広島大学の志望理由書では、学問への関心を、自分で調べ、作り、検証した経験から説明することが重要です。総合科学部から情報科学部まで、12学部の例文を紹介します。
AI時代の志望理由書では、将来の目標を支える「自分が実際に取り組んだこと」が重要です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
広島大学の志望理由書|実績と大学での学びをつなぐ書き方
AIで整えた将来像だけでは、差がつきにくい
生成AIを使えば、社会課題や将来の仕事について、整った文章を作れます。だからこそ、「将来は最先端の技術で社会に貢献したい」という文章だけでは、あなた自身が見えてきません。
一方、自分で取った資格、作った作品、実験の失敗、改善のために比較したデータには、その人の行動が表れます。「なぜその分野なのか」「入学後も学び続けられるのか」を伝えるには、過去の取り組みを根拠にすることが重要です。
私はAIに興味があります。貴学で最先端の情報技術を学び、社会に貢献できる人材になりたいです。
私は図書の検索アプリを制作しました。検索が遅くなる原因を調べ、処理方法を見直した経験から、アルゴリズムとデータ構造を体系的に学びたいと考えています。
資格の取得で終わらず、学んだことを使う
ITパスポート、統計検定、数学検定などの資格は、学習の積み重ねを示す実績になります。さらに、その知識を探究や制作に使えば、志望分野への関心を具体的に説明できます。
たとえば統計を学んだなら、集めたデータのばらつきや、結果をどう解釈したのかまで書くと、取り組みが具体的に伝わります。プログラミングなら、何を作り、どこでつまずき、どう直したのかが大切です。取得した資格と、その知識を自分で考えて使った経験を組み合わせることが、実績重視の志望理由書の出発点です。
以下は、学部ごとの学びに合わせて設定したモデルケースです。資格・活動・成果は、自分自身の経験に置き換えてください。
総合科学部の志望理由書例文
実績の軸:地域調査/案内制作/意見整理
例文 01|防災案内の検証から複数分野の探究へ
私は地域の課題を複数の学問から考えたいと思い、貴学総合科学部を志望します。防災案内を作る活動で、正確な地図があっても行動につながるとは限らないと気付きました。
公的資料と安全な範囲での現地確認をもとに案内を作り、担当者の意見から説明を修正しました。地形、情報の伝え方、生活の条件が関わるため、一つの視点では課題を捉えきれませんでした。調べた範囲と残る疑問をまとめました。
貴学では分野を結び付けて考える知識と方法を学びたいです。地域で得た問いを深め、異なる根拠を比べながら課題に向き合う力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:幅広く学びたい理由を、実際に複数の要因を検討した経験から示しています。
文学部の志望理由書例文
実績の軸:地域資料/出典整理/発表
例文 02|記録の読み比べから歴史の理解へ
私は出来事の記録と人の記憶の関係を学びたいと考え、貴学文学部を志望します。地域の歴史を調べ、同じ出来事でも資料によって説明が異なることに関心を持ちました。
作成時期と目的を整理し、何が書かれ、何が省かれたかを比較しました。了承を得て聞いた話も記録と分けて扱いました。自分の解釈に都合のよい資料だけを使わず、説明できない違いも残して発表しました。
貴学では歴史や文化を研究する方法を学びたいです。資料を批判的に読む力を養い、人々の経験を背景とともに理解したいと考えています。
この例文のポイント:資料を集めた実績に、解釈を点検した過程を加えています。
教育学部の志望理由書例文
実績の軸:教材制作/学習支援/記録比較
例文 03|実験教材の改善から理解を支える教育へ
私は学ぶ人の理解を確かめて教育を工夫したいと考え、貴学教育学部を志望します。理科の体験活動を手伝い、実験が成功しても理由を説明しにくい子どもがいると気付きました。
担当者と相談して予想を比べる教材を作り、活動前後の説明を記録しました。用語を覚えたかだけで判断せず、図で考えを表せるかも確かめました。教材と問いかけの両方を検討する必要があると学びました。
