IELTSは留学だけでなく、日本の理系大学の総合型選抜でも活用できます。スコアを出願条件に使う場合と、英語で調査・発表した経験を活動として伝える場合を分けて考えると、準備すべき内容が見えてきます。
英語で読んだ資料を、自分の実験や制作にどう生かしたかまで説明できることが大切です。高いスコアを目指す学習を、専門分野への関心にもつなげてみましょう。
IELTSのスコアと試験の種類
IELTSは読む・聞く・書く・話す4技能を評価します。技能別と総合のバンドスコアがあり、結果は0.5刻みで示されます。大学への出願では、AcademicとGeneral Training、オンライン版、1技能だけ受け直すOne Skill Retakeの扱いを区別してください。
理系大学での活用例
| 大学・学部 | 2027年度の選抜例 | IELTS学習とのつながり |
|---|---|---|
| 芝浦工業大学・工学部 | 総合型選抜 | IELTSのスコアが3.5以上が英語要件の一つ。試験の種類と証明書にも条件あり |
| 電気通信大学・情報理工学域Ⅱ類 | 総合型選抜 | 英語で調べた内容を理工系の探究へ発展させ、活動を報告 |
| 東京電機大学・システムデザイン工学部デザイン工学科 | 総合型選抜(AO) | 英語資料を使った企画・制作を活動として説明。IELTS固有の加点という意味ではない |
芝浦工業大学工学部
工学部総合型選抜の英語基準にはIELTSのスコアが3.5以上が含まれます。General Training、IELTS Online、One Skill Retakeは対象外です。Test Report Formが必要で、コンピューター版では実施機関が提供する同証明書のPDFを印刷して使えます。
出願する課程のサマースクーリング修了と指定科目の履修も必要で、合格後の入学確約が条件です。英語のスコアを用意したうえで、小論文と、スクーリングから発展させた課題のプレゼンテーション・面接を準備しましょう。
電気通信大学Ⅱ類
2027年度のⅡ類総合型選抜では、理学・工学・情報学に関する活動や資格の一覧と内容を報告します。IELTSのスコアだけを工学の実績へ読み替える方式ではありません。
例えば海外の研究機関が公開する資料を読み、国内のデータと測定条件をそろえて比べる探究を進め、学外発表で内容を伝える方法が考えられます。2027年3月卒業見込み等の出願資格と、合格後の入学確約が必要です。選考では発表と質疑応答に加えて、数学・理科の基礎理解も問われます。
出典:電気通信大学「2027年度総合型選抜要項」5~9ページ
東京電機大学デザイン工学科
2027年度AOでは、プロダクトやサービスのアイデア、制作、問題解決の経験などを求める人物像に挙げています。英語資料から調べた使い方を、模型や試作品で確かめる活動も、経験を整理する題材になります。
高校卒業者・卒業見込み者などが対象です。高校卒業・卒業見込みを出願資格とする人は、数学・外国語それぞれの学習成績の状況3.5以上と指定科目の履修が必要で、合格した場合の入学が前提となります。ここではIELTSへの固定加点を想定せず、作品や活動報告書の中身と志望学科の関係を考えましょう。
図表の説明から探究へ
IELTSで図表を説明する練習をしたなら、身近な温度や電力使用量を記録し、変化を英語で説明してみる方法があります。観測した変化と原因についての推測を分け、単位や比較期間もそろえてみましょう。
図表を英語で説明したことに加え、データの集め方や比較条件を自分で決めた過程が実績になります。発表原稿だけでなく、元データ、計算方法、質問を受けて修正した点を保存すると、面接でも活動を説明しやすくなります。
志望理由書では、…(英語の資料を読み始めたきっかけ)…から、…(自分で調べて試した内容)…に取り組み、…(まだ解けない課題)…を大学で学びたい、と経験をつなげてみてください。実際に行っていない測定や成果は加えず、翻訳や生成AIを使った部分も自分の理解と区別しましょう。
受験準備では、伸ばしたい技能と出願締切を照らし合わせることも必要です。成績の画面を確認できる時期と、大学が認める証明書を用意できる時期は分けて確認してください。
大学別の志望理由書例文
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで英語を理系の出願につなげる
スコアの取得計画と、専門分野の実績づくりを並行して進めましょう。スキルパスでは、英語力と評定、関心のある分野から出願先を考え、調査・制作の記録、志望理由書・面接まで、オンライン個別指導で徹底伴走します。
IELTSを生かせる理系大学や、今の学習に加えたい探究については、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


