愛媛大学のSHIN-GS高等部は、高校生が科学の基礎から研究まで継続して学ぶプログラムです。大学の講義や実験実習で興味を深め、自分の問いを課題研究へ発展させる機会があります。
SHIN-GSの研究成果と資格を組み合わせ、愛媛大学をはじめとする理系推薦を目指しましょう。研究の着眼点、方法を選んだ理由、結果から考えたことを記録すれば、志望理由書や面接で伝える実績が具体的になります。
2026年度の募集と高等部の位置づけ
2026年度の個人応募期間は4月10日〜5月31日でした。個人で応募する場合も、保護者と高校教員の氏名・連絡先が必要で、事前に双方へ確認するよう案内されています。高校生向けの継続学習なので、学校の授業や部活動と両立できる計画を考えておきましょう。
2026年9月には、従来の高校型とジュニアの取組をつなぐ小中高一体型として新事業が始まりました。高校生が学ぶ高等部については、愛媛大学の次世代人材育成拠点が引き続き紹介しています。
2026年度の応募受付は終了しています。次の参加機会を考える人は、公式の新年度案内で対象学年、申込方法、通学を伴う日程などを確認してください。
出典:愛媛大学「SHIN-GS個人応募」・2026年度展開学習開講式
基盤学習から課題研究まで約1年半
高等部では、7〜8月の基盤学習、10〜11月の展開学習、12月から翌12月の課題研究という流れで学びます。大学の科目等履修生として登録され、講義で得た知識を実験や研究へ広げる構成です。
2026年度は7月1日〜8月16日に基盤学習が行われ、10月4日には展開学習の開講式が開催されました。そこで実験室の安全、実験ノート、基本的な手法等のガイダンスも行われています。
結果だけでなく、実験条件や失敗後の変更点をノートに残すことが、推薦対策にも役立ちます。例えば生命科学なら、比較対象の置き方や測定値のばらつきを整理すると、学んだ内容を自分の言葉で説明しやすくなります。
基盤・展開学習で修得した単位には、四国5国立大学、松山大学、岡山理科大学獣医学部で、審査を経て卒業要件単位に認定する仕組みもあります。単位認定と入試の出願条件は、それぞれの制度として確認しましょう。
出典:愛媛大学次世代人材育成拠点「SHIN-GS高等部」・SHIN-GSの内容
研究と資格を生かして目指す大学
| 大学・2027年度の方式 | 研究実績との接点 | 主な準備 |
|---|---|---|
| 愛媛大学工学部化学・生命科学コース・総合型選抜Ⅰ | 活動報告書で研究・探究・発表等を評価 | 志望理由、活動報告、化学の口頭試問 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | データ分析等の活動をレポートと動画へ | 数学・情報CBT、発表、面接・口頭試問 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 課題設定と検証過程を活動資料へ | 評定・履修、事前課題、発表・面接 |
表は2027年度入試の例です。約1年半の学習を考えると、参加する学年に応じて実際の受験年度を確認する必要があります。SHIN-GSで得る研究成果を、大学ごとの評価資料に合わせて伝える対策が考えられます。
愛媛大学は研究・探究・発表と取得資格を評価
愛媛大学工学部化学・生命科学コースの2027年度要項33ページは、活動報告書で「多様な取組及び取得資格」を総合的に評価するとしています。特に、化学・生命科学に関する研究、探究、課外活動、発表等を重視する方式です。
高校等卒業者、2027年3月卒業見込み者などが対象で、志望動機が明確なこと、学んだ知識・技術を社会で活用する意思、合格時の入学確約が必要です。共通テストは課さず、面接は化学・化学基礎の口頭試問を含みます。
配点は面接550点、出願書類50点。研究経験を話す準備と、現象を化学の知識で説明する準備を一緒に進めましょう。自分が担当した操作、条件を変えた理由、結論の根拠まで説明できることが大切です。
情報分析へ発展させれば他大学の推薦にも
電気通信大学Ⅰ類では、データ分析等の活動を特別活動レポートと3分以内の動画で示します。2027年3月に日本の高校等を卒業見込みの人などが対象で、合格時の入学確約が必要です。数学Ⅲ・物理・化学の履修が望まれ、数学・情報のCBT等と発表・面接・口頭試問があります。
東京電機大学理工学部は高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格による出願では数学・外国語各3.3以上と学科区分別の履修条件があり、活動報告書・事前課題、発表・個別面接を準備します。理工学部は他大学と併願できます。
例えば測定データをプログラムで整理し、グラフの形や外れ値の原因を調べれば、生命科学の研究から情報系への関心も説明できます。大学で深めたい分野とのつながりを、自分の取組から示しましょう。
出典:電気通信大学2027年度要項5〜8ページ・東京電機大学2027年度要項4・6〜9・23ページ
倍率が落ち着いた理系推薦も比較する
2026年度の確定結果では、愛媛大学工学部機械工学コースの総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で実質2.00倍。熊本大学理学部理学科の学校推薦型選抜Ⅱは受験31人・合格20人で1.55倍でした。
研究と資格を早い段階から準備し、分野に合う大学・方式を比較することが、名門理系大学を推薦で目指す戦略につながります。研究分野と入試で問われる教科をそろえ、必要な基礎学力も固めておきましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで応募・資格・研究成果を出願へ
スキルパスは、理系推薦で評価される実績の組み合わせ方や資格対策を熟知しています。応募前の関心の整理から、講義や研究課題の理解、本人の考察、書類・面接までつなげて支えます。
生命科学の測定なら統計検定の学習、数値解析ならプログラミング、物理・化学分野なら関連する検定の学習を、本人の研究に結びつける対策が考えられます。例えば実験条件別の平均とばらつきを整理し、比較する条件をそろえた理由や結果の限界まで説明する練習です。
資格で学んだ知識、実際に試したこと、大学で深めたい問いを、一本の志望理由につなげましょう。実験ノートや発表資料を振り返り、活動報告書と口頭試問で自分の成長を伝えられるよう、オンラインで徹底伴走します。
プログラム選びと理系推薦の準備は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


