和歌山県立医科大学の推薦面接対策では、医学部・薬学部・保健看護学部の違いを確認する必要があります。共通テストと面接の順序も異なり、保健看護学部では年内の小論文・面接の後に、共通テストによる選抜が続きます。
医療への関心を、本人の学習・探究・人との関わりに基づいて説明しましょう。 地域への貢献を話す際も、志望する募集枠の条件を理解し、大学で学びたい内容につなげることが大切です。
本記事は2027年度の学校推薦型選抜を紹介します。以下の質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
医学部の推薦|募集枠の理解と、面接の準備
共通テストによる第一段階選抜の後に面接
2027年度医学部入学者選抜要項では、推薦に一般枠、県民医療枠A・B、地域医療枠を設けています。指定の共通テスト6教科8科目による第一段階選抜の後、推薦書、調査書、自己推薦書、面接による第二段階選抜を行います。面接日は2027年2月7日です。
一般枠・地域医療枠は県内募集、県民医療枠A・Bは全国募集です。募集枠ごとに、地域条件、卒業後の勤務・研修や修学資金に関する条件等が異なります。「推薦なら条件が同じ」と考えず、本人が志望する枠を確認してください。
地域への希望だけでなく、制度の条件を確認する
県民医療枠Aは診療科指定なし、Bは産科に従事する医師を育成する枠です。地域医療枠にも、県が設定する修学資金の貸与と卒業後の勤務に関する確約等があります。一般選抜で募集する枠と、推薦で募集する枠も区別が必要です。
面接の準備では、本人が調べた医療の課題と、制度上の条件を分けて整理しましょう。確認していない進路条件について、希望だけを基に「自由に選べる」と説明することはできません。
医学部の詳細な学生募集要項は2026年11月中旬公表予定です。ここでは公表済みの2027年度選抜要項を使用し、未公表の面接時間や質問内容を補っていません。
薬学部・保健看護学部の推薦|面接と学力試験を組み合わせる
薬学部|全国枠・県内枠の個人面接
薬学部の推薦は、指定の共通テスト6教科8科目による第一段階選抜の後、共通テストの成績、推薦書、調査書、自己推薦書、個人面接による第二段階選抜を行います。個人面接日は2027年2月8日です。
面接はアドミッション・ポリシーに照らして薬学部学生としての適性を評価し、当日に二次面接を課す場合もあります。一人当たりの時間や質問内容は、公表されていない情報を推測して断定できません。
全国枠・県内枠とも、全体の評定平均値4.0以上等の条件があります。県内枠には地域条件に加え、卒業後、大学が指定する県内の医療機関で2年間研修する条件と、その同意に関する書類提出があります。全国枠には卒業後の研修受講条件はありません。
薬学部の詳細な募集要項も2026年11月中旬公表予定です。出願条件や提出書類は、最新の募集要項で確認してください。
保健看護学部|11月の小論文・面接後にも選抜が続く
保健看護学部の第1段階選抜は、2026年11月21日です。小論文は10時から11時30分までの90分・250点で、面接は12時30分から行います。
面接では、調査書、推薦書、「自己を語る」を参考資料として、学力以外の能力・適性・人柄等を総合的に評価し、合否判定に用います。小論文の250点を面接の配点だと読み替えないようにしましょう。
第2段階では、数学・理科・英語の指定3教科3科目の共通テストを利用し、第1段階の成績と合わせて判定します。配点表は共通テスト500点と小論文250点の計750点ですが、面接や書類も含む総合評価のため、合計得点が合格者最低得点を上回っていても不合格になる場合があります。
出願には全体の評定平均値4.0以上、合格時の入学確約等が必要です。県内高校・扶養義務者の住所等に関する地域条件も確認してください。出願書類は、大学の方針を参照して本人が作成するよう求められています。
大学公式・2027年度保健看護学部推薦募集要項(9月28日追記版)
科学的な学びと、人への理解を実績から説明する
資格や探究は、学んだ内容と疑問を整理する