貴学では教育と学習に関わる理論や専門性を深めたいです。支援を振り返った実績を生かし、学ぶ過程を根拠から捉える力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:関わった経験を、学びを検証した実績へつなげています。
法学部の志望理由書例文
実績の軸:生徒会/規則調査/意見整理
例文 04|ルールの比較から公正な手続きへ
私は立場の異なる人の権利を踏まえて制度を考えたいと思い、貴学法学部を志望します。校内の施設利用を検討し、利用者の便利さと管理の負担で意見が分かれる場面を経験しました。
規則と利用記録を整理し、意見を賛否だけでなく理由ごとに分けました。少数の利用者に生じる不利益も提案書に記し、手続きを説明して意見を聞き直しました。結論を出す過程の公正さも重要だと学びました。
貴学では法や政治の基礎を学びたいです。身近な対立を制度の目的と結び付けて捉え、根拠を示して議論する力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:調整役だったことを、制度を学ぶ問いと結び付けています。
経済学部の志望理由書例文
実績の軸:統計の学習/価格調査/図表制作
例文 05|価格記録の分析から経済の仕組みへ
私は物価の変化と人々の選択の関係を学びたいと考え、貴学経済学部を志望します。身近な商品の価格を記録し、値段だけでは負担の変化を比べられないと気付きました。
内容量と調査日をそろえて単価を計算し、特売と通常価格を分けました。統計の学習を生かし、平均だけでは見えない違いを表にしました。限られた店の結果を社会全体へ広げないよう、調査範囲も示しました。
貴学では経済理論と分析の方法を学びたいです。記録から生まれた疑問を制度や市場の仕組みと結び付け、根拠に基づいて考える力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:データの条件をそろえた実績を具体的に示しています。
理学部の志望理由書例文
実績の軸:物理実験/測定記録/グラフ
例文 06|光の測定から自然現象の説明へ
私は自然現象を測定と理論から理解したいと考え、貴学理学部を志望します。光の明るさを測る探究で、距離を変えるだけでは予想どおりの値にならないと経験しました。
周囲の光と器具の向きを記録し、条件をそろえて測り直しました。測定器の範囲を確かめ、合わない結果も除かずに検討しました。式を当てはめる前に、何をどう測っているかを理解する必要があると学びました。
貴学では自然科学の基礎と研究方法を深めたいです。実験で残った問いを理論につなげ、説明の確かさを検証する力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:実験の成否より、測定条件を考え直した経験を伝えています。
医学部の志望理由書例文
実績の軸:公的資料/健康案内/専門家への質問
例文 07|地域の健康情報から医療への問いへ
私は根拠と生活への理解を持って健康を支えたいと考え、貴学医学部を志望します。健康案内を作る活動で、知識を伝えることと相手が実践できることには違いがあると気付きました。
公的な資料を読み、対象と注意点を整理しました。専門家に疑問を聞き、利用する人の意見から用語と説明順を見直しました。自分で判断できない内容を区別し、正確さと分かりやすさを両立する難しさを学びました。
貴学では生命と健康の基礎を学び、志望する学科の専門性を深めたいです。相手の背景を理解し、根拠を確かめながら医療に関わる力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:医療行為をしたと誇張せず、高校生としての探究を示しています。
歯学部の志望理由書例文
実績の軸:保健の探究/資料比較/説明の改善
例文 08|口腔の資料調査から生活機能へ
私は口腔の健康と生活の関係を学びたいと考え、貴学歯学部を志望します。食べる働きを調べる探究で、口腔の状態が日々の生活に広く関わると知りました。
公的資料を読み、予防や口腔機能の説明を図にまとめました。読む人の質問を受けて用語を見直し、専門的な疑問は確認事項として残しました。短くする際も条件を省かず、正確に伝える必要があると学びました。
