北星学園大学の総合型選抜は、学科によって面接、口頭試問、グループ討議などの内容が異なります。2027年度は新設の情報科学部にも総合型選抜があり、他の学部とは試験日が違います。
本人の経験と学修計画に加え、志望学科の試験形式に合った準備が大切です。 指定文献について説明する学科と、討議で考えを深める学科を、同じ面接練習だけで済ませることはできません。
この記事は2027年度の総合型選抜を扱います。質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
文学部・経済学部|学科ごとの面接・口頭試問
英文学科|日本語約15分・英語約5分
2次試験では、英文を読んで日本語と英語の設問に答える記述試験70分・100点と、面接・口頭試問100点があります。面接・口頭試問は日本語15分、英語5分程度で、指定テーマは当日公表です。
英語で話す練習だけでなく、日本語で自分の関心を説明する準備も必要です。読んだ文章の内容と、自分の意見を区別して伝えましょう。
心理・応用コミュニケーション学科|個人面接ではなく討議
2次試験はグループ討議30分・100点と、小論文60分・800字程度・100点です。個人面接を課す学科とは形式が異なります。
討議では、事前課題を踏まえ、外国人の子どもへの支援やコミュニケーションについて意見を交わします。その後の小論文では、討議から得た新しい視点も踏まえて自分の考えを述べます。発言の量だけを増やさず、他者の意見との共通点・相違点を整理する練習が役立ちます。
経済学科|約10分の個人面接
個人面接10分程度・100点と、指定文献についての記述試験60分・800字程度・200点があります。文献の内容を理解し、自分が関心を持った経済の問題と結び付けて考えましょう。
経営情報学科|指定文献に関する口頭試問
面接・口頭試問は10分程度・100点です。主に事前課題で選択した指定文献についての口頭試問の後に面接があり、同じ文献に関する記述試験60分・800字程度・200点も課されます。
文献の説明を暗記するだけでなく、著者の主張と、その理由、自分が疑問に思った点を整理してください。
経済法学科|模擬講義の理解と約10分の面接
個人面接10分程度・50点に加え、政治・経済に関する模擬講義60分の後に、講義内容を確認する記述試験60分・200点があります。志望理由の準備とともに、話の要点をつかみ、理由を付けて説明する練習も必要です。
社会福祉学部・国際学部・情報科学部の試験内容
社会福祉学科|面接と、振り返りを含むグループワーク
個人面接15分程度・100点と、グループワーク100点があります。グループワークでは、事前課題についての報告・意見交換40分に続き、振り返りシートを20分で250~300字程度記入します。報告は1人3分程度です。
自分の考えを伝えるだけでなく、他者の意見を聞いて考えがどう変わったか、どんな問いが残ったかも整理しましょう。
心理学科|約10分の個人面接と小論文
個人面接10分程度・100点と、小論文60分・800字程度・200点があります。小論文では当日公表のテーマを要約し、自分の意見を述べます。文学部の心理・応用コミュニケーション学科とは別の試験です。
グローバル・イノベーション学科|日本語約10分・英語約5分
面接・口頭試問100点と、小論文60分・800字程度・100点があります。面接・口頭試問は日本語10分、英語5分程度で、指定テーマは当日公表です。
身近な問題について、異なる立場の人にはどう見えるかを考える練習も役立ちます。英語で伝える際も、本人が理解している内容から説明してください。
情報科学科|約10分の面接に加え、数学と小論文
2027年4月開設の情報科学部では、個人面接10分程度・100点、数学Ⅰ・数学Aの基礎学力を問う記述試験30分・100点、小論文60分・800字程度・100点を課します。
情報分野の実績を説明する準備と、数学・読解・記述の基礎学力の準備を並行しましょう。 資格や制作物の紹介だけで試験全体の対策になるわけではありません。
文学部・経済学部・社会福祉学部・国際学部の2次試験は2026年10月31日、情報科学部は2026年12月5日です。要項は別冊なので、志望学部の資料で確認してください。
学修計画書・事前課題から面接準備を始める
