公立鳥取環境大学の面接対策では、環境学部・経営学部それぞれの志望理由に加え、受験する方式の確認が必要です。総合型選抜にはグループディスカッションと個別面接があり、公募の学校推薦型選抜もⅠ・Ⅱ・Ⅲ型で試験内容が異なります。
環境や地域の課題について、本人が調べたこと・試したこと・考えが変わったことを説明しましょう。 「持続可能な社会に貢献したい」という希望だけで終わらず、過去の取り組みと大学での学びをつなぐことが大切です。
以下は2027年度募集要項を基にした対策です。質問・回答例は独自に作成した架空の練習用であり、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
総合型選抜|集団面接と個別面接を分けて準備する
模擬授業・グループディスカッション・個別面接
2027年度の総合型選抜は、環境学部・経営学部ともに2026年10月17日・18日の2日間で実施されます。模擬授業100点、集団面接50点、個別面接50点の計200点と、志願理由書・調査書の内容を総合して判定します。
集団面接は1グループ30分程度のグループディスカッション、個別面接は1人15分程度です。1日目に模擬授業と集団面接、2日目に個別面接があります。個別面接の開始時刻は受験者ごとに異なり、1日目に通知されます。
模擬授業への対応では、話の要点と根拠、自分の考えを分けてメモする練習が役立ちます。グループディスカッションでは、発言数を増やすことだけを目標にせず、他の人の意見を踏まえて論点を整理し、議論を前に進めましょう。
資格証や作品を自由に追加提出できるわけではない
総合型の要項には、指定の出願書類以外の資格証、表彰状、新聞記事の切り抜き、成果物等は受理しないと明記されています。取り組みを志願理由書や面接で説明する準備と、書類を提出できるかどうかは別の問題です。
実績は肩書だけでなく、取り組み方と学んだ内容まで説明できるようにしましょう。 持参を認められていない資料で説明する前提にせず、言葉で伝えられるように準備してください。
公募推薦Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ型|同じ「推薦」でも試験内容が異なる
Ⅰ型は小論文と個別面接
Ⅰ型は両学部が対象で、共通テストを課しません。2026年11月28日に90分の小論文、29日に個別面接があります。配点は小論文100点、個別面接100点です。面接時間は選抜方法の表に15分程度、時間割に10~15分と記載されています。
全国の高校から出願できる方式ですが、学校長推薦や卒業見込み等の出願条件があり、第1志望として合格した場合に入学を確約する必要があります。県内高校かどうかで推薦人数の扱いも異なるため、高校での手続きも確認してください。
Ⅱ型は共通テストと個別面接
Ⅱ型は鳥取県内の高校出身者を対象とする方式です。両学部とも2027年1月31日に1人15分程度の個別面接があり、共通テスト300点、面接150点の計450点で、推薦書・調査書の内容も合わせて判定します。2027年度のⅡ型には小論文はありません。
共通テストは指定科目のうち高得点の3科目を採用します。ただし、受験する科目が3科目でよいという意味ではありません。環境学部は5教科6科目、経営学部は4教科5科目または5教科5科目の指定があり、受験科目が不足すると合否判定の対象外になります。
Ⅲ型は環境学部の発表・質疑応答
Ⅲ型は、鳥取県内の高校を卒業見込みで学校長推薦を受ける人を対象とした、環境学部の方式です。共通テストを課さず、2026年11月21日・22日のいずれか1日に試験があります。発表は15分程度、質疑応答は20分程度です。
発表テーマは、高校時代に最も力を入れた活動と、それを通して得たものです。発表にはMicrosoft PowerPointを使い、ファイルをUSBメモリで持参します。大学が用意するWindowsパソコンではインターネットに接続できず、当日の資料配付、成果物の提示、実演等も認められていません。準備は要項の指定に合わせましょう。
環境学部・経営学部の質問例と回答の組み立て方
質問例1|なぜ環境学部を志望するのですか
環境学部は、地域や世界の環境問題への関心と、学業・探究的活動などで積極的に課題に取り組んだ経験を求めています。身近な課題について、観察・調査の方法まで説明できると、学びたい内容が具体的になります。
