埼玉県立大学の学校推薦型選抜では、保健医療福祉学部の各学科・専攻で面接を行います。小論文だけでなく、提出書類と面接を通して、多様な人と協働して学ぶ姿勢も評価されます。
志望する専門分野への関心を、本人が学び、調べ、人と関わってきた経験から説明することが大切です。 看護やリハビリテーション、福祉、健康に関わる分野を一括りにせず、自分が何を学びたいのかを整理しましょう。
以下は口頭練習用の架空の質問・回答例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。公式の選抜内容と、独自の練習方法を分けて紹介します。
2027年度の学校推薦型選抜|面接と調査書の評価
小論文70点、面接及び調査書30点
学校推薦型選抜は、小論文、面接、調査書等の提出書類を総合的に判定します。配点は小論文70点、面接及び調査書30点の合計100点で、大学入学共通テストは課しません。「面接だけで30点」とは区別してください。
2027年度の選抜期日は2026年11月22日です。要項では、面接は入学者受入れ方針に基づく質問を行うとしています。個々の面接開始時刻は当日発表されます。受験者全体の面接時間帯を、1人分の所要時間と考えないようにしましょう。
学科・専攻の方針と、地域に関わる意思を確認
保健医療福祉学部には、看護学科、理学療法学科、作業療法学科、社会福祉子ども学科、健康開発学科があります。社会福祉子ども学科は社会福祉学・福祉子ども学の2専攻、健康開発学科は健康情報学・検査技術科学・口腔保健科学の3専攻です。
推薦の出願には、県内の高校・住所等に関する条件や、卒業後に埼玉県内で修学分野に関連する職業に従事する強い意思等の要件があります。自分が該当する条件を要項で確認し、大学で学ぶ理由と、卒業後に関わりたい地域を具体的に考えてください。
看護・理学療法・作業療法|対象者をどう理解したか
看護は、相手の価値観を尊重する経験を振り返る
看護学科の方針では、対象者の価値観を尊重し、思いに共感して傾聴する姿勢等を挙げています。地域活動や学校生活で、相手の話を聞いて考えを修正した経験があれば、自分の行動を具体的に振り返りましょう。
「優しく接しました」だけで終わらず、相手が何を大切にしていて、自分がどう確かめたのかを整理すると、本人の学びを説明しやすくなります。
理学療法・作業療法は、問いと根拠を整理する
理学療法学科では、健康課題を多角的に捉え、根拠を持って説明する力等を重視しています。物理や生物の学習、探究の経験があれば、何を比較し、どこまで説明できたかを考えましょう。
作業療法学科では、人々の生活と周囲の環境への関心、課題を多角的に捉える力、協働する姿勢等を挙げています。本人の希望と環境の両方に目を向け、知識が足りず判断できなかった点も整理してください。
社会福祉子ども・健康開発|専攻に合った実績の伝え方
社会福祉学・福祉子ども学|支える側の思いだけで判断しない
社会福祉学専攻では、福祉の制度や実践、共生社会への関心を、福祉子ども学専攻では、子どもと周囲の環境への関心を具体化しましょう。地域活動やボランティアでは、自分が担当したことと、参加しただけのことを区別してください。
支援する側の考えを押し付けず、相手の希望や背景をどう確かめたかを振り返りましょう。 活動先の個人が特定される情報や、本人以外の病歴・家庭事情を詳しく話す必要はありません。
健康情報学・検査技術科学・口腔保健科学|知識を使った過程
健康情報学専攻では、情報の収集・分析・解釈を、検査技術科学専攻では、臨床検査への関心や論理的な考え方を、口腔保健科学専攻では、専門的な学びへの意欲や協働する姿勢を整理できます。
たとえば、健康情報学を志望する人ならITパスポートや統計の学習、検査技術科学を志望する人なら理科検定の生物・化学分野等の学習が振り返りの題材になります。ここで挙げる資格は独自の練習例であり、大学が一律に求める必須資格や加点対象ではありません。
学科・専攻に合わせた想定質問と回答例
質問1|なぜ埼玉県立大学で学びたいのですか
…(本人のきっかけ)…から、…という課題に関心を持ちました。…を調べる中で、専門分野だけでなく、他の立場の人と協働する必要があると感じました。
貴学の…学科・専攻の…という学びを確認し、…を深めたいと考えています。卒業後は…を通して埼玉県の…に関わりたいです。そのために、まず…を学ぶ必要があります。
質問2|相手の話を聞いて、考えが変わった経験はありますか【看護・福祉等】
…(本人の活動経験)…では、私は…が必要だと考えていました。しかし、相手の話を聞くと、…を大切にしていると分かりました。
そこで…を確認し、…を変えました。相手の気持ちを推測するだけでなく、話を聞き、希望を確かめることの大切さを学びました。
質問3|探究で、分かったことと分からなかったことを教えてください【理学療法・作業療法等】
…(本人の学習・探究)…で、…と…を比較しました。…という違いがありましたが、…の条件がそろっていないため、原因までは判断できませんでした。
この経験から、観察結果だけで専門的な判断をせず、根拠を確かめる必要を学びました。大学で…を学び、生活や環境も含めて考えられるようになりたいです。
質問4|地域や子どもに関わる活動で、何を工夫しましたか【社会福祉子ども】
…(本人の地域活動等)…で、私は…を担当しました。当初は…という方法でしたが、…という意見を聞き、…を修正しました。
全員に同じ方法が合うわけではないと気付きました。一方、活動だけでは…を十分に理解できなかったため、大学で…の制度や理論を学びたいです。
質問5|資格や教科学習を、どのように活動に生かしましたか【健康開発】
…(本人の情報・統計・理科等の学習)…で得た知識を使い、…を調べました。結果をまとめる際には、…の条件や資料の出典を確認しました。
…は説明できるようになりましたが、…については知識が足りません。資格名を増やすことだけを目標にせず、貴学で…を学び、健康に関わる課題を多角的に考えたいです。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接対策|本人の経験を根拠に答える
書類の実績を、本人の役割・工夫・根拠・残った課題まで説明できるかを確認しましょう。 チームの成果と個人の担当、調べた情報と自分の解釈は区別してください。
小論文の配点も大きいため、口頭練習と併せて、資料を読み、根拠を示して考えをまとめる練習が大切です。回答例をそのまま自分の経験として話さず、実際の学習・活動に置き換えて準備しましょう。
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の経験を整理し、大学で学びたい理由とつなげる練習を進めます。
2026年10月23日時点の大学公式情報を基に作成。最新の募集要項と受験者への通知を確認してください。


