大阪大学の面接対策は、総合型選抜か公募推薦かを確認したうえで、学部・学科ごとの試験に合わせて進める必要があります。研究成果の発表、個人面接、集団面接を含む試験、口頭試問では、求められる準備が異なります。
本人が取り組んだ過程と、その説明に必要な知識を結び付けて準備しましょう。 大会や資格の名前を並べるだけでなく、何を考えて行動したかを伝えることが大切です。
以下は架空の練習用の質問・回答です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。省略部分は、本人が実際に取り組んだ内容に置き換えてください。
総合型選抜の学部別対策
文学部・人間科学部|書類と小論文・面接
文学部と人間科学部は、小論文と面接を行い、共通テストや提出書類などと合わせて選考します。人間科学部の面接は、必要に応じて外国語で行う場合があります。
読書や調査、探究の経験がある場合は、資料から分かったことと自分の考察を分けて整理してください。関心を持ったテーマについて、大学でさらに何を学びたいかも説明してみましょう。
外国語学部|小論文と口頭試問
外国語学部は、小論文と口頭試問を行います。小論文は文章を読んで論述する形式のほか、必要に応じて他の形式でも出題します。口頭試問は、必要に応じて外国語で行う場合があります。
言語を学びたい理由だけでなく、その言語が使われる地域の社会・文化について、何を調べたかを振り返ってください。語学資格の学習も、実際に何を理解し、伝えられるようになったかを説明する題材になります。
法学部・経済学部|問題意識を根拠から説明
法学部は学科ごとに面接を行い、経済学部も面接を課します。どちらも、必要に応じて外国語で行う場合があります。
社会の問題について話すときは、ニュースの印象だけで結論を出さず、使った資料の対象や時期を確かめてください。自分の意見と異なる説明が成り立つかも考えてみましょう。
理学部・研究奨励型|ポスター発表を含む口頭試問
化学科・生物科学科の研究奨励型では、研究成果のプレゼンテーションを含む口頭試問を行います。個人ごとに30分から1時間程度で、目安は10分間の発表と、その後の質疑応答です。
A0判1枚のポスターを準備し、当日に持参します。共同研究の場合は、本人がどのように貢献したかも評価の対象です。
発表は、研究の目的、方法、結果、考察、限界を分けて整理しましょう。図表の意味や、指導を受けた部分、本人が判断した部分を説明できるかも確認してください。
理学部・挑戦型|小論文と口頭試問
数学科・物理学科の挑戦型は、小論文と口頭試問を行い、希望学科への適性、基礎学力、思考力を問います。研究奨励型のポスター発表を、そのまま挑戦型の試験内容だと考えないよう注意が必要です。
答えだけでなく、前提や途中の考え方を説明する練習が大切です。分からない問いでも、何が分かっていて、どこを確かめる必要があるかを整理してみましょう。
公募推薦の学部・学科別対策
医学部医学科|小論文と2回の個人面接
医学科は、第2次選考の1日目に小論文、2日目に面接を行います。面接は自己PR資料や志望理由書などに基づく個人面接で、30分の面接を2回行います。
経験をきれいな成功談にするより、その場面で何を考え、医師や医学研究者として何を学ぶ必要を感じたかを振り返ってください。複数の角度から問いを受けても、本人の経験に戻って答えられるかを確かめましょう。
医学部保健学科|専攻別に異なる形式
看護学専攻は口頭試問、放射線技術科学専攻は面接、検査技術科学専攻は小論文と面接を課します。検査技術科学専攻の面接には集団面接を含みます。
同じ保健学科でも、志望する専門職と試験内容は異なります。なぜその専攻で学ぶのかを、活動で生まれた疑問や、学んできた内容と結び付けましょう。
歯学部・薬学部|医療と研究への適性
歯学部は個人面接を行い、必要に応じて英語を使う場合があります。目的意識、意欲、協調性、柔軟性、生命科学の学修・研究に必要な適性などを評価します。
薬学部は小論文と面接を課し、個人面接を2回行います。面接では、一般的な態度、考え方の柔軟性、発言の論理性、提出書類の内容などを含めて評価します。小論文に英語を使う場合もあるため、科学の文章を読んで考える練習も必要です。
