九州医療科学大学の総合選抜は、自己PRや活動の発表に加え、学科ごとの口頭試問にも備える必要があります。自己アピール型・活動報告型の発表は3分、探究活動型は5~7分です。志望学科と方式を決め、書類と発表、基礎知識の確認を並行して進めましょう。
社会福祉学部スポーツ健康福祉学科、臨床心理学部臨床心理学科、薬学部薬学科・動物生命薬科学科、生命医科学部生命医科学科を扱います。以下は独自の架空の練習用の質問・回答例です。過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。省略部分には本人の実際の経験を入れてください。学校推薦型は公募制の推薦総合選抜A・B日程のみを扱います。
総合型・公募推薦の面接と選考方法
| 方式 | 面接・発表 | 併せて準備する内容 |
|---|---|---|
| 総合選抜:自己アピール型・活動報告型 | 個人約20分。口頭試問を含み、自己PRまたは活動報告に基づく発表3分 | 事前課題小論文1,000字以内、志望理由書、自己PR文または活動報告書 |
| 総合選抜:探究活動型 | 個人約20分。口頭試問を含み、探究内容の発表5~7分。準備時間は別 | 事前課題小論文1,000字以内、志望理由書、探究活動の概要 |
| 総合選抜:スポーツ特別 | 個人約20分。口頭試問と自己PR発表約3分 | 事前課題小論文1,000字以内、志望理由書、自己PR文、競技歴証明書等。社会福祉学部が対象 |
| 総合選抜:専門学科・総合学科 | 個人約10分・50点 | 小論文60分・800字100点、評定25点、資格取得点25点、書類審査 |
| 総合選抜:特待生選考 | 面接は選考方法に含まれていません | 基礎学力検査120分・200点、評定50点、書類50点 |
| 学校推薦型:推薦総合選抜A・B日程 | 面接は選考方法に含まれていません | Aは学力検査60分・100点と評定50点、Bは学力検査120分・200点と評定100点。書類も審査 |
自己アピール型・活動報告型は面接を5段階で評価します。探究活動型は面接の5段階評価に加え、発表20点、志望理由書25点、探究活動の概要5点、小論文50点を合わせて評価する案内です。
出典:大学公式募集要項案内掲載の2027年度学生募集要項18~26・30~32・48~49ページ。以下の発表時間・配点は、この募集要項に基づきます。
発表は自己アピール型・活動報告型が3分、探究活動型が5~7分です。口頭試問の範囲も志望学科に合わせて確認しましょう。
学科ごとの口頭試問の範囲を確認する
自己アピール型・活動報告型・探究活動型の口頭試問は、次の範囲から1~2問出題される案内です。志望理由の練習と併せて、教科書や資料の内容を自分の言葉で説明してみてください。
| 志望学科 | 公式に示された口頭試問の範囲 |
|---|---|
| スポーツ健康福祉学科 | 人体に関する生物基礎。ソーシャルワークコースは福祉の時事問題 |
| 臨床心理学科 | 時事問題 |
| 薬学科 | 化学の有機化合物、生物の人体の臓器の役割 |
| 動物生命薬科学科 | 生物・化学の基礎問題 |
| 生命医科学科 | 生物基礎・化学基礎 |
スポーツ特別の口頭試問も、スポーツ健康福祉学科の上記の範囲です。範囲は出題される問題そのものではないため、特定の一問だけを覚える準備では不十分です。
5学科の質問例と回答例
社会福祉学部スポーツ健康福祉学科:誰の、どんな困りごとを支えたいですか
……(本人の競技・地域活動・福祉への関心のきっかけ)……から、……(練習、学習、支援活動等)……に取り組みました。……(相手の状況や本人の体験から分かった課題)……を通じ、健康や生活を支えるには専門的な知識が必要だと感じました。大学では……(志望コースで学びたい内容)……を学びたいです。
救急救命、スポーツ科学、鍼灸健康、ソーシャルワークのどのコースを目指すのかを整理してください。競技の実績を話す場合も、記録だけで終えず、大学で深めたい分野につなげましょう。
臨床心理学部臨床心理学科:相手を理解するために、何を確かめたいですか
……(本人が人の心理や支援に関心を持った経験)……について、……(資料調査・探究・学校での活動等)……を進めました。……(同じ出来事でも受け止め方が異なった場面)……から、自分の経験だけで相手の気持ちを決めつけない大切さを学びました。大学では心理学の知識と研究方法を学び、人を理解し支援する方法を考えたいです。
