京都府立医科大学の推薦面接は、医学科の地域枠・全国一般枠と、看護学科で内容が異なります。特に医学科の全国一般枠では、書類に基づく面接に加え、「活動の振り返り」に基づく面接とグループディスカッションを行います。
医学・看護への関心を、実際に学んだことや、他者と関わって考え直した経験から説明しましょう。 将来の希望を述べるだけでなく、なぜそう考えるのか、大学で何を学ぶ必要があるのかを整理することが大切です。
以下は独自に作成した架空の質問・回答例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。2027年度の公式要項で確認できる内容と、練習のための例を分けて紹介します。
医学科・看護学科の推薦方式と面接評価
医学科地域枠|京都府の地域医療に貢献する意思
医学科地域枠の面接は2027年2月6日です。共通テスト6教科8科目を利用し、志願者が募集人員の3倍を超えた場合は、共通テストによる第1段階選抜を行います。
第2段階では、共通テストの各科目の得点を2分の1に圧縮し、面接と推薦書・調査書・志望理由書を総合して判定します。面接では、医師にふさわしい資質・適性に加え、京都府の地域医療に貢献する意欲を評価します。
地域枠には、所定の府内要件、学校長の推薦、入学確約等があります。京都府が設定する奨学金を受給し、卒業後はキャリア形成プログラムに基づき、指定医療機関で最低9年間の勤務または研修に従事する確約も必要です。面接のための言葉だけでなく、自分の進路として条件を理解してください。
医学科全国一般枠|面接A・B・Cの内容を区別する
全国一般枠の面接は2027年2月7日です。こちらも共通テスト6教科8科目を利用し、募集人員の3倍を超える場合に第1段階選抜を行います。
第2段階の面接Aは、推薦書・調査書・志望理由書に基づき、医師・医学研究者にふさわしい資質・適性を評価します。面接Bは「活動の振り返り」に基づく面接、面接Cはグループディスカッションです。
第2段階の配点は、共通テストを圧縮した500点と、面接A・B・Cを合わせた300点の計800点です。面接で資質・適性を欠くと判断された場合は、総合点にかかわらず不合格となり、面接を一つでも欠席した場合も不合格です。
看護学科|小論文2題と面接
看護学科の推薦試験日は2026年11月28日です。小論文①は9時35分から10時25分、小論文②は10時40分から11時30分で各100点、面接は12時50分からで25点、出願書類は25点です。
小論文では、英文を含む資料に基づく論述により、基礎学力・読解力・思考力・表現力を評価します。面接では、看護職者にふさわしい資質・適性を評価します。看護学科の推薦は、小論文・面接・出願書類を総合して判定する方式です。
出願には所定の府内要件、全体の学習成績の状況4.0以上、数学・理科の履修条件、学校長の推薦、入学確約等があります。卒業後に府内の医療機関等で看護職者として貢献する強い意思も求められます。
ここで参照した要項では、各面接の1人当たりの時間等は確認できません。全国一般枠の面接C以外の形式を推測して決め付けず、大学からの受験案内を確認してください。
医学科全国一般枠の「活動の振り返り」を準備する
他者との関わりと、自分の成長を説明する
「活動の振り返り」では、高校在学中に、他者との関わりの中で主体的に行動し、自身の成長につながったと思う活動や経験を取り上げます。大きな受賞歴がある経験だけに限る課題ではありません。
何を自分で判断し、他の人から何を学び、その後に行動がどう変わったかを具体的に説明しましょう。 グループ全体の成果と、自分の役割を分けることも大切です。
客観的な成果と、本人の考察を分ける
要項では、活動や経験の成果を客観的に証明する書類があれば、その写しを添付できるとしています。大会の結果や探究の成果を記載する場合も、資料で確かめられる事実と、自分の解釈を区別してください。
医学研究に関心があって、生物・化学分野の理科検定や統計検定等に取り組んだ経験がある場合は、そこで何を理解し、何に疑問を持ったかを振り返りましょう。これらは学習経験の例であり、大学が指定する必須資格や加点の説明ではありません。
志望理由・地域への関心・討論をどう練習するか
医師・研究者・看護職者を目指す理由を整理する
医学科のアドミッションポリシーは、生命の尊厳、高い倫理観、探究心、他者との連携、コミュニケーション力等を求めています。自分の関心が、なぜ医学や看護を学ぶことにつながるのかを考えましょう。
病院での見学や身近な出来事を話す際も、他人の病歴や家庭事情等、個人を特定できる情報を詳しく述べる必要はありません。自分が何に気付き、どのように学んだかを中心に説明してください。
グループ討論では、相手の意見を踏まえて話す
全国一般枠の面接Cに備えるには、一人で用意した回答を話す練習だけでは足りません。相手の意見の理由を確かめ、共通点や違いを整理して、自分の考えを伝える練習が必要です。
医学・医療の問題を扱う場合も、高校生として調べた範囲と、専門知識が必要な内容を区別しましょう。分からないことを断定せず、何を確認すべきかを述べる姿勢が大切です。
推薦面接・討論の想定質問と回答例
質問1|医師・医学研究者を目指す理由を教えてください
…(本人のきっかけ)…から、…に関心を持ちました。その後…を調べ、授業や探究で…に取り組みました。
そこで…という疑問が残りました。医学を学び、…を理解するための知識や研究方法を身に付けたいです。貴学の…という教育内容を確認し、…を深めたいと考えています。
質問2|地域枠の条件を、どのように理解していますか
…(本人が募集要項等で確認した条件)…と理解しています。…という地域の資料を読んだことから、…に関心を持ちました。
数字だけでは、地域で暮らす人の希望までは分かりませんでした。進路の条件を理解したうえで、…を学び、地域の医療に関わりたいと考えています。
質問3|他者との関わりで、自分が成長した経験はありますか
…(全国一般枠の「活動の振り返り」に書いた本人の経験)…では、私は…を担当しました。初めは…と判断しましたが、ほかの人の意見から…に気付きました。
その後…を確かめ、…という行動に変えました。成果は…でしたが、…は課題として残りました。自分だけの見方で進めず、根拠と相手の考えを確認するようになりました。
質問4|討論で異なる意見が出たら、どう応答しますか
…を大切にするご意見だと理解しました。私は…という理由から…と考えていますが、…を重視する点は共通していると思います。
…の場合と…の場合を分けて考えると、必要な対応が変わるのではないでしょうか。…はまだ確認できていないため、その点も踏まえて話し合いたいです。
質問5|看護を学ぶ理由を、自分の経験から説明してください
…(看護学科を志望する本人の経験)…で、相手が…を大切にしていると知りました。自分の考えだけで支え方を決めてはいけないと気付き、…を学びました。
…はまだ十分に理解できていません。大学で人体や看護の基礎を学ぶとともに、人の生活や希望を理解する方法を身に付け、…に関わりたいと考えています。
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志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
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合格へ
スキルパスの推薦面接対策|本人の経験を、自分の言葉で伝える
出願書類に書いた経験を、根拠や限界も含めて説明できるようにしましょう。 医学科全国一般枠では、活動の説明とグループ討論を、それぞれの形式に合わせて練習することが大切です。
スキルパスでは、本人の学習・探究等を振り返り、志望理由と面接の準備を支援しています。実際に取り組んだことを整理し、質問を聞いて必要な内容を答える練習を重ねます。
2026年10月23日時点の大学公式情報を基に作成。最新の募集要項と受験者への通知を確認してください。


