大阪教育大学の学校推薦型選抜は、共通テストの有無と募集区分によって試験内容が異なります。同じ教育学部でも、教員養成課程と教育協働学科では、面接で確認する関心や学びが違います。
教員を目指す理由や専門分野への関心を、本人の学習・活動と結び付けて説明しましょう。 方式によっては口述試験や実技もあるため、志望理由を覚えるだけでは足りません。
以下は架空の口頭練習用の質問・回答です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。省略部分は、本人が実際に経験した内容に置き換えてください。
共通テストを課さない推薦の対策
技術教育コース|数学・物理の口述試験
通常の共通テストを課さない推薦では、技術教育コースは書類、小論文、面接で選抜します。面接では技術や技術教育への知識・関心と教員としての資質に加え、数学Ⅰ・数学Ⅱ・物理基礎の範囲に関する口述試験を行います。
制作の経験がある場合は、仕組みを説明し、その理解に必要な数学・物理も振り返ってください。作り方を知っていることと、その理由を理解していることは分けて確かめましょう。
スポーツ健康コース|活動と知識の説明
教育協働学科のスポーツ健康コースは、出願書類、小論文、実技検査、面接などを総合して選抜します。面接では、スポーツ・健康への理解や関心、表現力などを評価します。
競技成績の紹介だけでなく、活動を通して何を考え、スポーツや健康について何を学びたいかを整理してください。教育協働学科の芸術表現コース・音楽分野は、小論文と実技などで選考し、この方式の選抜方法には面接は記載されていません。
地域教員希望枠|教科と特別支援教育の両方を準備
地域教員希望枠は、学部卒業後の特別支援教育特別専攻科への進学や、将来の大阪府内の支援学校での教育などを強く希望する人を対象とします。地域の学校で教えたいという意欲だけでなく、所定の進学・教員志望の条件を確認する必要があります。
1日目はコース別の教科に関する検査、2日目は特別支援教育への関心を測る面接Bを行います。1日目は、面接A、筆記、実技など、コースによって内容が異なります。
面接Bでは、特別支援教育への理解・関心、教員としての資質、継続して学ぶ姿勢などを評価します。活動で関わった一人の経験を、全ての子どもに一般化せずに説明することも大切です。
共通テストを課す推薦のコース別対策
幼児・小学校・教育探究・特別支援
幼児教育コースは実技と面接、小学校教育コースは面接、教育探究コースは活動報告書と面接などを、書類や共通テストと合わせて評価します。特別支援教育専攻も、特別支援教育に関する理解や教員としての資質などを面接で確認します。
教育探究では、現代の学校教育の課題への関心や、学校教育を探究する意欲などが評価の対象です。活動報告書に書いたことを、目的、自分の担当、考えが変わった点に分けて説明してみましょう。
国語・英語・社会・理科・家政
国語教育コースでは、日本語の知識や言語文化に関する小文を示し、その場で課題への口頭回答を求めます。学校で学んだ内容を使って、根拠を説明する練習が必要です。
英語教育は英語教育への問題意識や英語運用能力、社会科教育は人文・社会的事象への関心や理解などを評価します。理科教育は自然科学の知識・理解と教員としての資質、家政教育は家庭科の知識・理解などを確認します。
実績紹介だけで終わらず、教科の内容を問われても自分の言葉で説明できるか確かめてください。
保健体育・美術|実技と面接を並行して準備
保健体育コースと美術・書道教育コースの美術分野は、実技検査と面接などを行います。技能とともに、その教科への知識・関心や教員への意欲なども整理しましょう。
一方、音楽教育コースは共通テスト、書類、実技で選考し、この方式の選抜方法に面接は記載されていません。専攻名が近くても、別コースの試験を当てはめないよう注意が必要です。
教育協働学科|環境安全・日本語・国際協働英語
環境安全科学コースは、自然科学・生活科学・安全科学への知識、理解、関心などを面接で確認します。探究の経験があれば、その課題を選んだ理由と、結果から分かったことを説明してみましょう。
日本語教育コースは、日本語、日本の社会・文化・教育、世界や地域への問題意識などを評価します。国際協働英語コースは、英語の質問に英語で答えることを中心とした口述試験です。英語圏の言語・文化についての理解や探究心、運用能力などを評価します。
高大接続枠|小学校教員への志望と学習条件
小学校教育コースの高大接続枠は、教育に関する科目の修得、または所定の高校生向け教育プログラムの修了などを出願条件とします。大阪府内の小学校教員を強く志望するなど、他の条件も確認が必要です。
書類と面接による第1次選考後、共通テストの所定の得点条件を満たした人を最終合格者とします。面接では、学校教育への理解、思考力・表現力、教職への熱意や適性などを評価します。
実績を教科や教育への関心につなげる
物理検定・化学検定・生物検定の学習、もの作り、情報を使った探究などの経験は、学んだ内容を説明する題材にできます。ただし、ここで挙げた資格が全コースで必須となったり、一律に加点されたりするわけではありません。
活動の成果と、自分が理解していることを分けて整理してください。 子どもへの説明や学習支援の経験がある場合は、相手の反応を受けて何を考え直したかも振り返りましょう。
想定質問と回答例
質問1|なぜそのコースを志望するのですか
…(本人が関心を持った経験)…から、…を調べました。…を試す中で、…という疑問が残りました。
貴学の…コースで…を学びたいです。現在は、その基礎となる…を復習しています。
教員養成と教育協働の違いを踏まえ、本人の学ぶ目的を説明しましょう。
質問2|その仕組みや考え方を説明してください
…(本人が学んだ内容)…では、…という条件を置いて考えました。…が成り立つため、…と説明できます。
…の条件が変わった場合にも同じ説明ができるかは、さらに確認する必要があります。
口述試験に向け、結論までの考え方を説明する練習例です。
質問3|教育に関する活動で、何を考えましたか
…(本人の学習支援など)…で、初めは…と説明しました。…という反応から、…が伝わっていない可能性を考えました。
そこで…を試しました。この経験だけで一般化せず、大学では…を学びたいです。
関わった人の個人情報を出さず、事実と考察を分けてください。
質問4|特別支援教育を継続して学びたい理由は何ですか
…(本人が特別支援教育に関心を持った経験)…から、…について調べました。…の理解が十分でないことに気付きました。
…を基礎から学び、一人ひとりの状況を確かめながら考えられる教員を目指したいです。
地域教員希望枠などに向けた練習例です。進学や将来の教員志望に関する条件も、自分の意思と照らして確認しましょう。
質問5|自分の意見の根拠は何ですか
…(練習用の資料や課題)…のうち、…という部分を根拠に、…と考えました。ただし、…までは読み取れません。
判断するには…の情報も必要です。…を確認してから考えたいです。
資料の事実と推測を区別する練習です。
本番前の確認
共通テストの有無、募集区分、コース別の面接・口述試験を確認しましょう。 地域教員希望枠の面接A・Bと、通常の推薦の面接を混同しないことが大切です。
実技、活動報告書、競技成績などの証明書も、対象者と提出条件を確認してください。詳しい実施日時や持ち物は、大学の受験者注意事項に従いましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接対策は実績づくりから
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の活動を振り返り、志望するコースと方式に合わせた説明を練習します。
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