札幌市立大学の面接対策は、デザイン学部と看護学部で準備の内容が異なります。デザイン学部の総合型ではグループワークと個別発表、公募推薦では個別面接が課されます。看護学部の公募推薦は、学習や活動を短く発表する準備も必要です。
経験を並べるだけでなく、何を観察し、どう考え、どのように行動したかを説明しましょう。 制作や探究、資格学習を、大学で深めたい疑問につなげることが大切です。
以下は練習用の架空の質問・回答例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。公式の試験内容と、受験生向けの練習方法を分けて紹介します。
2027年度の選抜方式と発表・面接の違い
デザイン学部の総合型|グループワークと個別発表
講義に基づく2回のグループワークと、レポート作成・口頭試問を含む個別発表、提出書類で判定します。配点はグループワーク200点、個別発表200点で、共通テストは不要です。書類は点数化せず、口頭試問で記載内容を質問する場合もあります。
通常の個別面接だけを想定せず、その場で学んだこと、話し合いで考えが変わった点、最終的な提案の理由を説明する練習が役立ちます。
公募推薦|デザインと看護で異なる試験
デザイン学部は論述・描画のデザイン総合問題200点と個別面接200点、看護学部は小論文100点と個別面接25点です。両学部とも共通テストは不要です。提出書類は点数化せず、面接等の参考に用います。
看護の面接は、最初に3分以内で高校までの学習成果や活動履歴等を発表し、その後に口頭試問を行います。パソコン・タブレットは使えません。手持ち資料や紙の配付資料は持ち込み可能で、配付する場合は2部必要です。配付資料は返却されません。
デザイン学部|作品の説明から、使う人の視点へ
完成品だけでなく、修正の理由を整理する
制作経験があれば、最初の案、使う人に確かめたこと、修正した点を振り返りましょう。見た目の好みだけで説明せず、文字の読みやすさ、使い方の分かりやすさなど、何を改善したかったかを具体的に話す練習が役立ちます。
コンテストへの応募や探究発表も題材になります。受賞の有無だけでなく、指摘を受けて考え直した点を整理してください。班の作品は、本人の担当と他の人が担当した部分を分けて説明しましょう。
話し合いでは、結論までの過程を聞く
練習では、他の人の意見を聞いてから、賛成する理由や別の案を短く伝えてみてください。意見が違う場合は、何を重視しているかを確かめ、比較する基準を考えることが大切です。
発言の回数を増やすことだけを目標にせず、話し合いの内容を理解し、自分の提案の根拠を説明できるようにしましょう。
看護学部|学習成果と、人への関心をつなげる
3分の発表は、中心となる経験を絞る
複数の経験をすべて盛り込むより、本人が工夫した経験を一つ選び、取り組んだ理由、行動、学んだことを整理してみましょう。看護への関心が、どの経験から具体的になったかを説明する練習が役立ちます。
人と関わった経験を話す際は、見聞きした事実と自分の解釈を区別してください。活動先の人の病歴や個人が分かる情報を、発表資料に載せる必要はありません。
資格の知識を、自分の問いに結びつける
例えば理科検定の生物分野を学んだ経験なら、人体や生命への理解がどのように深まったかを振り返ってみましょう。統計の学習なら、健康に関する数値を読むときに、調査対象や条件を確認した経験を整理できます。
資格の名称よりも、知識を使って考えたことと、まだ分からないことを説明する準備が大切です。 ここで挙げた資格は練習の題材であり、大学の一律の必須条件や加点を示すものではありません。
実績を使った想定質問と回答例
質問1|なぜ札幌市立大学で学びたいのですか
…(本人が関心を持ったきっかけ)…から、…に取り組みました。…は分かりましたが、…を十分に説明できませんでした。
貴学の…という学習内容を調べ、…を基礎から学びたいと考えています。これまでの活動で生まれた…という疑問を、さらに深めたいです。
質問2|制作したものを、どのように改善しましたか【デザイン】
…(本人の制作)…では、…を使う人に見てもらいました。私は…と考えていましたが、…という反応がありました。
そこで…を修正しました。…の点は改善できましたが、確認した人数が…なので、別の人にも使ってもらう必要があると考えています。
質問3|話し合いで異なる意見が出たら、どう考えますか【デザイン】
…(本人の協働経験)…では、…を優先する意見と、…を優先する意見がありました。私はそれぞれの理由を聞き、…を比べることを提案しました。
…が分かったため、最初の案の…を変えました。自分の案を通すだけでなく、何を確かめれば判断できるかを考える大切さを学びました。
質問4|学習や活動から、何を学びましたか【看護】
…(本人の学習・活動)…で、…に関心を持ちました。例えば、理科検定の生物分野で学んだ…をきっかけに、…を調べました。
ただ、知識だけでは…までは理解できませんでした。入学後は…を学び、人の状況を理解するために必要なことを考えたいです。
質問5|これから、どのように学びを深めたいですか
…(これまでの活動)…では、…という限界がありました。まずは…の基礎を学び直し、…を説明できるようになりたいです。
その上で、…の立場からも考え、学んだ内容を…に生かしてみたいです。現時点で分かっていることと、これから確かめたいことは分けて考えています。
本番前の確認とスキルパスの面接対策
出願書類、発表内容、質問への回答が、本人の経験に基づいているかを確認しましょう。 回答例の暗記ではなく、質問に合わせて同じ経験を説明し直す練習が役立ちます。
総合型の個別発表と、公募推薦の面接を混同しないことも大切です。資料の持ち込みなどは、自分が受験する方式の規定に従ってください。
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の活動を振り返り、根拠を添えて質問に答える練習を進めます。
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