通信設備がどうつながり、安定して使えるようにどんな管理が必要なのか。電気通信工事施工管理の学習は、情報通信系の学問へ進む出発点にもなります。検定で学んだ設備の知識と、自分で調べたり検証したりした経験を、総合型選抜で伝える実績にしましょう。
電気通信工事施工管理技術検定とは
施工管理技術検定は、第一次・第二次の合格段階によって技士補・技士の称号が異なります。出願書類では、級と検定段階を証明書どおりに確認してください。第一次検定のみの合格を、第二次までの合格と書かないことが必要です。
出典:国土交通省の制度案内
2026年度の2級電気通信工事施工管理技術検定は、年度中17歳以上で第一次検定を受検できます。第二次検定は所定の実務経験等の条件があり、第一次とは分かれています。
出典:2級の公式受検案内
1級第一次検定の2026年度の受検条件は、年度中19歳以上です。高校生は、受検できる段階に合う学習と、学校等で行う実習・制作を組み合わせて考えましょう。
出典:1級の公式案内
通信の仕組みを検証した記録へ
例えば、学校で使う実習用ネットワークについて、機器の役割と接続を図にまとめ、決められた条件で通信状態を比較する活動が考えられます。検証は許可された機器と範囲で行い、使用した構成や測定条件を記録する方法です。
通信が不安定だったときは、一つずつ何を確認し、どんな結果から原因を考えたのかが経験になります。一度改善したことだけで原因を断定せず、再確認できたことと残った疑問を分けてください。構成図、確認の順序、測定結果を対応させることで、機器名を覚えた経験から情報通信を理解する学習へ進めます。
情報通信分野へつながる大学3校
次は2027年度の総合型選抜で、資格や活動・制作を説明する機会がある大学の例です。この検定への固有加点を示す一覧ではなく、通信の学習を進学へ生かす候補です。
| 大学・方式 | 通信の学習から深めたい準備 |
|---|---|
| 電気通信大学・情報理工学域Ⅱ類の総合型選抜 | 資格や活動の内容紹介と、通信を調べた過程を説明する |
| 芝浦工業大学・工学部総合型選抜 | 情報通信コースなどを視野に、接続や通信品質の問いを整理する |
| 東京電機大学・工学部とんがりAO | 情報通信分野に通じる制作・探究の工夫と成果を報告する |
電気通信大学のⅡ類では、所定の活動実績や各種資格の一覧・内容紹介と、3分以内の自己PR映像が必要です。映像は成果物の紹介や実演等を含む形が例示されています。2027年3月卒業見込み等の出願資格と合格時入学確約があり、発表・面接・口頭試問にも備える必要があります。資格の正式名称に加え、学習から何を理解したかを説明する準備を進めましょう。
出典:2027年度募集要項
芝浦工業大学の工学部では、情報・通信工学課程の情報通信コースなどが考えられます。出願課程のサマースクーリング修了、指定科目の履修、所定の英語スコア等が必要で、第一志望・合格時入学確約の条件があります。ネットワークを確認した経験から、大学で何を学び直し深めたいかを具体化してください。
出典:工学部総合型選抜
東京電機大学の工学部とんがりAOには、情報通信工学科があります。製作や、調べ学習にとどまらず成果を導いた探究等の経験が要件に挙がり、資格証明書は任意提出資料の一つです。高校卒業・卒業見込みの区分では数学・外国語各3.3以上と課程別履修条件が必要で、第一志望・合格時入学が前提です。
出典:2027年度選抜要項
志望理由書と面接は、確認したことから
「通信に興味がある」という言葉に、困った場面や試した確認の具体例を添えてください。構成や条件を変えても解決できなかった疑問は、大学で通信やネットワークを学ぶ理由になります。共同実習では、設定・測定・整理・考察のうち自分の担当を明確にしましょう。
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