…(環境問題に関心を持ったきっかけ)…を通じて、地域の河川環境を調べました。…(本人が行った観察と記録)…では、場所によって結果が異なりました。ただ、測定の時期や天候がそろっておらず、原因までは判断できませんでした。大学では、環境の状態を適切に調べ、対策を検討するための知識と方法を学びたいと考えています。
質問例2|理科の学習を探究にどう生かしましたか
生物検定や化学検定などの学習経験を使う場合も、取得した事実だけでなく、本人の調査にどう役立ったかを説明しましょう。これらを出願に必須の資格、または加点が保証される資格として紹介するものではありません。
…(本人が取り組んだ生物・化学の学習)…で得た知識を、…(実際の観察や実験)…に生かしました。一方で、教科書の条件と現地の条件には違いがあり、知識を当てはめるだけでは説明できない点が残りました。その違いを記録し、追加で調べる必要があると気づきました。
質問例3|なぜ経営学部で学びたいのですか
経営学部の志望理由では、事業や地域の活動を、利用する人・運営する人など複数の立場から捉えてみましょう。販売額や参加者数だけでなく、何を比較し、どう改善したかが説明の材料になります。
…(地域の店や学校行事に関わったきっかけ)…から、利用者に情報が届く方法に関心を持ちました。…(本人が行ったアンケートや告知の改善)…を試しましたが、回答者が限られており、地域全体の傾向とは言えません。大学では、調査の方法と、組織や地域の活動を継続する仕組みを学びたいと考えています。
質問例4|資格の学習で、何ができるようになりましたか
経営学部の例として、日商簿記や統計検定などの学習を説明することも考えられます。ただし、経験していない内容を回答に加えたり、資格だけで事業の成否を判断できると述べたりする必要はありません。
…(本人が実際に学んだ簿記や統計の内容)…を通じ、売上だけでなく費用も含めて考える必要があると学びました。…(学校の活動などで確認した具体例)…では、数字の整理だけでなく、関係する人への聞き取りも必要でした。大学では、数値と現場の状況を合わせて判断する力を身に付けたいと考えています。
討論・発表の練習|反対意見と追加質問まで考える
質問例5|グループで意見が対立したらどう対応しますか
総合型の集団面接に向けて、相手の意見を要約し、違いを確認してから提案する練習が役立ちます。司会役になった経験がない場合に、無理にリーダー経験を作る必要はありません。
…(本人が経験した意見の違い)…では、まず相手が何を優先しているかを確認しました。私は…(本人の提案)…を示し、両方の意見を試せる範囲を相談しました。すぐに結論が出たわけではありませんが、同じ目標でも重視する条件が違うと気づきました。
質問例6|発表した活動で、自分の担当と課題は何ですか
Ⅲ型の発表では、活動全体の成果と本人の担当を分けてください。結果だけでなく、うまくいかなかった点や改善の余地も説明できるようにしておくと、質疑応答の練習になります。
チーム全体では…(活動の成果)…に取り組み、私は…(本人の担当)…を受け持ちました。…(試した方法)…では思うような結果が出ず、…(見直した点)…を変更しました。ただし、…(残った課題)…は十分に確かめられていません。次に取り組むなら、比較条件をそろえて調べたいと考えています。
面接対策は、原稿の暗記ではなく、本人の経験について追加質問に答える練習です。 「なぜその方法を選んだのか」「別の説明は考えられるか」「大学で何を確かめたいか」と問い直し、志願理由書とも内容をそろえましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで公立鳥取環境大学の面接準備を進める
スキルパスでは、本人の学習・資格・探究の経験を整理し、大学で学びたい内容につなげる対策を支援しています。環境学部なら調査や実験の方法、経営学部ならデータや人の行動への着目など、取り組んだ内容を基に回答を考えます。
総合型の個別面接と集団面接、推薦Ⅲ型の発表など、方式に応じた練習が必要です。出願書類や当日の資料の制限も確認し、認められた範囲で本人の経験を伝えられるように準備しましょう。
公式資料
方式の名称や試験内容、出願条件等は、受験前に大学の最新の案内でも確認してください。


