福島大学の社会課題「自分ゴト化」プログラムでは、高校生が地域で課題を見つけ、調査や対話を通して探究します。地域を見て感じたことから、データや聞き取りで確かめた成果へ進むことが、情報・理工系の推薦対策にもつながります。
福島大学の社会課題「自分ゴト化」プログラムで学べることと参加条件
2026年も高校生のチームが継続して参加しています。7月のいわき市での研修に続き、8月5〜6日には会津若松市で、地域のデジタル利活用を学ぶフィールドワーク合宿を実施しました。
会津大学の先端ICTラボLICTiAや市役所を訪れ、AIを使った案内やペーパーレス化、観光地のデジタル活用等を学びました。その後は自分の身近な地域を観察する個人ワークへ進んでいます。
10月3日の中間発表では、各チームが観察、ヒアリング、アンケート等で調べた内容と、その後の活動計画を共有しました。研修で得た視点を、自分たちの地域での調査へ持ち帰る構成です。参加を考える場合は、在籍高校を通して募集や参加条件を確認しましょう。
出典:福島大学・2026年8月研修報告/2026年10月中間発表報告
参加した経験を、推薦で伝わる成果へ
例えば地域の案内表示を調べるなら、利用者が迷う場所を観察し、表示方法の違いと使いやすさを比較できます。観光データを使うなら、季節や交通手段の違いを考慮して集計する方法もあります。これは発展例で、実際に調べた範囲と協力を得られる方法を選びます。
推薦で伝えたいのは、課題を選んだ理由、調査方法、結果、提案、検証の過程です。チームの結論と、自分が担当した分析や改善案を分けて説明することも大切です。個人情報や施設の利用条件を守り、公開できる資料を整理しましょう。
資格と研究成果をどう組み合わせるか
統計検定はアンケートの集計や偏りの検討、ITパスポートや基本情報技術者の学習は地域の情報システムを理解する基礎になります。英検などの学習は、海外事例や技術資料を調べる際にも生かせます。
資格と探究を別々に並べるより、学んだ知識をどの調査や提案に使ったかを説明しましょう。実際に得た成績と、今後の取得目標は分けて記載します。
研究・学習実績を伝えられる大学3校
| 大学・方式 | プログラムから深める成果 | 主な確認条件 |
|---|---|---|
| 福島大学理工学部・総合型 | 地域課題の科学的な調査と発表 | 入学確約、英語・探索活動・評定履修のいずれか |
| 工学院大学情報学部・探究成果活用型 | データや試作を用いた理数探究 | 現役等、発表経験、課程別評定 |
| 東京電機大学理工学部・総合型(AO) | 課題発見から分析・改善の過程 | 数学・外国語各3.3、所定の履修 |
福島大学理工学部の2027年度総合型選抜は、要項12ページ(PDF16頁)に「科学に関する探索的活動」と記載しています。これは出願条件の選択肢の一つで、高校在学中に取り組み、出願時までに学外発表やコンテスト参加等の経験があることが必要です。地域の調査も、データや技術を科学的に検討し、実際の発表まで進めたかを確認しましょう。
高校卒業者・2027年3月卒業見込み等と入学確約等に加え、①英検2級以上、TOEIC L&R550、S&W240、TOEFL iBT42以上のいずれか、②上記の探索的活動、③全体評定4.0以上で数学Ⅲ・Cのうち1科目以上と、基礎を除く物理・化学・生物・地学のうち1科目以上を履修済み・履修中、のいずれかが必要です。TOEIC L&RのIPテストはマークシート方式が使えますが、オンライン方式は対象外です。
書類による一次選抜の後、模擬授業の課題レポートと面接で選考します。共通テストは合否判定には使いませんが、合格者は入学前教育として指定科目の受験が必要です。プログラム内の発表だけで、学外発表の要件を満たすと決めつけず、内容と開催形態を大学に確認しましょう。
工学院大学情報学部の探究成果活用型は、2027年3月卒業見込みで、理数系の探究と学内外発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。全体評定は普通科・理数科3.2、専門学科3.5以上です。その他の学科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと指定理科1科目群を両方履修・履修見込みなら3.2、それ以外は3.5以上となります。一次は英語・数学と書類、二次は発表と質疑応答です。
出典:工学院大学・2027年度探究成果活用型要項4〜5ページ
東京電機大学理工学部の総合型選抜(AO)は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。高校卒業資格のルートは数学・外国語が各3.3以上。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。事前課題・活動報告等と、発表・口頭試問を含む面接で選考し、他大学と併願できます。
出典:東京電機大学・2027年度総合型選抜要項4・6〜9ページ
理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度入試では、静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。
資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ
スキルパスでは、地域で見つけた疑問を、情報・データ・工学の観点から調べられる課題へ絞ります。必要な数学や資格学習を補い、Pythonによる集計、グラフの比較、簡単なシステムの試作など、本人のテーマに合う活動を支えます。
調査記録、チーム内の担当、提案を修正した理由を成果資料にまとめ、大学で学びたい内容へつなげます。志望理由書だけでなく、初めての資料を読む練習や、分析方法を問われる面接・口頭試問にも取り組みます。資格の知識と地域の探究を組み合わせ、本人の経験で語れる推薦対策です。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


