パソコン技能検定Ⅱ種試験では、文書作成や表計算を使う実技を通じて、情報を扱う技能を確かめられます。総合型選抜では、資格の学習から、自分でデータを整理・分析した経験へつなげましょう。
どの情報をどう処理し、読み手に伝える形へ整えたかを説明しましょう。2027年度の大学入試の公式資料から、国立1大学と理工系私立2大学の方式を紹介します。
Ⅱ種試験の級と実技の内容
パソコン技能検定Ⅱ種試験は、一般財団法人全日本情報学習振興協会が実施する検定です。6級から1級まであり、WordやExcelを使う実技試験で、各級の合格基準は100点満点中70点以上です。
級によって内容が異なり、簡単な文書作成から、図表を含む文書、条件判断や検索、集計、グラフ作成などへ広がります。受験資格の制限はなく、個人で受験したい場合は、外部受講者を受け入れる認定校へ問い合わせる案内になっています。合格した級と、自分で作成した資料の内容を整理しましょう。
操作の習得を、自分で立てた問いの集計や分析に使ってみましょう。
文書・データ処理の経験を伝える3大学
| 大学・方式 | 経験を伝える資料・選考 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 電気通信大学・総合型選抜Ⅰ類 | 活動レポート・3分動画、数学・情報のCBT | 現役等の卒業時期条件、合格時の入学確約 |
| 東京電機大学・工学部とんがりAO | とんがり報告書、制作・学習経験の発表 | 数学・外国語とも3.3以上、履修・活動要件 |
| 日本工業大学・活動アピール型 | 資格取得報告、製作物や写真を使う面接 | 大学入学資格、他大学との併願可 |
これらは、パソコン技能検定Ⅱ種試験の合格による固定加点を示した方式ではありません。学んだ内容を制作や探究に生かし、その過程を伝える方法です。
電気通信大学のⅠ類・情報系
2027年度の総合型選抜Ⅰ類では、プログラミング、デジタルものづくり、データ分析などの活動を特別活動レポートにまとめます。3分以内の活動PR動画も必要で、原則としてプログラムや作品の実演を含めます。検定で学んだ操作を使い、自分の問いに沿ってデータを分析した過程や結果をまとめる準備が考えられます。
対象は日本の高校等を2027年3月卒業見込みの人などで、2026年度途中・学期区分で卒業が認められた人も含みます。数値評定基準はなく、数学Ⅲ・物理・化学を卒業までに履修することが望まれています。
第1次は書類と数学・情報のCBT、第2次は活動の発表と面接・口頭試問です。共通テストは課しません。合格した場合は必ず入学する確約が必要です。
出典:電気通信大学「2027年度総合型選抜募集要項」5~9ページ
東京電機大学のとんがりAO
工学部の2027年度とんがりAOは、高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。高校からの出願では、数学と外国語の学習成績の状況がともに3.3以上必要です。工業科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修中・履修済みが条件で、普通科等は履修科目が異なります。
所定の「とんがり要件」または類似の経験・技能を持つことも必要です。とんがり報告書に、資格証明や写真等を任意で添付できます。第1次は書類、第2次は発表と個別面接で、数学Ⅰ・Ⅱの口頭試問を含みます。
他大学との併願は認められていますが、第一志望とし、合格時には東京電機大学へ入学することが前提です。自分で考えて制作・検証した経験を、大学で学びたい情報技術へつなげましょう。
出典:東京電機大学「2027年度 AO・とんがりAO要項」15~17・24ページ
日本工業大学の活動アピール型
大学入学資格を持つ高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象で、出願の評定数値基準はありません。活動状況・資格取得報告書や資格証明の写しを提出し、書類と面接で選考します。他大学との併願も可能です。
面接では製作物や写真等を使う説明もできます。何を目的に制作し、どのように改善したかを整理すると、情報技術やものづくりへの関心も具体的になります。
集計表と説明文の伝わり方を確かめる
今後の活動例として、学校の省エネルギーを考えるため、公開された気温と電力使用量のデータを整理する方法があります。日付や単位をそろえ、季節や曜日ごとの集計表とグラフを作り、読み取れる内容を文書にまとめます。
元データの出典、集計範囲、使った数式、確認した結果を残しましょう。グラフの軸や集計の区切りを変えると印象がどう変わるかを比べれば、資料の作り方についても考えられます。志望理由書では、操作を学んだ経験から情報の正確な扱い方に関心を持ち、大学でデータ分析や情報システムを学びたい理由へ進めます。
大学別の志望理由書例文
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスでパソコン技能の学習を大学進学へ
検定の取得からデータを使う探究、志望理由書・面接まで一緒に準備しましょう。スキルパスは評定や履修科目、学習・制作の経験に合わせ、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


