成蹊大学の総合型選抜・自己推薦型は、学部ごとに二次審査の内容が異なります。個人面接や発表に備える学部もあれば、討論に備える学部もあるため、一律の模擬面接だけでは十分ではありません。
成蹊大学の自己推薦型対策は、志望学部の二次審査を確認し、筆記・発表・討論・口頭試問を組み合わせて準備することが大切です。この記事は2027年度の自己推薦型を扱います。以下の質問・回答は独自の架空練習で、公式過去問、実際の合格者の回答、出題予告ではありません。
学部別の二次審査・面接・討論
| 学部 | 自己推薦型の二次審査 |
|---|---|
| 経済 | 事前学習確認審査40分と、対面個人面接による発表審査約20分。発表10分、内容等の質疑約5分、自己アピール2分と質疑を含む |
| 経営 | 資料を読む総合分析力審査60分と、事前課題のテーマに基づく少人数の討論力審査 |
| 法 | 基礎読解力審査75分・50点と、グループ討論約60分・50点 |
| 国際共創 | 理解力・思考力審査40分と、発表・質疑応答の個人面接約20分。発表約10分、内容の質疑約5分、志望理由等の質疑約5分 |
| 理工 | 思考力審査90分・50点、表現力審査30分・20点、面接1人30分程度・30点 |
文学部は2027年度の自己推薦型を実施しません。帰国生・社会人など別区分の選考表と混同しないでください。理工学部の面接も、別区分に記載された30〜60分の面接とは異なります。
経済学部では、一次と二次の課題は別です。二次の文献資料を読み、発表内容を整理するとともに、資料に基づく筆記試験にも備えましょう。事前学習確認審査を受けなかった場合、発表審査は受けられません。
2027年度から、従来のAOマルデス入試は自己推薦型へ名称が変わりました。公表後に実施取りやめとなった「基礎学力型」とも区別して、現行の要項・お知らせを確認してください。
理工学部は活動と当日の記述を説明する準備
理工学部の面接は、志望理由書、活動報告書、当日の表現力審査の内容を中心に、学ぶ意欲・志望動機・理工学の知識を口頭で問う選考です。事前に作った自己紹介を話せるだけでなく、その場で考えたことを説明する練習が必要です。
思考力審査は数学的な思考を問う演習で、答えに至る途中の過程も採点対象です。普段の学習でも、解答だけを覚えるのではなく、なぜその方法を選んだか、別の方法で確かめられるかを説明してみましょう。
例えば、自作プログラム、実験、制作、物理検定・化学検定・統計検定の学習、情報オリンピック予選Bランク等について話す場合も、本人が実際に取り組んだことと、その過程で使った知識を整理してください。これらは独自の学習・練習例で、当該資格・成績が出願必須条件や公式の加点対象だという意味ではありません。
実績の名称より、何を考え、どう確かめ、何が課題として残ったかを説明できることが大切です。実験の結果と推測、共同制作の成果と自分の担当は分けてください。
経済・国際共創の発表と経営・法の討論準備
国際共創学部は、専攻別の公表課題に基づいて発表します。国際日本学専攻と環境サステナビリティ学専攻で分野が異なりますが、課題の背景や取り上げる理由、国内外の事例、自分の考えを整理することが求められています。
国際共創学部のレジュメはA4片面1枚、本人用1部と担当者用3部の計4部です。本文の出典・参考文献も明確にしてください。経済学部には別のレジュメの指示があるため、国際共創学部の条件をそのまま流用しないようにしましょう。
経営学部の討論ではメモや資料を持ち込めますが、全学部で同じ扱いとは限りません。自分の意見と根拠を用意するほか、相手の発言を聞いて論点を整理する練習も進めてください。法学部も、自己推薦型では個人の自己アピール面接ではなく、グループ討論に備えます。
討論の独自練習では、「自分の意見を述べる」「相手の根拠を確かめる」「一致する点と異なる点を整理する」を試してみましょう。発言回数だけを増やしたり、進行役の役割を無理に引き受けたりすることを目標にしないでください。
面接・発表・討論で練習したい質問と回答例
以下はすべて架空の練習用です。省略部分には本人の事実を入れ、大学が公表した課題への完成回答や公式過去問と受け取らないでください。
質問1|文献から、どのようなことを読み取りましたか
資料では…(自分で確認した主張やデータ)…が示されています。私は…(根拠とした箇所)…から、…(自分の考え)…と考えました。ただし、…(資料だけでは判断できない点)…があるため、…(追加で確かめたいこと)…も調べる必要があると思います。
経済学部を見据えた独自練習です。数値や図表を示す場合は、何を比較した数字かまで説明しましょう。
質問2|この問題について、相手の意見をどう考えますか
…(相手の意見)…は、…(相手の根拠)…を重視した考えだと理解しました。私も…(共通する点)…には賛成です。一方、…(異なる論点)…については、…(自分の根拠)…から別の見方も考えられると思います。
経営学部の討論を見据えた練習です。相手の発言を聞かずに、用意した文章を繰り返すための回答ではありません。
質問3|立場が違う人を含めて、どう考えますか
この問題では、…(立場A)…と…(立場B)…で重視することが異なると思います。…(確認した事実)…を踏まえると、…(考慮すべき点)…が重要です。…(自分の意見と理由)…と考えますが、…(残る問題)…についても検討が必要です。
法学部の討論を見据えた独自練習です。事実、価値判断、自分の提案を区別して伝えましょう。
質問4|その課題を、なぜ取り上げたのですか
…(公表された分野の中で自分が設定した課題)…を取り上げたのは、…(実際の関心や経験)…があったからです。…(調べた国内外の事例)…を比較すると、…(気付いた点)…がありました。私は…(自分の考え)…と考え、大学では…(学びたい視点)…から深めたいと思っています。
国際共創学部の発表を見据えた練習です。使用する分野や課題は、志望専攻の公式案内と照らして確認してください。
質問5|活動や記述内容を、根拠とともに説明してください
…(実際の活動・当日に考えたこと)…について、私は…(方法・考え方)…を選びました。理由は…(根拠)…です。…(実際に確認できたこと)…から、…(判断したこと)…と考えましたが、…(まだ確かめられていない条件)…では別の結果になる可能性があります。
理工学部の独自練習です。分からないことを断定せず、どこまで分かっているかを説明する練習につなげてください。
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合格へ
2027年度の日程とスキルパスの面接準備
2027年度自己推薦型の出願は、2026年9月23日〜10月7日で終了しています。一次合格者発表は11月6日、二次審査は経済・経営・国際共創・理工学部が11月14日、法学部が11月28日です。集合時刻・場所等は一次合格者への案内で確認してください。
経済学部の二次資料は10月15日、国際共創学部の発表課題は10月20日に公表する日程です。一次結果の発表前に確認できるため、公開済みの資料を確認し、一次で提出した課題との違いも把握しましょう。
公式資料:自己推薦型の入試情報・学部別課題、2027年度総合型選抜要項・第4版。対象学部、区分、変更情報も大学の最新案内で確認してください。
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