貴学では口腔と全身の関係を基礎から学びたいです。資料を比較した実績を専門の学びへつなげ、相手の暮らしを理解して歯科医療に関わる力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:説明資料を改善した行動から、歯学を学ぶ姿勢を示しています。
薬学部の志望理由書例文
実績の軸:化学の学習/添付文書/比較表
例文 09|成分表示の比較から薬の科学へ
私は薬の効果と安全性を科学的に理解したいと考え、貴学薬学部を志望します。薬の情報を比較し、似た名称でも成分や使用条件が異なることに関心を持ちました。
添付文書と公的な解説で対象、働き、注意点を整理しました。分からない内容は専門家に質問し、自分の推測と確認した事実を分けました。物質の性質と生体の仕組みの両方を学ばなければ説明できないと感じました。
貴学では化学と生命科学の基礎を深めたいです。根拠を読む力を養い、薬の研究や適正な使用を支える専門性につなげたいと考えています。
この例文のポイント:情報を比較した経験を、専門的に学ぶ理由へつなげています。
工学部の志望理由書例文
実績の軸:設計図/模型製作/動作試験
例文 10|機構の試作から使い続けられる設計へ
私は安全に使い続けられる機械を設計したいと考え、貴学工学部を志望します。物を持ち上げる模型を作り、動作に成功しても繰り返すとずれが生じると経験しました。
荷重と動作回数を記録し、接合部と駆動方法を見直しました。一度に複数の部品を変えず、修正の効果を比べました。性能だけでなく、点検や交換のしやすさも設計で考える必要があると学びました。
貴学では工学の基礎と設計・評価の方法を学びたいです。製作の経験を理論と結び付け、使用条件を踏まえて技術を検証する力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:完成後の試験と改善を実績の中心にしています。
生物生産学部の志望理由書例文
実績の軸:栽培記録/品質比較/資料調査
例文 11|栽培と食品の記録から生物生産へ
私は生物の働きを生かした生産と食のあり方を学びたいと考え、貴学生物生産学部を志望します。野菜を育て、収穫量が同じでも品質や作業の負担が違うことに気付きました。
環境と生育を記録し、収穫後の状態も安全に観察しました。良い結果だけを取り上げず、比較できない条件を分けました。生産から利用まで考えるには、生命や食品、環境の知識が必要だと学びました。
貴学では生物と生産を支える科学を深めたいです。観察で生まれた疑問を実験や分析につなげ、持続的に食を支える方法を考える力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:栽培経験を、生物生産を広く学ぶ理由へ発展させています。
情報科学部の志望理由書例文
実績の軸:プログラミング/データ整理/評価比較
例文 12|分類プログラムの検証から情報科学へ
私は情報技術の結果を根拠から評価できる力を身に付けたいと考え、貴学情報科学部を志望します。画像の分類プログラムを試し、用意する画像の条件で結果が大きく変わると知りました。
自分で撮影した対象を使い、学習用と評価用の記録を分けました。明るさや角度を変えて失敗例も整理し、単純な比較方法との差を確かめました。精度の数字だけでは、使える条件を説明できないと学びました。
貴学では情報とデータを扱う理論や方法を学びたいです。数学と実装の力を深め、技術の限界と社会への影響まで考えて検証する力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:技術を使った経験に、結果を検証した実績を加えています。
自分の志望理由書に置き換える、5つの確認ポイント
- きっかけ:関心を持った出来事を、短く具体的に書けているか。
- 実績:資格・探究・制作について、自分が担当した内容を説明できるか。
- 試行錯誤:最初の方法、気づいた問題、改善したことが分かるか。
- 大学との接点:活動で残った課題と、志望学科の学びがつながっているか。
- 将来像:過去の経験と大学での学びを踏まえた目標になっているか。
実績から書き始めるための整理メモ
私が取り組んだことは【活動・資格・制作】です。
その中で、私は【自分の役割と工夫】を担当しました。
【記録・比較・発表】を通して、【得た力・気づき】がありました。
一方、【今の知識では解決できない課題】が残りました。
