大谷大学の総合型選抜では、志望理由を話すだけでなく、学科の学びや当日の講義・小論文・グループワークを踏まえた説明が大切です。文学部・社会学部・教育学部・国際学部のどこを志望するかによって、準備の重点も異なります。

この記事では、2027年度の公式入試概要と学科別ポイント解説をもとに、面接の評価と回答の考え方を整理します。質問・回答例は独自の練習用で、実際の過去問や出題予告ではありません。

大谷大学の総合型選抜と面接の評価を確認

1次選考は書類審査100点です。1次合格者が2次選考へ進み、学科ワークの受講後に小論文またはレポート100点と面接100点による、計200点満点の選考を受けます。

2次選考の面接は、エントリーシートだけでなく、小論文・レポートなども踏まえて評価されます。事前に用意した志望理由の暗唱だけでは十分ではありません。 学科の目標や求める学生像、入学後の学習計画について、自分の経験と結び付けて説明できる準備が必要です。

学部・学科等当日の主な学科ワークと筆記
文学部・真宗学科、仏教学科、歴史学科、文学科講義を受け、小論文を作成
文学部・哲学科講義・グループディスカッションを踏まえて小論文を作成
社会学部・現代社会学科グループワークとレポート。事前配信のガイダンスも視聴
社会学部・コミュニティデザイン学科講義・グループワークを踏まえてレポートを作成
教育学部・初等教育コース講義を受け、小論文を作成
教育学部・幼児教育コースグループワークを踏まえてレポートを作成
国際学部・国際文化学科、京都文化学科講義を受け、小論文を作成。京都文化学科は参照した2027入試概要で設置届出中と記載

面接は14時からですが、これは開始時刻です。各受験生の面接時間は1次合格発表時に案内されるため、一律に何分と決め付けないようにしましょう。また、試験前には学長による大学の理念説明の動画を視聴する指定があります。視聴方法は、出願後の大学からの案内で確認してください。

学科別に面接で説明したい内容を整理

文学部は、学科ごとの関心を具体的にすることが大切です。真宗学科では人間の問題への関心、仏教学科では大谷大学で仏教を学ぶ意義などが評価の観点に挙げられています。哲学科では他者の意見を聞く力や哲学に関する読書、歴史学科では歴史への具体的な関心と読んだ本、文学科では小説の価値や大学で文学を学ぶ意味などが示されています。

社会学部では、身近な出来事を社会の仕組みや地域の課題と結び付けて考える練習が役立ちます。現代社会学科は社会学への関心や社会科学の読書経験、コミュニティデザイン学科は地域や社会福祉の問題について自分の意見を表すことが評価の観点です。ニュースの感想だけで終わらず、なぜそう考えたかを整理しましょう。

教育学部の初等教育コースでは、教員への意欲や姿勢に加えて、提示された課題への理解・対応・表現も見られます。面接の場で課題が出される場合もあるため、決まった答えを暗記するだけでなく、指示を聞いて考える練習が大切です。幼児教育コースは、保育者になる意欲、基本的な態度、これまでの生活や活動で身に付けた習慣などを振り返っておきましょう。

国際学部では、国際的・文化的な出来事や異文化への関心を、読書・自主学習・経験に結び付けて説明する準備が役立ちます。京都文化学科については、京都の文化を地域と世界の両方から捉えることや、フィールドワークを含む主体的な学びへの意欲が示されています。

活動の実績と当日の学びを結び付ける

自己PR資料は任意ですが、資格・検定の証明、活動報告、作品、ポートフォリオなどを提出できます。ただし、志望する学科・コースの学びと関連する内容を含める必要があります。何を提出できるかだけでなく、その経験がなぜ志望先につながるかを考えましょう。

たとえば、教育分野への関心がある本人が生物検定や物理検定の学習に取り組んだ場合は、学んだことを人に説明するときの工夫も振り返れます。社会分野に関心がある本人が統計を学び地域調査をした場合は、数字だけでは分からなかった点まで整理してみましょう。これらの資格が指定の加点対象という意味ではありません。

グループワークでは、発言量だけでなく、相手の意見を聞き、課題に沿って考えを深める姿勢も大切です。 公式資料では理解力・積極性・コミュニケーション力などが評価の観点として示されています。進行役を務めること自体を目的にせず、議論の中で実際にどのような役割を果たしたかを振り返りましょう。

講義や討論の内容を整理する際には、説明された事実、他者の意見、自分の意見を分けてメモする練習が役立ちます。自分の考えが変わった場合も、その理由を説明できるようにしておきましょう。

