢献などが示されています。

仏像や美術、読書、地域の文化などの経験をきっかけにする場合も、印象だけで終わらせず、何を調べ、どのような疑問が生まれたかを整理しましょう。寺院や僧侶に関心がある場合は、その背景と大学で深めたい学びを具体化することが大切です。

社会福祉学科は、他者のために行動する姿勢を重視し、社会福祉の学習と実践を目指す方針です。ロールプレイやグループワークによる相談援助の学習、福祉施設での実習などの特徴もあります。

「困っている人を助けたい」と考えるようになった経験に加えて、その人の意向、生活環境、制度との関係にどのような疑問を持ったかを整理してみましょう。自分の善意だけで判断せず、相手の考えを聞き、専門的に学ぶ必要を説明できると、学科を志望する理由が具体的になります。

発表・小論文・講義と面接の説明をそろえる

小論文型は、当日に初めて小論文を書く方式ではありません。仏教学科は社会問題と仏教を学ぶ意義、社会福祉学科は日本の格差社会の現状・原因と解決について、所定のテーマで事前にまとめます。テーマの全文と書式は、公式ページ・指定用紙で確認してください。

自分の主張、根拠にした資料、別の考え方、まだ確かめられていない点を整理すると、内容を説明する練習がしやすくなります。講義型なら、講義で示されたことと、自分の解釈や意見を分けてまとめる練習が役立ちます。

自己PRでは、資格名や役職名に加え、何を工夫して取り組み、何を学んだかまで振り返りましょう。公式FAQも、取得した資格・検定は級数などを具体的に記入するよう案内しています。本人に実績があれば、検定学習、コンテストへの挑戦、地域活動なども説明の材料になります。

「経験→自分で考えたこと・工夫→学びや疑問→大学で深めたいこと」をつなげると、自己PRと志望理由を一貫して説明しやすくなります。 資格取得や受賞が必須、一律に加点されると示したものではありません。

種智院大学の面接に備える質問例と回答

以下は考え方を学ぶための架空例です。本人の経験や読んだ資料に置き換え、未経験の活動や取得していない資格を付け足さないでください。

仏教学科:なぜ仏教を大学で学びたいのですか

…(読書や文化に関心を持った経験)…から、仏教が人の考え方や文化にどのように関わってきたかに興味を持ちました。最初は仏像の形に関心がありましたが、調べる中で、その背景にある思想や地域の歴史も学ぶ必要があると感じました。…(実際に読んだ資料と生まれた疑問)…を踏まえ、文献と芸術の両方から学びを深めたいです。種智院大学で、真言密教を中心とする学びと現代社会との関係を考えたいと思っています。

読んでいない本を挙げず、どの内容に関心を持ったかまで説明する練習をしましょう。

社会福祉学科:福祉に関心を持った経験は

…(学校や地域での経験)…から、困りごとがあっても相談先につながれない人がいることに関心を持ちました。私は公開資料や本を読み、個人の努力だけでは説明できない背景もあると気付きました。統計検定の学習でも、数字の意味や調査の対象を確かめる大切さを学びました。…(本人が調べたこと)…を踏まえ、大学では社会福祉の制度と相談援助を学び、相手の意向を理解しながら考える力を身に付けたいです。

活動で接した人の個人情報を話す必要はありません。統計検定を取得していなければ、実際の学習や調査の経験に置き換えてください。

自己PR型:あなたの強みを説明してください

私の強みは、取り組みを記録し、うまくいかない点を見直すことです。…(検定学習、制作、学校活動など)…では、最初のやり方では続かなかったため、課題を小さく分け、進み具合を記録するようにしました。…(本人の工夫と結果)…から、自分に合った方法を考えながら継続する大切さを学びました。この姿勢を、大学での読書、講義の復習、調査にも生かしたいです。

強みを表す言葉だけで終わらず、それが伝わる経験を一つ選んで説明してみましょう。

他の人と意見が違ったとき、どうしましたか

…(共同活動)…で、進め方について意見が分かれました。私はまず、自分と相手が何を大切にしているかを確認しました。すると、目的は同じでも、時間や負担について考えている条件が違うと分かりました。…(自分が実際に行った調整)…を通じ、相手の話を聞いてから提案を考える必要を学びました。大学でも、自分の意見を伝えながら、他の人の考えから学ぶ姿勢を持ちたいです。

自分だけが活動を成功させたように話さず、他者の貢献と自分の役割を分けて整理しましょう。

入学後、何を学びたいですか

…(志望学科で関心のあるテーマ)…について学びたいです。高校までの経験では、資料を読むときに、事実と自分の印象を分ける難しさを感じました。まず基礎的な知識を身に付け、読書や講義、演習を通して、根拠を確かめて考える力を伸ばしたいです。…(公式の学科紹介で調べた内容)…と自分の疑問を結び付け、将来どのように社会に関わりたいかも考え続けたいと思っています。

仏教学科なら思想・文献・芸術・実践、社会福祉学科なら制度や相談援助など、自分の分野に合った学びを具体化してください。

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
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今後の試験日程と面接前の最終確認

プレゼン型・講義型は、2026年10月4日に発表・講義、10月18日に面接という日程です。2026年10月27日時点では試験日を経過しています。これから出願する場合は、小論文型や自己PR型の日程を確認しましょう。

方式・試験日出願期間
小論文型・2026年11月22日2026年11月2~14日
小論文型・2026年12月13日2026年11月24日~12月5日
小論文型・2027年1月24日2027年1月5~15日
小論文型・2027年2月13日2027年2月1~9日
小論文型・2027年3月18日2027年2月24日~3月11日
自己PR型1・2027年2月13日2027年2月1~9日
自己PR型2・2027年3月18日2027年2月24日~3月11日

郵送は出願締切日当日の消印有効です。持参の場合は締切日の17時まで、土曜日は12時30分までと案内されています。必要書類は、入学志願票、志望理由書、調査書等、方式に応じた小論文などを確認してください。

プレゼン型でパソコン等を使う場合は、出願前に大学への連絡が必要です。資料の形式が自由でも、機器を自由に使えると決め付けず、公式の指示を確かめましょう。志望理由書は、志望理由、入学後の抱負、自己推薦文の各項目を整理しておきます。

面接前には、自分で作成した書類、発表・小論文の根拠、志望学科で学びたいことを確認しましょう。質問を聞き、自分の言葉で分かりやすく答える練習が基本です。

スキルパスでは、本人の学習や活動を整理し、志望理由を深める相談や発表・面接の練習を支えています。経験を学びにつなげる説明に迷っている方は、活動記録や提出予定の資料をもとに相談できます。

出典:種智院大学・入学試験概要、プレゼン型、講義型、小論文型、自己PR型、入試FAQ、入学者受入れの方針。最新の要項と受験生への案内も確認してください。

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