プログラミング能力検定のテキスト言語版では、コードの動きを理解する力を確かめられます。総合型選抜へ生かすなら、学んだ構文を、自分が必要だと考えたプログラムの制作に使ってみましょう。
コードを読めることから、自分で考えて作り、動きを確かめた経験へ進めましょう。2027年度の大学入試の公式資料から、国立1大学と理工系私立2大学の方式を紹介します。
テキスト言語版のレベルと出題内容
プログラミング能力検定は、プログラミング総合研究所が開発・実施する検定です。テキスト言語版はJavaScript、Python、Javaに対応し、レベル1から6まであります。
順次処理や条件分岐、繰り返しから、配列、例外処理、クラスなどへ学習範囲が広がります。現行案内の合格ラインは各レベル60%です。プログラムと出力の関係を選択式で答える試験で、実装式問題は2025年9月検定から出題を停止しています。自作プログラムの制作経験は、検定の学習から発展させる活動として整理できます。
受験した言語・レベルと、自分の作品で使った知識を合わせて残しましょう。
プログラミングの経験を伝える3大学
| 大学・方式 | 経験を伝える資料・選考 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 電気通信大学・総合型選抜Ⅰ類 | 活動レポート・3分動画、数学・情報のCBT | 現役等の卒業時期条件、合格時の入学確約 |
| 東京電機大学・工学部とんがりAO | とんがり報告書、制作・学習経験の発表 | 数学・外国語とも3.3以上、履修・活動要件 |
| 日本工業大学・活動アピール型 | 資格取得報告、製作物や写真を使う面接 | 大学入学資格、他大学との併願可 |
これらは、プログラミング能力検定(テキスト言語版)の合格による固定加点を示した方式ではありません。学んだ内容を制作や探究に生かし、その過程を伝える方法です。
電気通信大学のⅠ類・情報系
2027年度の総合型選抜Ⅰ類では、プログラミング、デジタルものづくり、データ分析などの活動を特別活動レポートにまとめます。3分以内の活動PR動画も必要で、原則としてプログラムや作品の実演を含めます。自分が制作したプログラムについて、目的、仕組み、実行結果をまとめる準備が考えられます。
対象は日本の高校等を2027年3月卒業見込みの人などで、2026年度途中・学期区分で卒業が認められた人も含みます。数値評定基準はなく、数学Ⅲ・物理・化学を卒業までに履修することが望まれています。
第1次は書類と数学・情報のCBT、第2次は活動の発表と面接・口頭試問です。共通テストは課しません。合格した場合は必ず入学する確約が必要です。
出典:電気通信大学「2027年度総合型選抜募集要項」5~9ページ
東京電機大学のとんがりAO
工学部の2027年度とんがりAOは、高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。高校からの出願では、数学と外国語の学習成績の状況がともに3.3以上必要です。工業科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修中・履修済みが条件で、普通科等は履修科目が異なります。
所定の「とんがり要件」または類似の経験・技能を持つことも必要です。とんがり報告書に、資格証明や写真等を任意で添付できます。第1次は書類、第2次は発表と個別面接で、数学Ⅰ・Ⅱの口頭試問を含みます。
他大学との併願は認められていますが、第一志望とし、合格時には東京電機大学へ入学することが前提です。自分で考えて制作・検証した経験を、大学で学びたい情報技術へつなげましょう。
出典:東京電機大学「2027年度 AO・とんがりAO要項」15~17・24ページ
日本工業大学の活動アピール型
大学入学資格を持つ高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象で、出願の評定数値基準はありません。活動状況・資格取得報告書や資格証明の写しを提出し、書類と面接で選考します。他大学との併願も可能です。
面接では製作物や写真等を使う説明もできます。何を目的に制作し、どのように改善したかを整理すると、情報技術やものづくりへの関心も具体的になります。
入力の間違いに対応するプログラムを作る
今後の活動例として、部活動の記録を集計するプログラムを作り、データの読み込みや条件分岐、結果の出力を実装する方法があります。正常な入力だけでなく、空欄や文字、想定外の数値を入れたときにどう動くかも確かめます。
最初の設計、試した入力、エラーの原因、修正したコードを残しましょう。完成画面だけでなく、なぜその条件や処理を選んだかを説明できる記録が役立ちます。志望理由書では、検定の学習から実際の開発へ進み、大学でアルゴリズムやソフトウェアの設計を学びたいと考えた流れを伝えられます。
大学別の志望理由書例文
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスでプログラミングの学びを大学進学へ
検定の学習からプログラム制作、志望理由書・面接まで一緒に準備しましょう。スキルパスは評定や履修科目、学習・制作の経験に合わせ、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