大谷大学の面接に備える質問例と回答

以下は独自に作成した架空の練習例です。大学の公表した過去問や合格者の回答ではありません。…(本人の経験)…を実際の経験に置き換えて考えてください。読んでいない本や、取得していない資格を付け足す必要はありません。

文学部の志望学科で、何を深めたいですか。

…(志望学科と関心のある内容を書く)…を学びたいと考えています。…(本人が読んだ本や作品)…を読み、…(具体的に疑問を持った点)…が気になりました。その後に…(本人が実際に調べたこと)…を調べましたが、まだ十分に理解できていません。大学では資料や作品を丁寧に読み、自分の考えを根拠とともに説明できるようになりたいです。

本のあらすじの説明だけでなく、どこに疑問を持ち、志望学科でなぜ深めたいかを話す練習です。

社会学部で考えたい課題は何ですか。

私は…(身近な地域や社会で気になった出来事)…に関心があります。…(本人の観察・読書・調査)…を通じて、個人の努力だけでは説明できない背景があると感じました。ただ、自分が見聞きした範囲は限られています。大学では社会や地域を調べる方法を学び、異なる立場の人の話も聞きながら考えたいです。

身近な経験を出発点にしつつ、一つの経験だけで社会全体を断定しない姿勢も大切です。

教育学部での学びを、どのような将来につなげたいですか。

…(初等教育・幼児教育のうち志望するコースときっかけ)…。…(実際の活動や見学)…で、同じ説明でも伝わり方に違いがあると気付きました。私は…(実際に行った工夫)…を試しましたが、子どもの発達や学びについて知識が足りないと感じました。大学では基礎から学び、子どもの反応を思い込みで判断せず考えられるようになりたいです。

本人が担当したことと見学したことを分け、子どもや家庭が特定される情報は出さないようにしましょう。

国際学部での学びと、これまでの活動はどうつながりますか。

…(文化や言語に関心を持った経験)…があり、…(本人が行った読書・語学学習・地域での活動)…に取り組みました。最初は…(当初の考え)…と考えていましたが、…(違う見方に触れた場面)…で見方が変わりました。大学では自分が慣れた価値観だけで考えず、地域と世界の関係を学びたいです。

語学資格の名称だけでなく、その学習や経験で何を考えたかまで説明すると具体的になります。

グループで話し合った経験から、何を学びましたか。

…(本人が参加した話し合いや活動)…では、私は…(実際の役割)…を担当しました。意見が分かれたときには、まず相手の理由を聞き、…(自分が行った働き掛け)…を試しました。…(結果と反省)…。自分が正しいと思う案を押し通すのではなく、根拠を確かめて考えを組み直す必要があると学びました。

試験当日の振り返りでは、用意した経験談に置き換えず、実際の議論と自分の行動を正直に説明してください。

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
    合格へ

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総合型の受験時期と公募推薦の違いに注意

2027年度の総合型選抜は、出願が2026年9月1日〜9月11日、2次選考が10月17日です。2026年10月27日現在、出願と試験は終了しています。これから出願する場合は、面接のある総合型を引き続き受けられると誤解しないようにしましょう。

今後の公募制推薦は、総合型とは選考方法が異なります。

方式主な選考・今後の日程
公募制推薦前期小論文型または基礎能力試験型。出願2026年10月14日〜11月6日、専願制は11月22日、併願制は11月20日・21日が試験日
公募制推薦後期・専願制基礎能力試験型。出願2026年11月23日〜12月11日、試験12月20日

前期・後期とも、選考試験200点、出身学校の成績50点、志望理由書10点などで判定する方式で、面接はありません。後期の英・数型は教育学科初等教育コース数理教育専攻のみが対象です。志望先と選考方式の組み合わせを確認してください。

総合型の面接対策と、公募推薦の小論文・基礎能力試験対策は分けて考える必要があります。 公募推薦では出身学校長の推薦書も必要です。出願は締切日の消印有効ですが、必要書類の用意にかかる時間も見込んでおきましょう。

スキルパスでは、本人の活動・探究・読書などを整理し、大学と学科に合った志望理由書・面接の準備を支えています。自分の経験を学びにつなげて説明する方法に迷っている場合は、活動の記録や提出書類をもとに相談できます。

出典:大谷大学・総合型選抜、2027年度総合型選抜入試概要、学科別ポイント解説、提出書類の案内、入試日程、公募制推薦前期、公募制推薦後期。変更や訂正は大学公式の最新案内で確認してください。

大谷大学の志望理由書例文|総合型・推薦対策【2027年度】スキルパスの理系特化推薦対策

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