横浜美術大学の総合型選抜では、選んだテーマについて冒頭にプレゼンテーションを行い、その後に質疑応答があります。作品の完成度だけでなく、なぜ作ったのか、何を工夫したのか、大学でどう学びたいのかを説明する準備が大切です。
本人の制作や活動を振り返り、作品・提案・経験について自分の言葉で説明できるようにしましょう。 以下の質問・回答は独自に作成した架空の練習例で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
総合型選抜の面接形式と配点
美術学部美術・デザイン学科の総合型選抜は、4つの選択テーマから一つを選びます。面接の冒頭3分程度でプレゼンテーションを行い、その内容を含む質疑応答へ進みます。面接全体は15〜20分の予定です。
| 選考項目 | 配点・時間 |
|---|---|
| プレゼンテーションを含む面接 | 100点。冒頭の発表は3分程度、面接全体は15〜20分の予定 |
| 調査書 | 20点 |
| 志望理由書 | 20点 |
| 合計 | 140点 |
来校面接かオンライン面接を選択でき、4テーマすべてがオンライン面接の対象です。テーマによって提出書類や必要物が異なるため、選んだテーマに合わせて準備しましょう。
出願には、大学のアドミッション・ポリシーへの賛同と教育内容の理解、合格した場合に必ず入学することが求められます。高校卒業・卒業見込み等の学歴条件や、該当者に必要な個別審査等も要項で確認してください。
選択テーマ別の準備
作品持参
本人の作品について、プレゼンテーションを含む面接を受けます。持参作品説明書は出願時に提出する書類です。持参する自己作品は過去3年以内に制作したものから3点以内で、大きくて持参できない作品は写真等をポートフォリオ形式にして用意できます。
作品ごとに、着想、表現したいこと、素材や技法を選んだ理由、制作中の試行錯誤を振り返ってみてください。複数の作品を使う場合は、3分程度で何を伝えるかを絞って練習しましょう。
アイデア提案
所定のアイデア提案用紙を作成し、出願時に提出します。美術・デザインによって世の中が楽しくなる新しいアイデアを、スケッチ・図・文字等で提案する課題です。
思い付いた案の紹介に加え、誰のどのような場面を考えたか、なぜその表現や方法を選んだかも説明してみましょう。実際に試していないことを「効果が出た」と話さず、提案と検証済みの内容を区別することが大切です。
美術作文
関心を持った美術・デザイン作品や作家等について、タイトルを付けて800字以内で作文を作成し、出願時に提出します。面接ではその作文についてのプレゼンテーションがあります。
作品や作家の紹介だけでなく、どの表現に関心を持ち、本人の制作や考え方にどう関わったかを整理しましょう。他人の解説と、自分が見て考えたことを区別して説明する練習が役立ちます。
実績アピール
実績アピール文を作成し、内容を客観的に証明する書類があれば、その写しも提出します。対象は美術の受賞だけに限られず、英検・TOEIC・数検等の結果、クラブ活動、ボランティア活動での表彰等も含まれます。
実績の名称だけで終わらず、本人が何を学び、美術・デザインにどう生かしたいかまで説明しましょう。 大学のアドミッション・ポリシーにも、美術以外の実績を今後の美術・デザイン分野に生かそうとする意思が挙げられています。
来校・オンラインの準備と今後の日程
表示や再生も事前に確認
来校面接で動画作品やデータを使う場合は、再生機器が必要です。インターネットを使う場合は通信環境も本人が用意する案内です。作品が試験会場で見せられる状態か、事前に確認しておきましょう。
オンライン面接では、出願ポータルサイト内の案内を読み、通信機器とインターネット環境を準備します。オンライン面接試験同意書の提出が必要です。作品持参を選ぶ人は、作品画像貼付用紙も確認してください。
画面越しに細部が伝わるか、音声が聞こえるかを練習時に確かめると役立ちます。ただし、接続方法や提出様式は大学の指定に従ってください。
総合型Ⅲ期・Ⅳ期
| 期 | インターネット出願登録期間 | 書類提出期限 | 試験日 | 合格発表日 |
|---|---|---|---|---|
| Ⅲ期 | 2026年12月1日〜12月10日17時 | 2026年12月10日・消印有効 | 2026年12月19日 | 2026年12月25日 |
| Ⅳ期 | 2027年2月25日〜3月2日17時 | 2027年3月2日・消印有効 | 2027年3月9日 | 2027年3月11日 |
Ⅲ期の手続締切は2027年1月13日、Ⅳ期は3月17日で、いずれも必着です。Ⅰ〜Ⅲ期で募集人数を超えた場合はⅣ期を実施しない場合があり、実施の有無は公式サイトの案内を確認する必要があります。
制度の確認には、大学公式の総合型選抜案内と、公式の募集要項掲載ページから公開されている2027年度学生募集要項を使用しています。
質問例と回答例|制作の過程と学びを説明
以下は面接練習用です。省略部分には本人の作品・提案・鑑賞・活動の経験を当てはめてください。
質問1|この作品では、何を表現しようとしましたか
…(本人が実際に制作した作品)…では、…(表現したいこと)…を考えました。…(着想のきっかけ)…から、…(素材・構図・色等の選択)…を工夫しました。制作中は…(困った点)…があり、…(本人が試した修正)…に取り組みました。
作品名や技法の説明に加え、本人の判断が伝わるように話してみましょう。
質問2|このアイデアを考えた理由は何ですか
…(実際に気付いた場面や問題)…をきっかけに、…(本人の提案)…を考えました。…(想定する人や場面)…に向けて、…(工夫したこと)…を提案しています。まだ…(確かめられていないこと)…があるため、…(今後の検証方法)…も考えたいです。
提案の魅力と、まだ検証できていない点の両方を説明する練習です。
質問3|関心を持った作品の、どこに魅力を感じましたか
…(本人が実際に見た作品や調べた作家)…の…(具体的な表現)…に関心を持ちました。…(自分で見たり資料で調べたりした内容)…から、私は…(本人の解釈)…と感じています。自分の制作でも…(実際に影響を受けた点や試したいこと)…を考えるようになりました。
作品の事実情報と本人の解釈を分け、作文に書いたことも説明できるようにしましょう。
質問4|美術以外の活動から、何を学びましたか
…(本人の実際の資格学習・部活動・ボランティア等)…で、…(担当や目標)…に取り組みました。…(工夫や試行錯誤)…を通して、…(学んだこと)…があります。今後は、…(美術・デザインとの接点)…について考え、表現に生かしたいです。
数検の学習、外国語、情報分野等の経験があれば、本人が理解したことを具体的に説明してみてください。経験していない活動を加える必要はありません。
質問5|横浜美術大学で、どのように学びたいですか
…(本人の現在の制作や関心)…では、…(今の課題)…があります。貴学の…(公式情報で確認した学習内容)…に関心があり、…(深めたい技術や知識)…を学びたいです。…(入学後に取り組みたい制作や活動)…を通して、…(表現したいこと)…を考えていきたいです。
大学の名称を入れ替えても通じる説明だけでなく、本人の制作上の課題と大学での学びを結び付けてみましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、実績を志望理由と面接につなげる
作品、提案用紙、作文、活動記録を読み返し、本人が考えたことと行動したことを整理しましょう。共同制作では本人の担当を明確にし、他者の作品や意見を自分の実績として説明しないことも大切です。
横浜美術大学の志望理由書例文|総合型・推薦対策【2027年度】
スキルパスでは、本人の実績と学びを整理し、志望理由書や面接で自分の言葉で説明できるよう支援します。 出願準備や面接練習について、下のフォームからご相談ください。

