鹿屋体育大学体育学部は、A.C.E.アスリート入試、A.C.E.サポーター入試、公募の学校推薦型選抜で、面接や発表の形式が異なります。競技者としての目標と、スポーツを支える立場での目標も分けて整理しましょう。
競技成績だけでなく、本人が課題を見つけ、練習や活動をどう改善したかを説明することが大切です。 大学で競技力を高めたい理由と、専門的に学びたいことを結びつけて伝えてください。
以下は練習用の架空の質問・回答例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。省略部分は本人の経験に置き換えてください。
A.C.E.アスリート入試|3分発表と7分の口頭試問
競技力を伸ばすための取り組みを説明する
スポーツ総合課程・武道課程を対象とする総合型選抜です。出願要件には、競技歴や競技力、事前の面談等に関する条件があります。出願書類・面談による第1次選考の後、第2次選考を行います。共通テストは課しません。
第2次選考では、高校時代の競技成績と現在の実力を踏まえ、大学でさらに競技力を伸ばすための取り組みを3分間で発表します。その後、発表と自己推薦書の内容に基づく7分間の質疑応答を行い、健康診断も実施します。
「もっと練習したい」だけでなく、現在の課題、改善方法、その方法を選んだ理由、確かめ方を話せるようにしてください。
発表資料は手書きなどの条件がある
ホワイトボードに手書きの資料を掲示する方法、ボードへ書き込みながら話す方法、口頭だけで話す方法などがあります。掲示資料は、図表・画像等も含めて手書きに限られます。
資料の配付や、掲示用以外のメモ等の持ち込みは認められません。PCのスライド発表を想定せず、募集要項の条件に合わせて練習しましょう。
A.C.E.サポーター入試|動画・討論・個人の口頭試問
第1次選考|3分動画と自己アピール書類
スポーツ総合課程を対象とする総合型選抜です。スポーツ・武道・体育・健康づくりを支える活動への意欲等を求め、共通テストと実技検査は課しません。
第1次選考は、スポーツを支える活動の長期目標についての3分間のプレゼンテーション動画と、自己アピール書類などによって評価します。書類では、これまでの経験から分かる行動力と、大学での具体的な計画等を説明します。
第2次選考|動画を基に議論する
約4人のグループで各自の動画を視聴します。動画の作成者には1分間の補足説明時間があり、その後10分間、互いの取り組みをよりよくするために議論します。自分の動画について話す回では、作成者が司会を担当します。
発言量だけを増やすのではなく、相手の考えを理解し、根拠を確かめ、改善につながる質問や提案をする練習が大切です。
口頭試問|議論と提出書類を振り返る
グループディスカッションと提出資料に基づき、個人面接で10分間の質疑応答を行います。自分の計画だけでなく、議論を聞いて気づいたことや、修正が必要だと考えた点も説明できるようにしましょう。
公募推薦|7分程度の個人面接と小論文・実技
スポーツ総合課程・武道課程の選抜内容
出身学校長の推薦に基づき、小論文、面接、実技検査、調査書、競技歴調書、推薦書などを総合して選抜します。共通テストは課しません。
競技歴・成績、学習成績などの推薦要件があります。出願できる競技や実技検査の内容も、希望する課程の募集要項で確認してください。
面接で説明したいこと
複数の面接員による7分程度の個人面接です。競技意欲・学習意欲への質問を通じ、積極性、計画性、独創性などを評価し、回答全体からマナーや課題解決力等も確認します。
大会での成績と、成績を伸ばすために自分が行ったことを分けて話しましょう。小論文と面接には、それぞれ低い評価による不合格の基準があり、実技が得意なら他の準備は不要、という選抜ではありません。
課程と志望分野に合わせた実績の整理
スポーツ総合課程|競技と学問の関係を考える
試合の映像分析、記録の変化、練習計画、指導や運営の経験など、本人が行ったことを整理してください。「優勝したい」という目標に加え、大学で何を学び、どの課題の改善につなげたいかを説明しましょう。
統計や情報分野を学んだ経験がある人は、測定・分析にどう使い、どこまで分かったかを話す題材になります。資格を取得したというだけで、競技力や入試上の評価が保証されるものではありません。
武道課程|技術と指導への関心を説明する
自分の技術的課題、稽古で工夫したこと、相手や指導者から学んだことを具体的に振り返りましょう。競技者・指導者として目指す姿と、武道を大学で専門的に学ぶ理由を整理することが大切です。
サポーター志望|行動した経験を計画につなげる
支えたい相手と、その人のどの課題を改善したいかを具体的にしましょう。 マネジメント、指導補助、地域活動等の経験がある人は、本人の役割と、相手の反応や活動後の変化を説明してください。
取り組んでいない活動を実績として追加せず、現在までの経験から、大学で補いたい知識や技能を考えましょう。
実績を使った想定質問と回答例
質問1|なぜ鹿屋体育大学で学びたいのですか
…(本人の競技・活動経験)…を通じて、…に課題を感じました。…を試しましたが、…を十分に説明できませんでした。
貴学で…を学び、…の改善に取り組みたいです。競技環境だけでなく、教育内容も確認しています。
質問2|競技力を伸ばすために何を変えましたか
…(本人の練習)…では、…が課題でした。…の記録から、…を変える必要があると考えました。
…を実施した結果、…になりました。ただし、…の影響もあるため、練習の効果だけとは断定できません。
質問3|スポーツを支える活動で、どのような役割を担いましたか
…(本人の支援・運営経験)…では、私は…を担当しました。…の困り事を知り、…を提案しました。
実施後に…という反応がありました。…は改善できましたが、…の点はまだ課題です。
質問4|議論を通じて、自分の計画に改善点は見つかりましたか
…(本人が参加した議論)…で、…という意見を聞きました。自分の計画では…を考慮していなかったと気づきました。
…を確認したうえで、…を修正したいです。計画の目的である…は変えず、方法を見直します。
質問5|自分の競技や指導を、学問としてどう深めたいですか
…(本人の経験)…では、…が大切だと感じましたが、経験だけでは理由を説明できませんでした。
大学では…を学び、…を確かめたいです。自分に合った方法が他の人にも合うとは限らないため、条件の違いも考えたいです。
本番前の確認とスキルパスの面接対策
アスリートの発表、サポーターの動画・討論、公募推薦の個人面接を分けて練習しましょう。 資料の使い方や時間、競技歴の出願条件も方式ごとに異なります。
回答例は練習用であり、本人の経験そのものではありません。大学の書類作成の規定に従い、競技成績と本人が行った工夫を正確に伝えてください。
スキルパスでは、本人の実績を振り返り、出願書類と面接で説明する内容を整理する支援を行っています。資格・探究等の経験も踏まえ、受験する方式に合わせた発表や質疑応答を練習します。競技指導や実技検査の準備とは分けて検討してください。
2026年10月22日時点の大学公式情報を基に作成。最新の募集要項と受験者への通知を確認してください。


