公立はこだて未来大学の総合型選抜では、活動実績を説明する発表と、その場の問いに答える対話面接があります。志望理由の暗記だけでは、活動の仕組みや判断の根拠を問われたときに対応しにくくなります。
何を作ったかに加え、なぜそう考え、どう試し、何が課題として残ったかを、自分の言葉で説明しましょう。 相手の質問を聞き取り、分かりやすく伝える練習が大切です。
以下は練習用の想定質問と架空の回答例です。実際の過去問や合格者回答ではありません。実績や活動は、本人が経験した内容に置き換えてください。
公立はこだて未来大学の方式別の面接内容
総合型選抜|活動発表と対話面接
2027年度の公式案内では、書類、適性検査、面接で選考します。面接は250点のプレゼンテーション・対話面接です。発表では、将来の目標や志望理由だけでなく、自己推薦の根拠となる活動を具体的に説明します。
対話では、発表と志望理由書を踏まえた問いに、その場で考えて答える力が重視されます。数学・データ・情報、日本語・英語を扱う適性検査にも、それぞれ基準点があるため、面接だけに準備を偏らせないことが必要です。
学校推薦型選抜|対話面接と適性検査
学校推薦型には全国枠・地域枠・はこだて枠があり、対象となる学校等の条件が異なります。面接は100点の対話面接で、志望理由書などの書類も用いて、考え方や適性を確認します。
総合型の活動発表と同じ形式だと考えず、出願先の方式を確認しましょう。こちらも適性検査を伴い、準備した文章を一方的に話すのではなく、相手とのやり取りが大切です。
活動実績を分かりやすく説明する方法
プログラミング、データ分析、ものづくり、学校や地域での活動などを振り返り、次の内容を整理してください。
- どんな問題に気付いたのか。
- 自分が考え、担当したのはどこか。
- 何を試し、どんな条件で比較したのか。
- 分かったことと、まだ確かめられないことは何か。
- 大学で何を学び、活動をどう発展させたいのか。
情報オリンピック予選Bランク、基本情報技術者試験、統計検定などの学習も、自分の活動と関係があれば説明材料として考えられます。資格名だけを並べたり、全ての資格に一律の加点があると考えたりする必要はありません。
想定質問と回答例
質問1|その制作を始めたきっかけは何ですか
情報分野の架空の例です。
…(学校で困った経験)…から、連絡を見つけやすくする仕組みを作りました。最初は投稿を一覧にしましたが、必要な連絡を探すのに時間がかかりました。
そこで、…(分類や検索の工夫)…を試しました。ただ、自分には使いやすくても、初めて使う人が同じように使えるとは限らないと気付きました。
大学では…(公式の教育内容に沿った学修計画)…を学び、処理の仕組みと、人が情報を受け取る方法の両方から考えたいです。
技術への関心と、使う人への関心を自分の経験から説明する回答です。活動で確認していない効果まで、実現したように話す必要はありません。
質問2|自分で書いたコードは、どの部分ですか
制作内容を深める架空の例です。
表示には既存の仕組みを使い、私は…(入力の確認や検索など)…を担当しました。参考にしたコードと、自分で変更した部分は分けています。
情報オリンピック予選Bランクに向けた学習で処理回数に関心を持ち、…(比較した二つの方法)…を試しました。入力が増えたときの違いも調べましたが、測定条件には改善の余地があります。
完成品だけでなく、自分の担当、参考にした部分、比較した方法を区別することが大切です。 学習中の実績と、取得・達成した結果も分けて伝えてください。
質問3|そのデータから、どこまで分かりますか
データ分析の架空の例です。
…(学校や地域で調べたテーマ)…について回答を集めました。統計検定の学習を参考に、平均だけでなく、回答のばらつきも見ています。
ただ、回答してくれた人が限られるため、地域全体の傾向だとは言い切れません。次は…(調査方法で見直したい部分)…を考えたいです。
追加質問として、「回答しなかった人はどのような人だと思いますか」「別の原因は考えられますか」を練習しましょう。人の情報を扱うときは同意とプライバシーへの配慮が必要です。
質問4|考えていなかった条件を示されたら、どう答えますか
対話の練習例です。実際の試験課題ではありません。
…という条件が変わるのですね。今の説明では…を前提にしていたため、そのまま同じ方法が使えるとは限りません。
まず…を確かめたいです。その結果によって、…という方法も考えられますが、今の時点ではどちらが適切かは判断できません。
質問の意味を確認し、考えた範囲を説明するための例です。分からないことを隠して答えを作るより、理解している部分と未確認の部分を分けましょう。
質問5|他の人からの意見で、何を変えましたか
共同制作の架空の例です。
私は、…(制作した画面や作品)…を、他の人にも使ってもらいました。自分では分かると思っていた表示が伝わらず、…という操作で迷う人がいました。
その意見を受け、…(変更した表示や手順)…を見直しました。ただ、意見を聞いた人数が少ないため、変更後の使いやすさを十分に確認できたわけではありません。
意見を受け入れたという結論だけでなく、何が変わり、次に何を確かめたいかを説明する回答です。使う人と理解し合う過程も振り返ってください。
発表と対話を一緒に練習
発表の練習では、目的・方法・結果・課題を整理し、図や作品の説明を聞いてもらいましょう。資料を読めば分かると思い込まず、その場で言葉にする練習が役立ちます。
次に、予定していなかった追加質問を受けてみてください。質問の意図を確認し、考える時間を取り、根拠を示して答える練習です。用意した回答へ無理に話を戻す必要はありません。
発表時間、提出物、当日の資料の扱いは、受験年度の募集要項と通知に従ってください。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接対策は実績づくりから
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、書類・発表・面接まで一貫して支援しています。本人が考えたことを、根拠とともに説明し、追加の問いにも向き合えることを重視しています。
現在の活動をどこまで深めるべきか、志望理由とどうつなげるかを無料相談で整理できます。
大学公式の2027年度案内を基に、2026年10月22日時点で作成。最新の募集要項と受験者への通知を確認してください。