物理・化学・生物分野の理科検定、統計検定、英語資格、実験・観察・健康情報の調査等に取り組んだ場合は、結果だけでなく、方法や疑問を振り返りましょう。これらは任意の学習経験の例であり、特定の資格が推薦の必須条件や一律の加点になるという意味ではありません。
薬学への関心なら、物質の性質に関する学習から何を疑問に思ったか、保健看護への関心なら、生活と健康の関係について何を確かめたかを整理できます。医学・薬学・看護を、同じ志望理由に置き換えないことも大切です。
調べた事実、自分の解釈、未検証の点を分けることが、科学的な説明の基本です。 身近な経験だけで、治療や支援の効果まで断定したり、行っていない医療行為を実績として付け加えたりしないようにしてください。
対話の経験は、相手の希望をどう確かめたかまで
他者と協力した経験では、本人の役割と活動全体の成果を分けて説明しましょう。自分の提案が相手の希望に合っていたか、意見が違ったときにどう確かめたかも振り返れます。
医療に関心を持ったきっかけが家族の療養等であっても、他の人の病歴や家庭事情を詳しく話す必要はありません。その後、本人が何を学び、考えがどう変わったかを中心に整理してください。
学部別の想定質問と回答例
質問1|医学を学びたい理由を説明してください
…(本人のきっかけと、その後の学習)…から、…に関心を持ちました。…を調べる中で、…という疑問が生まれました。
自分で調べた範囲では…が分かりましたが、…は理解できていません。大学で医学を体系的に学び、根拠を確かめながら考える力を身に付けたいです。
質問2|志望する医学部の募集枠を、どう理解していますか
私が志望するのは…という枠です。公式の選抜要項と制度の説明を読み、…という条件や卒業後の…について確認しました。
…(本人が調べた医療の課題)…から、…に関心があります。まだ確認が必要な点は…で、思い込みで判断せず、大学や制度の窓口に確認したいと考えています。
質問3|薬学に関心を持った後、どんな学習をしましたか
…(本人の授業・実験・読書等)…から、…に関心を持ちました。…を比較し、条件によって…が変わることを確かめました。
ただし、その結果から薬の効果まで説明できるわけではありません。大学で化学や生命科学と薬学を基礎から学び、…の仕組みを深めたいです。
質問4|薬剤師や薬学を学ぶ人に必要な姿勢を、どう考えますか
…(本人の学習や話合い)…では、自分が理解したつもりでも、相手に説明すると…が曖昧だと気付きました。
…を調べ直し、相手の疑問を確認しながら説明しました。大学でも、分からない点をそのままにせず、知識の根拠と相手の理解を確かめる姿勢を大切にしたいです。
質問5|保健看護学部で何を学びたいですか
…(本人の経験と、その後の学習)…を通して、健康だけでなく、本人の生活や希望を理解する必要があると気付きました。
…は資料だけでは分かりませんでした。貴学で保健看護学を体系的に学び、地域で暮らす人の…を考える力を身に付けたいです。
質問6|協力する中で、自分の考えを見直したことはありますか
…(本人の活動)…で、私は…を提案しました。しかし、相手の理由を聞くと…という事情があり、自分の想定と違っていました。
…を確かめ、方法を…に変えました。相手のためだと思っても、希望を聞かずに決めないことが大切だと学びました。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
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志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接対策|実績・学び・募集枠の理解を整理する
本人の経験と、志望学部で学ぶ理由をつなげ、追加の質問にも自分の言葉で答える練習を重ねましょう。 制度の条件を答える練習と、本人の関心・考えを説明する練習は、両方必要です。
スキルパスでは、学習・探究・活動を振り返り、志望理由書や面接の準備を支援しています。事実にない成果を加えず、根拠や未解決の問いも含めて説明できるよう準備を進めます。
2026年10月23日時点の公式情報を基に作成。最新の募集要項と受験案内を確認してください。


