岡山大学の面接対策は、学部と選抜方式を確認するところから始まります。総合型選抜、公募の学校推薦型Ⅰ・Ⅱ、グローバル・ディスカバリー・プログラム入試では、試験の内容が異なります。法学部のように、口頭面接に代わる筆記試験を行う学部もあります。
実績の名称だけでなく、自分が考え、確かめた過程を説明できるようにしましょう。 発表・討論・口述試験を課す方式では、それぞれに合わせた練習も必要です。
以下の質問・回答例は、口頭練習のための架空の例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。省略部分は本人の経験に置き換えてください。
総合型選抜|学部別に確認したい面接内容
文学部・理学部|口述試験を含む面接
文学部人文学科は、共通テスト、面接、自己推薦書・調査書などを総合して選抜します。読書や調査を通して生まれた疑問と、大学で学びたい分野をつなげて説明してみましょう。
理学部の総合型は数学科・物理学科・化学科・地球科学科が対象で、共通テストと、口述試験を含む面接、書類審査などで選抜します。生物学科の公募推薦と混同しないことが大切です。探究で使った考え方や基礎知識を、自分の言葉で説明する練習が役立ちます。
教育学部・養護教諭養成課程|健康診断についての発表
総合型の対象は養護教諭養成課程です。共通テスト、面接、書類審査などで選抜します。
面接では、学校の健康診断について調べ、子どもに伝えたいことを3分程度で発表します。そう考えた理由と、健康診断を通して身に付けさせたい力を含め、発表内容に関する口述試験に備えましょう。必要な場合の資料はA3片面1枚、同じものを5部持参する規定です。
法学部|面接ではなくペーパーインタビュー
法学部は、共通テスト、書類審査に加え、面接に代わる筆記試験のペーパーインタビューで選抜します。口頭の受け答えだけを練習しても、この試験の準備にはなりません。
関心のある社会問題について、事実、論点、自分の考え、その根拠を短い文章にまとめる練習が考えられます。これは対策の提案であり、実際の出題内容を示すものではありません。
医学部保健学科|専攻による違い
看護学専攻は、模擬講義を踏まえた小論文と、討論を含む集団面接または個人面接などを行います。両方の面接を行う場合もあります。社会問題への関心に加え、相手の意見を聞いて考えを伝える練習も必要です。
放射線技術科学専攻も、模擬講義を踏まえた小論文と個人または集団面接などを行います。看護学専攻・放射線技術科学専攻の模擬講義は40分程度、論述は80分程度です。
検査技術科学専攻は、小論文ではなく総合問題を課します。医療・生命科学に関する英文や理科の基礎知識を扱い、面接は個人・集団、またはその両方を行う場合があります。3専攻とも共通テストと書類審査を含むため、面接だけで決まる入試ではありません。
薬学部|薬学科と創薬科学科の目的を区別
薬学部は共通テスト、小論文、口述試験を含む面接、書類審査で選抜します。小論文では英文資料を用いる場合があります。
医療に携わる薬剤師への関心と、医薬品を生み出す研究への関心では、説明すべき学びが異なります。志望する学科の教育内容と照らし合わせ、本人が実験や学習で考えたことを整理してください。
公募の学校推薦型Ⅰ・Ⅱ|学部・系ごとの準備
教育学部|地域教育・工業科教員養成と推薦Ⅱ
推薦Ⅰの岡山県北地域教育プログラム選抜は、小論文、個人面接、グループワーク形式の集団面接、書類審査で選抜します。活動体験報告書に書いたことと、地域の教育への関心を整理しましょう。
岡山県工業科教員養成プログラム選抜は、小論文、口述試験を含む面接、書類審査です。同じ推薦Ⅰでも、県北地域教育プログラムと試験の組み合わせが違います。
推薦Ⅱは共通テストと面接、書類審査などで選抜し、専攻・教科ごとの課題があります。小学校教育専攻は図書の発表または表現活動を選びます。中学校教育専攻では、国語・社会・数学・英語の口述、理科の探究発表、音楽の実技、作品を用いる美術など、内容が異なります。特別支援教育・幼児教育も指定テーマの発表を伴います。使用できる資料や持ち物は、募集単位ごとの規定を確認してください。
経済学部|Ⅰの小論文とⅡの共通テスト
推薦Ⅰは、小論文、口述試験を含む面接、書類審査で選抜します。指定する英語資格・検定試験の成績提出は必須です。
推薦Ⅱは、共通テスト、口述試験を含む面接、書類審査で選抜します。経済・社会への関心を、調べた資料や本人の活動から説明できるようにしましょう。
理学部生物学科|総合問題と面接
推薦Ⅰでは、書類審査、総合問題、口述試験を含む面接を行います。総合問題は、生物学に関する英文読解と、生物学の基礎知識、思考力・表現力などを評価します。
