兵庫教育大学の学校教育学部では、2027年度から総合型選抜に地域教員希望枠が加わりました。一般枠、地域教員希望枠、公募の学校推薦型選抜では、面接で参照する書類や試験内容が異なります。
教員になりたいという思いを、これまでの学習・活動と大学で学びたい内容につなげましょう。 一般枠では活動実績を基にしたプレゼンテーション、地域教員希望枠では指定地域への貢献についても準備が必要です。
以下は架空の口頭練習用の質問・回答です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。省略部分は、本人が実際に経験した内容に置き換えてください。
総合型選抜・一般枠の面接対策
一般枠は共通テストを課さず、プレゼンテーションを含む面接、教員志望理由書、活動実績報告書、学習計画書、調査書を総合して選抜します。
面接では教員になる意志、知識・技能、思考力・判断力・表現力、多様な人と協働して学ぶ態度などを評価します。活動の結果だけでなく、その中で何を考え、何ができるようになったかを整理しましょう。
10分の発表は「経験を教員としてどう生かすか」
公式の発表テーマは、活動実績報告書に記載した成果について、経験で培った力を教員という職業にどう生かすか、という内容です。
発表は10分。資料はA4用紙片面3枚以内で、5部持参します。タブレットなどの電子機器、楽器、作品などの持ち込みはできません。発表用の書き込みや別のメモにも制限があるため、提出する資料だけで説明できるよう練習してください。
資料は、活動の目的、自分の担当、工夫と結果、教員として生かしたい力に分けると説明しやすくなります。大会名や資格名の紹介に時間を使いすぎず、本人の考えが伝わるか確かめましょう。
総合型選抜・地域教員希望枠の面接対策
地域教員希望枠は共通テストを課さず、小論文、面接、提出書類などで選抜します。一般枠と同じ発表試験を想定するのではなく、この枠の選抜方法に合わせた準備が必要です。
面接では、教員志望理由書、地域教員希望枠受験の理由書、学習計画書を参照します。指定された兵庫県内の地域で、教員として貢献しようとする人物かどうかなどを評価します。
対象は但馬地域、丹波地域、姫路市を除く播磨西地域の指定市町です。出願要件を満たせば居住地にかかわらず出願できますが、地域名を覚えるだけでは志望理由になりません。
地域の学校や暮らしを調べ、何を知り、どこから先はまだ分からないのかを説明してみましょう。訪問や活動の経験がない場合に、経験したかのように話す必要はありません。入学後の「ひょうご地域教員育成プログラム」についても確認してください。
公募の学校推薦型選抜の面接対策
学校推薦型選抜は、共通テスト、個人面接、調査書、教員志望理由及び活動報告書を総合して選抜します。共通テストは文系重視型・理系重視型の区分があります。
面接では、教員になる意志、思考力・判断力・表現力、協働して学ぶ態度、知識・技能などを評価します。提出した報告書を読み返し、自分の言葉で活動の経緯や判断を説明できるか確かめましょう。
教科の学習に力を入れた人は、得意になった理由と、つまずいたときに考え直したことを振り返ってください。「自分が分かること」と「相手に分かるように伝えること」の違いも、教員を目指す理由を考える題材になります。
実績を教育への関心につなげる
理科検定の物理・化学・生物の学習や、情報オリンピックへの挑戦、探究活動などは、学んだ内容や試行錯誤を説明する題材になります。ただし、資格を持っているだけで全ての出願要件を満たすわけでも、一律に加点されるわけでもありません。
成果の大きさだけでなく、本人が取り組んだ過程と理解している内容を説明してください。 共同活動は自分の担当を明確にし、子どもに関わった経験を話すときは個人情報にも配慮しましょう。
質問1|なぜ兵庫教育大学で教員を目指すのですか
…(教員に関心を持った本人の経験)…から、…について調べました。…を試す中で、…という疑問が残りました。
貴学で…を学び、…を確かめたいです。現在は、その基礎となる…を学習しています。
教員への憧れだけで終わらず、大学で学ぶ必要性を説明する練習です。
質問2|活動で培った力を教員としてどう生かしますか
…(本人が取り組んだ活動)…では、…を担当しました。…がうまくいかず、…を変えて確かめました。
この経験から、相手の理解や状況を確かめて方法を考え直す大切さを学びました。ただし、活動の経験だけで授業ができるとは考えていません。大学で…を学びたいです。
一般枠の発表テーマに向けた練習例です。教育の場面に無理に結び付けず、実際に培った力から考えましょう。
質問3|他の人と意見が分かれたとき、どう考えましたか
…(本人の共同活動)…で、…という意見と…という意見に分かれました。私は…を確かめてから判断したいと提案しました。
…という結果になりましたが、…の意見を十分に聞けていなかった点は反省しています。
成功談だけでなく、他者と協働する中で考えが変わったことも整理してください。
質問4|その地域で教員を目指す理由は何ですか
…(指定地域について本人が調べたこと)…から、…に関心を持ちました。…は資料で確認できましたが、学校での実際の状況はまだ十分に分かっていません。
大学で…を学び、地域の方々の話にも耳を傾けながら、…に取り組める教員を目指したいです。
地域教員希望枠の練習例です。地域への固定観念や、調べていない課題の断定は避けましょう。
質問5|大学で何を学ぶ必要があると考えていますか
…(本人の学習・活動)…では、…までは確かめられました。一方、…については知識が足りず、判断できませんでした。
…を基礎から学び、…という問いを考え直したいです。学習計画書には、そのために取り組みたい…を書きました。
書類と面接の内容に矛盾がないかも確認してください。
本番前の確認
一般枠の発表、地域教員希望枠の志望理由、公募推薦の報告書を混同しないことが大切です。 出願書類の入力方法、発表資料の条件、持ち物、集合時刻は最新の募集要項と受験者心得に従ってください。
総合型選抜の一般枠と地域教員希望枠は併願できません。どの枠で受けるかを先に確かめ、その方式で必要な準備を進めましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接対策は実績づくりから
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。活動の振り返りを通じて、本人が考えたことと大学で学びたい内容を整理し、志望する方式に合わせて練習します。
2026年10月22日時点の大学公式情報を基に作成。最新の募集要項と受験者への通知を確認してください。


