九州看護福祉大学の面接では、医療や福祉に関心を持った経験と、志望学科で学びたい内容を結び付けて説明できる準備が大切です。総合型・公募推薦とも面接は段階評価で、小論文もあります。公募推薦はA・B日程で成績基準と配点が異なるため、受験する方式を確認しましょう。
看護福祉学部の看護、社会福祉、リハビリテーション、鍼灸スポーツ、口腔保健の5学科を扱います。以下は独自の架空の練習用の質問・回答例です。過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。省略部分には本人の実際の経験を入れてください。学校推薦型は公募推薦のみを扱います。
総合型・公募推薦の面接と配点
| 方式 | 面接 | 併せて評価される内容 |
|---|---|---|
| 総合型:一般選抜・地域選抜 | 段階評価 | 小論文90分・80点、大学入学希望理由書20点、活動報告書20点、調査書20点 |
| 総合型:社会人選抜 | 段階評価 | 小論文90分・50点、大学入学希望理由書30点、活動報告書20点 |
| 学校推薦型A日程:公募推薦 | 段階評価 | 小論文90分・50点、大学入学希望理由書20点、調査書80点 |
| 学校推薦型B日程:公募推薦 | 段階評価 | 小論文90分・80点、大学入学希望理由書20点、調査書50点 |
面接は小論文の後、13時から実施され、各自の時間は小論文終了後に指定される案内です。一人当たりの面接時間や質問内容を決めつけず、提出した書類と活動を説明する練習を進めてください。
出典:大学公式2027年度総合型選抜募集要項・2027年度学校推薦型選抜募集要項。
公募推薦A日程とB日程は、小論文・調査書の配点が異なります。面接対策と並行して、受験方式に合った準備が必要です。
医療・福祉を志す理由を、本人の経験から説明する
「人の役に立ちたい」という気持ちから一歩進め、どんな場面で、誰のどのような困りごとに関心を持ったかを振り返りましょう。看護と福祉、理学療法と鍼灸、口腔保健には、それぞれ異なる専門性があります。似た分野と比べながら、その学科を選ぶ理由を説明する練習が役立ちます。
活動報告書を提出する総合型では、本人の役割、調べたこと、工夫、結果、残った疑問を整理してください。生物・化学や統計等の資格学習を話す場合も、名称だけでなく、活動や理解にどう役立ったかを伝えることが大切です。資格を持っていない場合も、実際の授業・探究・地域活動から説明できます。
大学の方針では、人の身体面だけでなく精神面・社会面を含めて支援し、他の専門職と協働する視点が示されています。本人の活動でも、相手の意向を確かめた経験や、周囲と相談して取り組んだ経験を振り返ってみてください。
5学科の質問例と回答例
看護学科:相手の気持ちを理解するため、何をしましたか
……(本人が看護に関心を持った経験)……をきっかけに、……(授業や地域活動で取り組んだこと)……を行いました。……(相手への伝え方で難しかったこと)……があり、……(本人が確かめたこと・工夫)……を通じ、支援する側の考えだけで進めない大切さを学びました。大学では身体の仕組みと生活背景を学び、本人の思いを受け止められる看護を考えたいです。
生物の学習や検定に取り組んだ場合は、人体について理解が深まった点も説明できます。高校生の活動を医療行為の経験のように書かず、実際に行った範囲で話してください。
社会福祉学科:困りごとの背景を、どう調べましたか
……(本人の地域活動や学習支援等の経験)……から、……(生活上の課題)……に関心を持ちました。……(資料や聞き取りで分かったこと)……を通じ、一人の努力では解決しにくい制度や環境の問題もあると気づきました。大学では生活者の視点から社会福祉を学び、本人の希望と地域の資源をつなぐ支援を考えたいです。
ボランティアの参加回数だけでなく、当事者の希望をどう理解したか、支援の仕組みにどんな疑問を持ったかを説明する練習が役立ちます。個人が特定される情報は回答に入れないでください。
リハビリテーション学科:体の動きについて、何を確かめましたか