そこで、広島大学【志望学科】で【関連する学問・技術】を学び、【取り組みたいこと】につなげたいと考えています。
このメモが埋まらない場合は、文章を飾る前に、実績の整理や追加の取り組みが必要です。途中の作品や失敗した実験にも、自分で考えた過程が残っています。完成度だけでなく、何を確かめ、次にどう直すのかまで振り返ってみてください。
AI時代の志望理由書対策は、実績づくりからスキルパスへ
志望理由書は、提出直前の添削だけで完成するものではありません。書く根拠となる資格や活動を積み上げ、その経験から大学で学びたいことを見つける準備が重要です。AIで文章を整えやすくなった今こそ、自分の言葉で説明できる実績が強みになります。
理系大学院講師が中心のスキルパスでは、志望分野に合わせた資格取得や探究・制作の計画から、活動の振り返り、志望理由書、面接まで一貫して対策します。情報系ならプログラムとデータ、機械系なら試作と検証、建築系なら調査と提案というように、学部の学びに合う実績づくりから相談できます。
スキルパスのカリキュラムなら、資格取得の設計から学修計画書の作り込み、小論文・面接対策まで一貫して仕上げられます。実績作りが重要ですが、コツさえつかめば誰でも簡単にできます。
総合型×理系×実績
実績づくりから志望理由書まで
- STRENGTH 01総合型選抜に特化
志望理由書・面接・小論文・実績作りまで、専門講師が一貫してサポートします。
- STRENGTH 02理系志望に最適化
プログラミング・データサイエンス・IT資格など、理系大学が評価する実績作りに直結します。
- STRENGTH 03実績を志望理由書へ
資格や探究・制作の経験を振り返り、志望学科で学びたいことにつなげます。
実績と大学での学びのつながりが重要です。資格・探究・制作から書類・面接まで、志望分野に合わせて一貫して対策します。
実績づくり・志望理由書を相談する
國武 塾長現役私立大学兼任教員/入試制度研究者・社会工学専攻講師紹介を見る
オンライン個別指導
オンラインだからこそ、理系の専門家から学べる
地理的条件に縛られず、日本全国から
理系の第一線で活躍する講師が集結
現役の研究者大学院生エンジニアが直接指導
- 全国どこからでも受講
- 徹底伴走
- 質問は24時間受付
完全個別指導
一人ひとりの実績と志望校に合わせて、マンツーマンで対策します。
実績づくりから出願まで
資格やコンテストの実績づくりから、志望理由書・面接・小論文までを一貫して支えます。
広島大学の志望理由書でよくある質問
大きな受賞歴がないと、実績重視の志望理由書は書けませんか?
全国大会での入賞だけが実績ではありません。資格の取得、自分で制作した作品、継続した観察や実験、改善の記録も、取り組みを示す材料になります。規模よりも、志望分野との関係と、自分の工夫を具体的に書くことが大切です。
資格は、たくさん並べた方がよいですか?
志望分野に関わる資格を中心に、なぜ学び、どの活動に使ったのかまで示す方が、学習の意味が伝わります。取得数を増やすことだけを目的にせず、探究や制作と組み合わせて実績を積み上げましょう。
同じ情報系の活動を、複数の学部の志望理由に使えますか?
使えます。ただし、学びたい内容は学部・学科に合わせて具体化する必要があります。アプリ制作でも、情報工学ならシステムの仕組み、経営デザインなら運営上の課題、ロボティクスなら機体と制御との関係が中心になります。
例文を参考にした後、面接に向けて何を準備すればよいですか?
活動の記録、制作物、比較したデータなどを見返し、「なぜその方法を選んだか」「何がうまくいかなかったか」「大学では何を学びたいか」を説明する練習が役立ちます。書いた文章と、実際に取り組んだことが一貫しているか確認してください。
大学公式情報で学部の学びを確認
例文は学部の学びにつながる経験を整理するためのモデルケースです。志望学科の学びと、出願する方式の提出書類・様式を確認し、自分の経験に合わせて具体化してください。
学部構成・学びの確認:2026年10月17日。
広島大学の志望理由書・実績づくりを無料相談
「今ある活動をどう書けばよいか」「これから何に取り組めばよいか」と迷っている方は、無料受験相談をご利用ください。志望学部と現在の経験に合わせて、資格・探究・制作から志望理由書までの準備を相談できます。

