東京都立大学の面接対策は、学部名だけでなく、受験する選抜方式まで確認して準備することが大切です。総合型には、ゼミナールや研究発表、情報の学習、英語等に関わる複数の方式があります。公募の一般推薦も、学科によって試験内容が異なります。
本人が何に取り組み、どのように考え、何を大学で深めたいのかを、受験方式に合わせて説明しましょう。 資格やコンテストの実績は、名称だけでなく、自分の学習や工夫まで振り返ってください。
以下は口頭練習用の架空の質問・回答例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。公式の選抜内容と、独自の練習方法を分けて紹介します。
総合型選抜|面接・発表・討論の違いを確認
ゼミナール入試|受講内容や研究について考える
生命科学科では、本人が行った自然科学の研究を口頭発表し、討論するゼミナールと、その後の面接(口頭試問を含む)を行います。地理環境学科では、地理環境高校生ゼミナールの履修成績と面接等で選抜します。
看護・理学療法・作業療法学科では、ゼミナールと面接(口頭試問を含む)を行います。レポートに加え、集団討論又はプレゼンテーションがあり、ゼミナールと面接の一部を英語で実施します。
研究室探検入試|面接の暗記だけでは対応できない
環境応用化学科の研究室探検入試では、研究室探検を受けた小論文と、グループ討論又はプレゼンテーションを行います。個人面接と同じ試験だと考えず、その場で学んだ内容を整理し、根拠を示して話す練習が大切です。
科学オリンピック入試|出願条件と実績の説明を区別
理学部、都市環境学部、システムデザイン学部の対象学科では、所定のコンテスト等の成績を出願条件とし、口頭試問を含む面接等を行います。都市環境学部の対象学科では小論文も課します。
情報科学科には、日本情報オリンピックの予選Aランク等や、未踏・未踏ジュニアの採択等に関する条件があります。学習実績の例と、正式な出願資格を混同せず、最新要項の条件と大会名称の読み替えを確認してください。
情報Ⅰ・Ⅱ利用入試|情報科学科の活動と教科学習
情報科学科の情報Ⅰ・Ⅱ利用入試は、書類による第1次選抜の後、面接(口頭試問を含む)と共通テストで第2次選抜を行います。面接では本人の活動内容、情報社会や専攻希望分野への関心等を問います。
配点は面接20点、調査書10点、志望理由書20点、共通テスト300点の計350点です。活動の説明だけに偏らず、出願要件の情報Ⅰ・Ⅱの成績や、指定された共通テスト科目も確認してください。
グローバル人材育成入試|専攻への関心と国際的な学び
人文社会・経済経営・都市環境・システムデザインの対象学科で実施します。経済経営学部は、英語で解答する小論文と、日本語・英語を使う20分程度の個人面接です。他学部も同じ試験だとは考えず、言語、小論文、共通テストの有無を学科別に確認しましょう。
SAT/ACT・IB入試とT-GLIPs入試|言語・実施環境も準備
生命科学科のSAT/ACT・IB入試は、書類選考後、英語又は日本語による面接(口頭試問を含む)を行います。学歴や試験成績等の出願条件を満たすか、要項で確認してください。
T-GLIPs入試Ⅰは、地理環境・都市基盤環境・環境応用化学・観光科学の4学科が対象です。オンライン面接の言語や小論文の有無は学科で異なります。入試Ⅱは都市基盤環境学科が対象で、英語によるオンライン面接を行います。機器や通信環境等も受験要項に沿って準備しましょう。
公募の一般推薦|学部・学科で試験内容が異なる
人文社会・理学・都市環境|口頭試問の範囲を確認
人文社会学部では、人間社会学科は小論文、面接(口頭試問を含む)、共通テスト等による選考を、人文学科は面接(口頭試問を含む)による第2次選考を行います。理学部の対象学科と都市環境学部の対象学科では、小論文と面接(口頭試問を含む)を行います。
たとえば、都市環境学部環境応用化学科は20分程度の個人面接で、化学の基礎知識や関心等を問います。この時間や配点を、他学科にも一律に当てはめないようにしましょう。
システムデザイン・健康福祉|書類と基礎学力の準備