……(本人が運動や回復に関心を持った経験)……から、……(安全な範囲での観察・資料調査)……に取り組みました。……(物理・生物の学習を使って考えたこと)……を通じ、体の動きを説明するには感覚だけでなく根拠が必要だと学びました。大学では理学療法を体系的に学び、一人ひとりの生活上の目標に合った支援を考えたいです。
物理検定や生物分野の検定を学んだ経験があれば、動きや人体の理解に役立った点を具体的に話せます。高校での観察結果から治療効果まで断定せず、大学で確かめたい問いを整理してください。
鍼灸スポーツ学科:競技の経験を、専門的な学びにどうつなげますか
……(本人の競技・運動支援等の経験)……で、……(体調管理や運動について持った疑問)……がありました。……(資料調査や記録の比較)……から、同じ方法でも条件によって受け止め方や結果が異なると気づきました。大学では鍼灸とスポーツに関する知識を学び、経験に加えて科学的な根拠から支援を考えたいです。
大会成績がある場合も、成績だけで終えず、練習の改善や周囲との協力について説明しましょう。鍼灸を選ぶ理由と、スポーツに関心を持つ理由の両方を考えることが大切です。
口腔保健学科:口の健康と生活のつながりを、どう考えましたか
……(本人が口腔の健康に関心を持った経験)……から、……(食生活・予防等について調べたこと)……に取り組みました。……(生物・化学の学習や資料から分かったこと)……を通じ、知識を伝えるだけでなく、相手の生活に合った方法を考える必要を感じました。大学では歯科衛生の専門知識と支援の方法を学び、日々の生活で続けられる予防を考えたいです。
歯科衛生士を目指す理由を、歯科医師など他の職種との違いも踏まえて整理してください。資格やコンテストの経験を加える場合も、本人の事実に限り、口腔保健への関心とのつながりを説明しましょう。
実績の大きさだけでなく、相手を理解するために考えたこと、本人の工夫、大学で深めたい問いを説明しましょう。
小論文と面接をつなげて練習する
各方式には90分の小論文があります。保健・医療・福祉の話題を調べ、資料の事実と自分の意見を区別し、主張と根拠を整理する練習が役立ちます。自分とは異なる意見や、支援を受ける本人の立場も考えてみてください。
面接の練習では、大学入学希望理由書に書いた経験について「なぜそう考えたか」「ほかの方法はあったか」と掘り下げましょう。総合型の活動報告書も、書いた内容を本人の言葉で説明できる準備が必要です。ここで示した問いは練習上の提案で、実際の出題を示すものではありません。
スキルパスでは、資格学習・探究・地域活動を振り返り、志望理由書、小論文、面接まで一貫して支援します。本人の経験と考えを確かめ、専門分野への関心が伝わる回答を一緒に整理します。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
出願条件と2027年度の日程
公募推薦A日程は学校長の推薦、全体の学習成績の状況3.0以上、入学を許可された場合に確実に入学すること等が条件です。B日程は学校長の推薦、全体2.7以上等が条件で、他大学との併願が可能です。両日程とも2026年3月卒業者・2027年3月卒業見込み者が対象です。
A日程は出願2026年11月2日~12日消印有効、試験11月22日、合格発表12月1日11時。B日程は出願12月1日~15日消印有効、試験12月20日、合格発表12月25日11時の予定です。
総合型一般選抜・地域選抜の試験は10月25日実施の日程で、合格発表は11月2日11時です。一般選抜は全体2.7以上、地域選抜は全体3.0以上等の基準があり、地域選抜は指定された熊本県城北地域内の高校の卒業見込み者が対象です。
総合型社会人選抜は、2027年4月1日時点で満21歳以上、社会人経験3年以上等の資格が必要です。出願11月2日~12日消印有効、試験11月22日、合格発表12月1日11時の予定です。年齢以外の資格や必要書類も公式要項で確認してください。
A日程・B日程、総合型一般・地域・社会人では条件と配点が異なります。志望学科と方式を確かめて準備を進めてください。
志望理由の整理には、次の記事も参考になります。