学校生活の経験を話す際、友人の病名や私生活を推測して説明する必要はありません。本人が観察できたことと、自分が考えたことを分けて話しましょう。
薬学部薬学科:薬を安全に使うために、何を学びたいですか
……(本人が薬や医療に関心を持った経験)……から、……(化学・生物の学習や調査)……に取り組みました。……(学習や実験で疑問に思ったこと)……を通じ、薬の性質と身体への作用を関連付けて学ぶ必要があると感じました。大学では薬学を専門的に学び、薬の適切な使用を支える力を身につけたいです。
化学検定、生物検定等に取り組んだ場合は、本人が学んだ内容と疑問を整理してください。資格の名称を挙げるだけでなく、口頭試問の範囲の知識を説明できるかも確かめましょう。
薬学部動物生命薬科学科:動物との関わりから、何を考えましたか
……(本人が動物の健康や人との関係に関心を持った経験)……から、……(観察・調査・学習・活動等)……に取り組みました。……(観察した事実と、分からなかったこと)……を通じ、動物について科学的な根拠を確かめながら学ぶ大切さを感じました。大学では……(深めたい内容)……を専門的に学びたいです。
ペットとの経験を使う場合も、本人の観察と獣医師等の専門家による判断を区別してください。生物・化学の学習を、動物への関心と結び付けて整理しましょう。
生命医科学部生命医科学科:結果を確かめる際、何に気をつけましたか
……(本人の生物・化学への関心や探究のきっかけ)……から、……(実験・観察・データの比較等)……に取り組みました。……(条件をそろえたり、記録を見直したりしたこと)……を通じ、結果だけでなく調べ方を確かめる大切さを学びました。大学では生命医科学を学び、……(医療やコスメ分野で深めたい内容)……を考えたいです。
生物検定、化学検定、統計検定等の経験がある場合も、本人が使った知識と実験・調査の過程を説明しましょう。本記事で挙げた資格がすべて加点対象になるという意味ではありません。
本人の役割、活動の過程、分かったことを説明し、志望分野の基礎知識も確認しましょう。
発表と書類の内容を、自分の言葉で説明する
自己アピール型・活動報告型はメモを持ち込めますが、パソコン等の機器は使用できません。発表を録音して時間と内容を確認し、メモを読み続けなくても説明できる練習を進めましょう。
探究活動型は、USBのデータを使った共有発表や、ポスター等の紙による発表が可能です。本学会場ではプロジェクターに投影できます。本学以外の試験会場では、会場でオンライン面接を受ける案内です。資料を見せながら、方法や結果への質問にも答える練習が役立ちます。
事前課題小論文は学科に対応したテーマがあるため、公式の課題を確認してください。志望理由書や発表と照らし合わせ、書いた内容を尋ねられたときも説明できるようにしましょう。
専門学科・総合学科の資格取得点は、最も加算点が高い資格1つを使う方式です。対象資格と証明資料の提出条件は、大学の最新の一覧で確認してください。
スキルパスでは、資格学習、探究、競技、支援活動等を振り返り、本人の経験から書類と発表を組み立てる準備を支援します。口頭試問も、用語を覚えるだけでなく、意味と理由を説明する練習を重ねます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
2027年度の日程と出願条件
自己アピール型・活動報告型・探究活動型のⅡ期は、出願2026年11月1日~13日、試験11月21日、合格発表12月1日。Ⅲ期は出願11月20日~12月6日、試験12月12日、合格発表12月21日の予定です。スポーツ特別のⅡ・Ⅲ期も同日程です。
自己アピール型・活動報告型・探究活動型は、合格した場合に入学を確約できること等が条件です。スポーツ特別は現役、全体の学習成績の状況3.1以上、競技の実績・意欲等の条件があります。強化指定種目は事前面談も必要です。
専門学科・総合学科と特待生選考は、出願11月20日~12月6日、試験12月12日、合格発表12月21日の予定です。前者には高校の学科に関する出願条件があります。
公募制の推薦総合選抜は学校長等の推薦、全体の学習成績の状況3.2以上等が必要で、既卒者も対象です。A日程は出願11月1日~8日、試験11月14日、合格発表12月1日。B日程は出願11月20日~12月6日、試験12月12日、合格発表12月21日の予定です。
Web登録は締切日の23時まで、提出書類は締切日翌日の消印まで有効です。持参する場合は受付期間と受付時間を確認してください。
志望理由を整理する際は、次の記事も参考になります。