システムデザイン学部の対象学科は、小論文、面接及び口頭試問を行います。健康福祉学部の対象学科は、書類、小論文、面接(口頭試問を含む)等により第2次選考を行います。
共通テストには、合否判定に使う場合と、入学後の参考として受験を課す場合があります。「合否に使わないから受験しなくてよい」とは考えず、出願学科の要項を確認してください。
実績・研究・基礎学力を説明する準備
資格の名称から、本人の工夫へ
理科検定の物理・化学・生物分野、情報系の資格、プログラミングコンテスト等に挑戦した経験があれば、どの知識を使い、どこで考え直したかを整理しましょう。社会系なら、英語の学習や地域の調査も題材になります。
これらは独自の練習例であり、どの方式でも必須・加点となる実績ではありません。科学オリンピック入試等の出願条件とは分けて考えてください。
結論に至った根拠と、まだ説明できない点を整理
実績の大きさだけでなく、本人が担当したこと、判断の根拠、残った疑問を説明できるようにしましょう。 チーム全体の成果を自分だけの実績として話すことは避けてください。
研究発表では、方法、比較条件、結果、考察を区別しましょう。討論では自分の意見に加え、相手の根拠を聞き、違いを確認する練習が役立ちます。暗記した結論に無理に戻すより、質問に対して分かる範囲を丁寧に説明することが大切です。
面接・発表に向けた想定質問と回答例
質問1|なぜ東京都立大学で学びたいのですか
…(本人のきっかけ)…から、…に関心を持ちました。…を調べる中で、…という疑問が残りました。
貴学の…学部…学科の…という学びを確認し、…を深めたいと考えています。今までの経験を振り返ると…の知識が足りず、大学で体系的に学ぶ必要を感じています。
質問2|研究で、本人は何を工夫しましたか【生命科学・理工系等】
…(本人の研究・探究)…では、私は…を担当しました。最初は…という方法でしたが、…の問題があり、…を修正しました。
…という結果になりました。ただ、…の条件を確認できていないため、原因を断定することはできません。次は…を調べたいです。
質問3|情報の学習を、どのように活動に生かしましたか【情報科学等】
…(本人の授業・制作・コンテスト等)…で、…を作りました。…という処理がうまくいかず、…を調べ、…の方法を比較しました。
…を改善できましたが、…には課題が残っています。完成したものだけでなく、試した方法と問題点を記録し、大学で…を学ぶ際にも生かしたいです。
質問4|異なる立場の人と学ぶとき、何を大切にしますか【人文社会・経済経営・国際的な学び等】
…(本人の協働経験)…では、…について意見が分かれました。相手が重視している条件を聞き、…という違いがあると分かりました。
私は…の資料を共有し、…を相談しました。自分の意見を伝えることと、前提の違いを確認することの両方が必要だと学びました。
質問5|ゼミナール等で学んだ内容から、何を考えましたか【健康福祉・都市環境等】
…(本人が実際に受講・観察した内容)…で、…に気付きました。当初は…と考えていましたが、…の説明や意見から、…も確かめる必要があると分かりました。
私の経験だけでは…までは判断できません。大学で…を学び、複数の観点から考えられるようになりたいです。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接対策|方式に合わせて練習する
書類・研究発表・口頭試問・討論で求められることを区別し、本人の経験を根拠に答える練習を重ねましょう。 英語やオンラインで受験する方式では、内容の準備と併せて言語・通信環境の確認も必要です。
回答例は本人の経験ではありません。実際の活動に置き換え、出願方式の「受験者心得」と最新の案内も確認してください。小論文や共通テストを課す方式では、それぞれの準備も並行して進めましょう。
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の学習過程を整理し、追加の質問にも根拠を添えて説明する練習を進めます。
2026年10月23日時点の大学公式情報を基に作成。最新の募集要項と受験者への通知を確認してください。


