福岡国際医療福祉大学の面接対策は、総合型A方式、探究発表を行うB方式、公募推薦を分けて準備しましょう。B方式では、探究の結果だけでなく、課題を選んだ理由や調べた過程を説明することが大切です。看護・医療の各分野を選んだ理由も、本人の実績から整理できます。
対象は看護学部看護学科と、医療学部の理学療法学科、作業療法学科、言語聴覚学科、視能訓練学科、診療放射線学科です。以下は独自の架空の練習用の質問・回答例で、過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。省略部分には本人の実際の経験を入れてください。学校推薦型は公募制のみを扱います。
総合型A・B方式と、公募推薦の面接を比較
| 方式 | 面接・発表 | 筆記試験等 |
|---|---|---|
| 総合型A方式 | 個人面接約10~15分・段階評価 | 基礎試験60分・100点。英語必須、国語または数学を選択。診療放射線学科は英語・数学必須 |
| 総合型B方式・課題探究型 | 発表約10分、探究への質問約5~10分、個人面接約10~15分。全体で約30分 | 基礎試験60分・50点と、探究実績報告書・発表・探究への質問50点。個人面接は段階評価 |
| 学校推薦型・公募制 | 個人面接約10分・段階評価 | 一般常識試験90分・100点。英語・国語・数学・社会の基礎知識を扱い、時事問題を含む |
総合型の基礎試験はマークシート方式です。B方式もA方式と同じ科目の選び方で、基礎学力の準備が必要です。公募推薦の一般常識試験とは、試験時間も内容も異なります。
看護学科の総合型は、大学主催の病院見学会への参加と、卒業後に大川・柳川地区を中心とする福岡県の学園関連病院・施設に看護師として勤務する意思等が条件です。医療学部の総合型と同じ条件だと考えず、志望学科の要項を確認してください。
出典:福岡国際医療福祉大学公式2027年度学生募集要項2・4・16~18・29~30ページ、入試情報。
総合型B方式は、探究発表・質疑・個人面接を合わせて約30分です。発表だけで終わらず、取り組んだ過程を質問されても説明できるようにしましょう。
探究の内容と、医療専門職を目指す理由をつなげる
大学は、生命の尊厳と平等を大切にし、「共に生きる社会」の実現を目指しています。医療分野で学ぶ目的、自主的に取り組む姿勢、倫理観、専門を学ぶ基礎学力、海外の保健・医療・福祉への関心等が求められています。
B方式の探究実績報告書には、学校の授業や部活動、地域活動、本人の問題意識等から取り組んだ探究内容と、学んだことを記入します。発表用資料は出願時にA4判2枚までを提出し、当日は大学が用意するそのコピーを使用します。資料の持ち込みやパソコン等の使用はできません。
生物検定・化学検定・物理検定、統計や数学の学習、健康や生活に関する探究等も、本人の経験に応じて説明できます。ただし、資格だけで探究をしたことにはなりません。学習した知識を使い、何を調べ、比較し、考えたのかを整理しましょう。資格の紹介は、加点条件を示すものではありません。
6学科の質問例と回答例
看護学科:人を尊重する看護を、なぜ学びたいですか
……(本人が看護に関心を持った経験)……から、……(健康・地域活動・生物の学習等)……に取り組みました。……(人の生活や思いについて分かったこと)……を通じ、知識と相手への理解の両方が必要だと感じました。大学では看護を基礎から学び、周囲と協力しながら、一人ひとりを尊重して支援できる看護師を目指したいです。
理学療法学科:身体の動きについて、何を調べましたか
……(本人の運動や健康に関する疑問)……をきっかけに、……(身体の動きの観察・物理や生物の学習等)……に取り組みました。……(条件を変えて比較したこと)……から、数値だけでなく、その人の状態を理解する必要も学びました。大学では身体機能と理学療法を専門的に学び、生活に必要な動作の回復や維持を支えたいです。
作業療法学科:本人にとって大切な生活を、どう考えましたか
……(本人が生活や活動の困りごとに気づいた経験)……について、……(調査・地域活動・道具の工夫等)……に取り組みました。……(意見を聞いたり方法を変えたりして分かったこと)……から、同じ活動でも人によって大切な点が異なると感じました。大学では作業療法を学び、その人が望む生活を支える方法を考えたいです。
言語聴覚学科:伝え合う難しさに、どう向き合いましたか
……(本人がことば・聞こえ・伝え方に関心を持った経験)……から、……(資料の比較や活動)……に取り組みました。……(伝え方や環境を工夫したこと)……を通じ、相手に合った方法を考える大切さを学びました。大学では言語聴覚療法を専門的に学び、コミュニケーションや生活を支える知識と技術を身につけたいです。
視能訓練学科:見え方への関心は、どんな探究につながりましたか
……(本人が見え方に疑問を持ったきっかけ)……から、……(光・生物・生活環境に関する学習や調査)……に取り組みました。……(比較して理解が変わった点)……を通じ、見え方が生活のしやすさにも関わると感じました。大学では視能訓練の専門知識を学び、根拠を持って人の視機能や生活を支えたいです。
診療放射線学科:物理の学習を、医療にどうつなげたいですか
……(本人が医用画像や放射線に関心を持った経験)……から、……(物理検定・数学・波や電磁気の学習等)……に取り組みました。……(理解するために試した工夫)……を通じ、現象を根拠から説明する面白さを感じました。大学では診療放射線の専門知識と安全な利用を学び、他の専門職とも協力して医療を支えたいです。
探究の結果だけでなく、本人が考えたこと、工夫したこと、まだ分かっていないことを分けて説明しましょう。
発表資料・志望理由・基礎学力を並行して準備
B方式では、問い、方法、結果、考察、今後の課題を順に説明する練習が役立ちます。資料を見れば分かる内容だけでなく、なぜその方法を選んだのか、他の説明は考えられないか、といった質問も練習してみましょう。これは独自の練習の提案で、実際の出題を示すものではありません。
A方式と公募推薦でも、本人の活動や学習から志望理由を説明する準備は共通します。面接のために専門知識を知っているように見せる必要はありません。現在の理解と、大学で専門的に学びたいことを分けると、学ぶ目的が明確になります。
スキルパスでは、資格学習・探究・活動の実績から、志望理由書、発表資料、質疑応答、面接まで一貫して支援します。筆記試験の対策も確認しながら、本人の経験を希望する学科の学びにつなげます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
2027年度の日程と、公募推薦の出願条件
公募推薦は2026年11月2日~11日が出願期間で、当日消印有効です。試験日は11月21日、合格発表は12月1日13時の予定です。公募推薦の個人面接は12時40分からの案内で、看護学部は1号館、医療学部は本館が会場です。
公募推薦は、2026年3月卒業または2027年3月卒業見込みで、全体の学習成績の状況3.5以上、学校長の推薦等が条件です。専願の条件と必要書類も、出願前に確認しましょう。
総合型A・B方式の試験は2026年10月10日に実施済みで、要項上の合格発表は11月2日13時です。これから公募推薦を受験する場合は、総合型の基礎試験や探究発表と混同せず、公募の一般常識試験・面接に合わせて準備してください。
公募推薦は一般常識試験と約10分の個人面接です。総合型A・B方式との違いを確認し、受験する方式に合わせて準備しましょう。
志望理由書の整理には、次の記事も参考になります。