面接は集団・個人、またはその両方の場合があり、討論を課す場合もあります。観察結果から何を考えたか、別の説明はないかを話す練習が役立ちます。
工学部|4つの系で試験が異なる
推薦Ⅰの機械システム系、化学・生命系は、書類審査と口述試験を含む面接で選抜します。
環境・社会基盤系、情報・電気・数理データサイエンス系は、書類審査、総合問題、面接を行います。総合問題では、数式・グラフ・データ・実験図・英文などを用いる場合があります。制作経験の説明と、資料を読んで考える練習の両方を進めましょう。
農学部・歯学部|専門分野への理解も確かめる
農学部の推薦Ⅰは、書類審査、小論文、口述試験を含む面接で選抜します。英語資格・検定試験の成績を得点化して評価する一方、小論文・面接では英語力を問う出題は行わないと公表しています。
歯学部の推薦Ⅱは、共通テスト、小論文、面接、書類審査などで選抜します。面接では歯学・歯科医療への目的意識、人間性、倫理観、社会性などを評価し、面接得点が50点未満の場合は不合格となる規定があります。
医学部医学科の推薦Ⅱ・地域枠コースは、2027年度の詳細な募集要項が11月上旬公表予定です。既に公表された他学部の方式や前年の条件を、そのまま医学科の確定情報として使わないでください。
グローバル・ディスカバリー|オンラインの英語面接
2027年度から、従来のディスカバリー入試と国際入試を統合した総合型選抜になっています。書類による第1次選抜を通過した人が、口述試験を含む個人面接を受けます。
面接は英語を基本とし、必要に応じて日本語も含みます。Teamsなどを使うオンライン方式で、20~30分程度です。志望分野への関心、大学での学びに備えて履修した科目などについて説明し、図や短い文章を書くよう求められる場合にも備えましょう。
事前の接続テストを完了しないと面接に参加できません。大学からのメールを確認し、受験票、白紙、筆記用具などを準備してください。募集要項は英語版が正式なものです。
2027年度グローバル・ディスカバリー・プログラム募集要項・英語版
実績を使った想定質問と回答例
理科検定の物理・化学・生物、情報オリンピック予選Bランク、探究・制作などは、学んだ過程を説明する題材になります。これらが全方式の必須条件や一律の加点対象になるわけではありません。
自分の担当、工夫、結果、まだ確かめられていない点を分けて説明してください。
質問1|なぜ岡山大学のその学部を志望するのですか
…(本人の学習・活動)…から、…に関心を持ちました。…を調べて、…という疑問が残りました。
貴学の…で…を学び、この疑問を考え直したいです。現在は基礎になる…を復習しています。
質問2|探究や制作で、何を工夫しましたか
…(本人の実験・制作)…では、…を担当しました。最初は…という結果になり、…の条件を変えて比較しました。
…は改善しましたが、…は十分に確かめられていません。次に…を検証したいです。
質問3|資料や講義から、どのように考えましたか
…(練習で読んだ資料・聞いた講義)…では、…が示されていました。私は…という根拠から…と考えました。
ただし、この資料だけでは…までは判断できません。…の情報も確認する必要があります。
質問4|討論で違う意見が出たら、どう対応しますか
…(本人の話し合い)…では、自分と異なる…という意見がありました。理由を聞き、…という視点が自分に不足していたと気付きました。
…については考えを修正しました。意見が分かれた…は、…を調べてから話し合う必要があると考えました。
質問5|資格やコンテストの学習は、何につながりましたか
…(本人が取り組んだ資格・コンテスト)…では、…を学びました。…が理解できず、…を使って確かめました。
その後の…に活用しましたが、…という限界も感じました。大学では…を基礎から学びたいです。
本番前に確認したいこと
面接・発表・実技・ペーパーインタビューを区別し、受験する方式の指定に合わせて準備しましょう。 資料の枚数、持参する部数、使える機器、事前テストの有無は、大学の最新の受験案内で確認してください。
回答例を本人の経験として使うことはできません。AIで文章を整える場合も、出願書類の作成に関する大学の規定に従い、自分で説明できる内容か確かめましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接対策は実績づくりから
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の活動を振り返り、受験する学部・方式に合わせて発表や質疑応答を練習します。
2026年10月22日時点の大学公式情報を基に作成。最新の募集要項と受験者への通知を確認してください。