学科の求める人物像と、自分の経験を照合
学修計画書では、志望理由やこれまで力を入れた活動などを記入します。経済学科は他学科と計画課題が異なるため、共通の様式だと思い込まないよう注意が必要です。
志望学科のアドミッション・ポリシーや教育内容を読み、本人の経験のどこにつながるかを考えてください。大学の説明文をそのまま覚えるのではなく、自分が学ぶ理由を説明する準備が大切です。
文献・活動・本人の考察を区別
指定文献のある学科では、著者が述べたこと、本人の経験、そこから考えたことを分けて整理しましょう。持込可能な資料や書き込みの条件も学科ごとに異なります。普段の練習資料を、そのまま試験に持ち込めるとは限りません。
活動の実績は、規模や肩書だけでなく、本人の役割、工夫、確かめた方法まで説明してください。英語資格、統計検定、ITパスポート、情報オリンピックなどは、実際に取り組んだ経験がある場合の例です。大学が一律に必須としている資格や、加点を保証する実績ではありません。
学部別の質問例と回答の組み立て方
以下は回答の暗記用ではなく、本人の経験を整理するための練習例です。取得していない資格や、行っていない活動を加えないでください。
質問1|英語を通じて、どんな問題を考えたいですか
…(本人がことばや文化に関心を持った経験)…をきっかけに、…(実際の読書・英語学習・交流)…に取り組みました。…(理解が変わった点)…の一方、…(まだ説明できないこと)…も残りました。英文学科で…(学びたい内容)…を学び、問いを深めたいです。
質問2|経済・経営・制度への関心は、どう深まりましたか
…(本人の地域や経済への関心)…から、…(読んだ資料や調査)…に取り組みました。文献では…(著者の主張)…と説明されており、私は…(自分の経験との共通点や違い)…に関心を持ちました。大学では…(志望学科で深めたい問い)…を考えたいです。
経済・経営情報・経済法では学ぶ内容と試験が異なります。回答は本人の志望学科に合わせてください。
質問3|福祉の問題について、他者の意見から何を学びましたか
…(本人が福祉に関心を持った経験)…について、当初は…(自分の考え)…と考えていました。…(実際の調査や意見交換)…から、…(別の立場から見えたこと)…にも気付きました。大学で…(学びたい内容)…を学び、支援を受ける本人の考えも踏まえて検討したいです。
質問4|人の心について、どんな問いを持っていますか
…(本人のきっかけ)…から、…(読書・観察・学習)…を行いました。…(気付いたこと)…がありましたが、身近な例だけで一般化できないとも考えました。心理学科で研究方法を学び、…(本人が深めたい問い)…を根拠から考えたいです。
質問5|身近な問題を、異なる立場からどう考えますか
…(本人が疑問を持った問題)…を調べる中で、…(異なる立場の意見)…を知りました。当初の…(自分の見方)…だけでは説明できない点がありました。国際学部で…(学びたい内容)…を学び、…(協力して考えたい相手や課題)…について理解を深めたいです。
質問6|情報分野の活動で、何を試し、何が残りましたか
…(情報に関心を持ったきっかけ)…から、…(本人の学習・制作)…に取り組みました。情報オリンピック予選で…(実際の結果)…となり、…(改善した方法)…を試しました。一方、…(理解が不十分な点)…もあります。大学で数学と情報科学の基礎から学び直し、…(深めたい問い)…を考えたいです。
予選Bランク等の結果は、本人が実際に得た場合に限って使えます。資格名や順位より、解法の説明と振り返りを具体的にしてください。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接準備|本人の経験を、学科ごとの試験につなげる
スキルパスでは、資格・探究等の実績づくりから、提出書類や面接の準備までを一人ひとりに合わせて支援します。本人の取り組みを振り返り、口頭試問や討議でも考えを説明する練習を重ねます。
北星学園大学では、志望学科の試験形式と、本人が学びたい理由の両方を踏まえて準備しましょう。 言い回しだけを整えず、経験から何を考え、大学で何を確かめたいかを具体的に伝えることが大切です。
公式資料
出願前に、最新の公式情報で本人の出願資格、学科ごとの事前課題、持込条件、集合時刻を確認してください。