工学部|提出書類の内容を理解して話す
応用自然科学科、応用理工学科、電子情報工学科、環境・エネルギー工学科、地球総合工学科は、第2次選考で面接を行います。書類、面接、共通テストを総合して判定し、共通テストは基礎学力の確認に利用します。
研究成果概要を提出する対象者は、要旨や内容だけでなく、本人の貢献も整理してください。この書類の提出対象は推薦要件によって異なります。
大学の工学部公式FAQでは、提出書類に基づく質問が中心で、面接会場で問題を出すことはないと説明しています。活動を自分の言葉で説明できるか、使った知識の理解も含めて確認しましょう。
基礎工学部|能力・適性・関心を問う口頭試問
基礎工学部は第2次選考で口頭試問を行います。学科の入学者受入れ方針に照らし、能力、適性、意欲、関心などを多面的に評価し、書類や共通テストと合わせて判定します。
志望する学科と、本人の数学・理科・情報などの学びとの関係を整理してください。基礎工学部と工学部は別の方式なので、工学部のFAQをそのまま当てはめないことも大切です。
実績を説明するための準備
物理検定・化学検定・生物検定の学習や、情報オリンピック予選Bランクなどの経験があれば、学んだ内容を説明する題材にできます。ただし、ここで挙げた資格や実績が、全学部で出願要件や加点条件になるわけではありません。
目的、本人の担当、方法、結果、残った疑問を分けて整理してください。 共同活動や指導を受けた研究では、本人が理解している部分と、他の人の助けを受けた部分を正確に伝えましょう。
想定質問と回答例
質問1|なぜ大阪大学のその学部を志望するのですか
…(本人が関心を持った経験)…から、…を学びました。…を試したところ、…という疑問が残りました。
貴学の…学部で…を学び、その疑問を深めたいです。現在は…の基礎を復習しています。
大学の知名度ではなく、本人の学びとの関係を説明しましょう。
質問2|研究で自分は何を担当しましたか
…(本人の研究・共同活動)…で、私は…を担当しました。…の方法を選んだ理由は、…を確かめるためです。
…は自分で検証しました。一方、…は指導を受けた部分で、…は仲間の担当です。
研究成果と本人の貢献を区別する練習例です。
質問3|その結果から、どこまで分かりますか
…(本人の結果や練習用の資料)…から、…という傾向は分かります。ただし、…の条件は確認していません。
…という別の説明も考えられるので、次は…を比較したいです。
結論の根拠と限界を、過不足なく伝えてください。
質問4|活動で考えを変えた経験はありますか
初めは…と考えていました。…(本人が実際に見聞きしたこと)…を受け、…を十分に考慮していなかったと気付きました。
そこで…を試しました。…は分かりましたが、…はまだ学ぶ必要があると考えています。
他の人に関する個人情報を出さず、本人の判断の変化を説明しましょう。
質問5|その考え方を、基礎から説明してください
…という条件を置き、…の関係を使って考えました。…が成り立つため、…と説明できます。
…の条件が変わる場合は、同じ考え方が使えるかを確かめる必要があります。
口頭試問に向けた架空の練習です。各学部の実際の出題内容を示したものではありません。
本番前の確認
面接・口頭試問・発表の条件と、共通テストの指定科目を確認しましょう。 大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜は、共通テストの受験を必須としています。
学部によって第2次選考の時期も異なります。発表資料、自己PR資料、集合時刻などは、当該年度の要項と受験者向けの通知で確認してください。
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- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接対策は実績づくりから
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の活動を振り返り、志望学部と方式に合わせた説明を練習します。
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